障害者みたいな設定で妖怪が人間社会に生まれるようになったらどうなるかを現実的に考えてみるという、あまり見たことのない視点から描いた作品です。
このオリジナリティから最初数話はとても楽しみに見ていたのですが、ハーレムが完成してから一気に失速しました。
障害者に対する現代の問題的な視点で続けていけばよかったものを、いらんハーレムものにしてしまったために非常につまらないものになってしまいました。
原作の編集のせいでしょうか?いい加減テンプレートに沿ってモノをつくらせるのを止めていただきたいです。
また、なんで出てきた?と思わせるようなキャラが多く、尺の無駄であると思います。
話に必要なキャラであるなら出してもいいと思いますが、その後ほとんど話しの筋に関わってこないならアニメでは出す必要がなかったのでは?
特に物理学者かポスドクか知りませんが、中学生並みの知識を披露していてこちらが恥ずかしくなりました。黒板の数式も。ろくな取材をせずに下手に触るなら出さないほうが良かったです。
そして演出が全体的にもやーっとした印象で、緩急がつけられていません。
現実的な内容であるにも関わらず夢の中にいるような、アンバランスな作画でした。
考察してみたり友達ができたりデートしてみたり、テーマは一つにしないとまるで自己承認欲求の強い中学生が作った話のようです。
色んなことがしてみたかったのかもしれませんが、見ている側からするとあっちこっちフラフラしていてまとまりがないようにしか見えません。
最初期待が大きかっただけに残念でした。