趣味でヒーローをやっている者だ
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「趣味でヒーローをやっている者だ」
「なんだ、その適当な設定は。
私は人間どもが環境汚染を繰り返すことに
よって生まれたワクチンマンだ」
ワクチンマンの方が断然説得力がある。
悲劇とか示唆とか含みとか、
身体に悲哀と物語性が刻まれている。
対照的に、のっぺりとした表情の主人公。
「これがワンパンマンか」
初めて知人に本作を教えてもらった時
大多数と同じく「アンパンマン」のパロと思った。
命名にそういう狙いもあっただろう。
(正式にはワンパンチマンの略)
でもそんな単純でもないようだ。
第一絵がきれいだ。
「アンパンマン」の牧歌的な絵柄を
想像していたので意外だった。
設定も現代社会だし、空気感と距離感も今風だ。
力みがなく、シニカル。
「この少子化時代にガキを殺すなんて見過ごせん」
そこっ!と突っ込みたくなる。
いい意味で裏切られ感があった。
そういえば無気力というか空虚な様って
悟った修行者の境地だった。
禅では「大愚」って言うのかな。
「無為」とか「諦念」でもいい。
中島敦の小説『名人』もそうだった。
深い。
- ストーリー
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- 作画
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- キャラクター
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- 音楽
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- オリジナリティ
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- 演出
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- 声優
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- 歌
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満足度
5.0
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2024-03-31 10:17:57