tasukarichanさんの評価レビュー
»一覧へ文学的。
観賞手段:劇場文学にアニメ描写がついた作品、といった印象。 どこかで見たような設定、ストーリー、そこにとくべつ壮大なものがないながら、どうしてか繊細で、感性にうったえかけてくる。 後半に進むに連れ、杏奈の表情、(とくに涙!)はふるえるほど、魅力的。 音楽は、アリエッティのような化学反応を期待しすぎたせいか、印象薄。 監督もインタビューでおっしゃっていたが、アニメならではの表現があるものでは全くない。実際観賞してみても、たしかにこれなら文字で読む方が、想像力があるぶんすばらしいものになるのではとおもう。(子どもの頃読んでいた小説たちにそっくり。) 果たしてこれをアニメで表現する必要があったんだろうか?と、観終わった後におもってしまう。 それでも、面白くなかったと言えないのは、これだけささいな物語だったにもかかわらず、観終わったあとの透明感が心に残ったからだとおもう。
- ストーリー
- 4.0
- 作画
- 5.0
- キャラクター
- 4.0
- 音楽
- 3.5
- オリジナリティ
- 2.5
- 演出
- 5.0
- 声優
- 3.0
- 歌
- 3.5