tasukarichanさんの評価レビュー

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文学的。

観賞手段:劇場
文学にアニメ描写がついた作品、といった印象。

どこかで見たような設定、ストーリー、そこにとくべつ壮大なものがないながら、どうしてか繊細で、感性にうったえかけてくる。
後半に進むに連れ、杏奈の表情、(とくに涙!)はふるえるほど、魅力的。
音楽は、アリエッティのような化学反応を期待しすぎたせいか、印象薄。
監督もインタビューでおっしゃっていたが、アニメならではの表現があるものでは全くない。実際観賞してみても、たしかにこれなら文字で読む方が、想像力があるぶんすばらしいものになるのではとおもう。(子どもの頃読んでいた小説たちにそっくり。)
果たしてこれをアニメで表現する必要があったんだろうか?と、観終わった後におもってしまう。

それでも、面白くなかったと言えないのは、これだけささいな物語だったにもかかわらず、観終わったあとの透明感が心に残ったからだとおもう。
tasukarichan
tasukarichan
ストーリー
4.0
作画
5.0
キャラクター
4.0
音楽
3.5
オリジナリティ
2.5
演出
5.0
声優
3.0
3.5
満足度 3.5
いいね(0) 2014-08-05 22:33:08

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