京都を舞台にした家族愛の物語でした。
観賞手段:CS/BS/ケーブル
正直期待していなかったのですが、ハマってしまいました。
家族、兄弟、親心、愛憎入り組んだ物語は、秀逸だったと思います。
ただし第1話は掴みとしては若干弱いので、
第2話とセットで視聴した方が良いと思いました。
狸と人間と天狗が入り乱れる世界観はオリジナリティに溢れていたと思います。
久米田康治のキャラデザを作画は上手く生かしていました。
若いお姉ちゃんをチラ見するw人力車が個人的にツボでしたw
最後まで力尽きることなく感情を揺さぶり続けた演出(原作)には脱帽です。
下鴨総一郎の子供を思う気持ちは涙を誘ったのではないでしょうか。
駄目兄貴連中や、飄々としている弥三郎等、共感できるキャラクターが
沢山登場していたのも、他の作品にはない魅力と言えるのではないでしょうか。
声優に関しては、櫻井孝宏さんの飄々とした演技が好印象でした。
同時期放送の「犬とハサミは使いよう」での微妙な印象を払拭して余りある
と僕は感じましたが、視聴者の大半の方もそう感じたのではないでしょうか。
斎藤滋さんによる、少しとぼけた味わい、どことなく和風の音楽も
世界観に合致していたと思います。
歌に関してはOPは力が入りすぎかな?と当初はかんじたものの
最終話まで視聴すると、狸らしい歌で、コレで良かった様に印象が変化しました。
EDは爽やかな読後感的で作品の世界観を壊すことなく、
寄り添う感じで良かったと思います。
- ストーリー
- 5.0
- 作画
- 4.5
- キャラクター
- 5.0
- 音楽
- 5.0
- オリジナリティ
- 5.0
- 演出
- 5.0
- 声優
- 5.0
- 歌
- 4.0
満足度
5.0
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2013-10-26 20:16:24