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自分たちの歌唱担当ではない「アイカツスターズ!」から選んだ訳
── 「タキシード・ミラージュ」をチョイスされてますが、みなさん「美少女戦士セーラームーン」世代になるわけですか?3人 ええ。はい。ズバリ世代ですね。
ささかま だから懐かしいなぁ!って。でも大人になった私たちだからこその解釈で歌いたいなって。当時は小さかったから、「三日月のシャーレ」ってなんだろう?とか(笑)。もっとも歌詞は雰囲気優先だから、今でも具体的にはよくわからないんですけど(笑)。でもそのムードを深く感じ取れて、大人っぽく歌えたと思います。
霧島 当時聴いてたときはすごく大人っぽい曲だし、雰囲気満点のEDの映像も美しい!って。しかも歌詞も「お願いよ、キスをやめないで」って幼稚園や小学生にはまだ早い感じが、ちょっとセクシーで。そこが今のMia REGINAに合うかなって。実際3人の歌声はちょっと切なさもはらんで、イイカンジに揃っているなぁと思ってます。
── 「セーラームーン」の楽曲から、特にこれを選んだのは「大人っぽさ」からですか? 霧島 それもありますけど、楓裏さんも知ってるからメチャクチャ定番曲だと思って選んだんです。でも、どうやら定番ではないらしくて(笑)。
上花 「セーラームーン」はちっちゃい頃から見てたので、「タキシード・ミラージュ」は知ってたんです(笑)。
ささかま 私たちの中の基準として、楓裏さんが知ってるアニソンは「一般的」なんです(笑)。
霧島 だから、「セーラームーン」の曲の中でも特に一般的だと思いこんでたと(笑)。
ささかま でも楓裏さん、「セーラームーン」の曲は全部知ってたんだよね(笑)。
上花 うん(笑)。
霧島 じゃあ、別の可能性もあったかも(笑)。ただやっぱり「セーラームーン」の歌の中では、大人っぽいというか、思春期少し前の女の子が背伸びしてる感じ……その年頃の女の子が憧れる「大人の恋模様」という感じがあるので、この曲がいいなぁと思いました。
上花 歌ってみて、「これこれ! 知ってる! 懐かしい!」みたいな気持ちになりました。私も当時ドハマリしてたので、毎日のように近所のお姉ちゃんとセーラームーンごっこをしてました。うふふ(笑)。
ささかま 誰役だったの?
上花 私、ヴィーナスが好きだったから、ヴィーナス役。
霧島 私と丸被り!(笑)。
── ささかまさんは? ささかま 私はみちるです。強い女性が好きなんです(笑)。
── AIKATSU☆STARS!の「STARDOM!」は、オシャレなジャズアレンジですね。 ささかま この曲と「Non stop road」がビッグバンドアレンジです。「アイカツ!」のキャラクターのイメージからあえて外して……。このアレンジは「今の私たちが解釈して歌う『STARDOM!』」という、ガラッと違った雰囲気で見せられた、すごくいい方向性だなと思いました。
上花 私は「アイカツ!」の曲というのはそんなに意識しないで歌いました。アレンジも全然違ってるので。なので、今回のアレンジに寄り添って歌う感じにしました。
霧島 私たちは「アイカツ!」をきっかけにして、3人でデビューして憧れのアニソンの世界へ飛び込んだ。そんな私たちを見て、さらに憧れてくれる人もいると思うんです。そういう「新たな憧れ」がテーマのこの歌詞が、今の私たちに合ってるんじゃないかなって。それとあえて後輩たちの楽曲から選んだほうが、シリーズ全体へのリスペクトの意味でもピッタリだなと思ったのもあります。
── 「Non stop road」は「アイカツ!」で美月役だった寿美菜子さんがメンバーの、スフィアの曲ですね。美月の歌唱担当だったささかまさんは、やはり特別な気持ちが? ささかま 寿さんが歌っている楽曲ですから、もちろん緊張もしました(笑)。ただ「アイカツ!」に関わる前からディアステージで、私たちで歌わせてもらっていた曲なんです。だから元々好きな歌で、こうやって公式な形で歌えるのもうれしかったです。それとスフィアさんは、ある意味で神聖な存在でもありますし。
── 元々スフィアの曲をよく歌っていて、「アイカツ!」で偶然にも美月の歌唱担当になったという流れなんですね。 ささかま そうです。最初に「歌唱担当をしてもらう美月の声優は寿さんです」と聴いた瞬間、「ウソでしょ!」って(笑)。もう緊張しました。
── 霧島さん、上花さんのスフィアやこの曲についての印象は? 霧島 「Non stop road」は、「アイカツ!」のスーパーバイザーの水島精二さんが監督された「夏色キセキ」の曲なんですね。「アイカツ!」の木村隆一監督も「夏色キセキ」で演出をされていて、それがあったから寿さんとの縁ができて「『アイカツ!』をみんなと一緒にやることができたんだ」とお2人から聴いたことがあったんです。そういう「繋がり」もあるので、スフィアさんから選ぶならこれでしょって。悩まずに決まりました。
上花 やっぱり以前からみんなで歌ってたこともあるんですけど、1度スフィアさんのライブを見に行かせてもらったことがあって、「すごい!」って感激したんですよ。それで今回、この歌を唄えるとなってすごくうれしかったです!