全11話で作るには無理があった。
観賞手段:テレビ、動画サイト
劇場版の製作が先行して、それまでの話題作りに後から2期製作が決まったと聞く。最初から1クールしか放送枠が確保できなかったため、ストーリーをこなすだけで尺が尽きてしまった感じである。
とにかく画面にはシビュラシステムの欠陥部分しか出てこない為、世界観の説得力が涌いて来ない。常守朱が憎悪しつつも今は全力で守るべきシステムの筈なのに、そこに同調できないのは致命的である。
また、敵方の鹿矛囲にしても信者を引き連れるカリスマを持つ敵と劇中で語られているが、それを裏付ける描写が無くただただ台詞だけで賛美されているのみで、これもまた説得力に欠ける。
やはりシビュラは平時において市民の役に立ち盤石な安定を確保している大前提は描かれるべきだったし、鹿矛囲のカリスマ性を納得させるだけの言動描写も描かれるべきだった。
アイディアは悪くなかったし、筋立ても悪くはなかった。本来もっともっと面白く作れるだけのネタを、こんな風に使い潰してしまうとは実に勿体ない。
2クール確保出来たときに作られていれば。
また、マキシマポエムと揶揄はされたが会話劇が魅力であった1期に比べて、2期の言葉の選び方は知性に欠けるのも残念だ。
- ストーリー
- 2.0
- 作画
- 3.0
- キャラクター
- 3.0
- 音楽
- 3.0
- オリジナリティ
- 3.0
- 演出
- 2.0
- 声優
- 4.0
- 歌
- 5.0
満足度
2.0
いいね(0)
2015-01-10 23:16:18