2001年4月から2002年3月まで放送していたアニメで、デジモンシリーズの3作目です。
いままでのデジモンアドベンチャー(無印)とデジモンアドベンチャー02は冒険ものといったイメージでしたが、このテイマーズはサイバー、デジタルといったイメージが強いです。
主人公の啓人(タカト)は全2作の主人公のような熱血スポーツ少年、リーダーというイメージではなく、おっとりした普通の男の子です。友達とカードゲームをしたり、オリジナルデジモンをスケッチしたりと、どこにでもいる男の子で、視聴者が共感しやすいキャラクターです。
そんな彼が想像していたオリジナルデジモンのギルモンが実体化し、現実世界に迷い込んできたデジモンをギルモンや、他のデジモンをパートナーに持つ子供(テイマー)のジェンや留姫とともに倒していく前半から、後半はデジタルワールドに旅立ち、デジタルワールドの秘密を知り、ついに戦いの場は西新宿へ、そして仲間が捕われ…と話は急展開に次ぐ急展開で、とても続きが気になります。
それぞれが抱える悩み、そして少しずつ成長していくテイマーたち。そんな心情を丁寧に描くのはデジモンシリーズだからこそだと思います。
他の作品よりも繊細で少しダークな雰囲気のテイマーズ。続きが見たかったなと今でも思っています。