X58搭載マザーが各社から一斉発売！　LGA1366対応、29,980円から

Intelの最新チップセット「X58」を搭載したマザーボードが「Core i7」と同時に深夜販売に登場。16日0時に各社より一斉発売となった。




「X58」は、インテルの新型CPU「Core i7」向けとなるハイエンドチップセット。従来モデルとは異なり、メモリコントローラ機能を内蔵していないのが特徴で、今までの「ノースブリッジ」という呼び名を、従来の「MCH（Memory Controller Hub）」から「IOH（I/O Hub）」に変えて区別している。

また、PCI Express 2.0を最大36レーンサポートし、従来から対応しているATI CrossFireのほか、新たにNVIDIA SLIを正式サポート。製品によっては2つ以上のマルチGPU環境を構築可能となっている。サウスブリッジは、「X48」チップセットにも採用されている「ICH10/10R」を使用している。



今回発売となったマザーボードは、Intel（1製品）、ASUS（3製品）、GIGABYTE（2製品）、MSI（2製品）、FOXCONN（1製品）の5社9モデル。各社ともチップセットに「X58+ICH10R」を搭載したLGA1366対応ATXマザーボードになる。

主な違いは、水冷＆空冷に対応する大型の冷却機構の装備や、各種オーバークロック機能、独自の省エネ/省電力技術など。とくにASUSのハイエンドモデルである「Rampage II Extreme」には、リアルタイムで動作電圧や動作クロックを調整するボタン「TweakIt」がマザーボードのメインパワーコネクタ付近に備えられている。

各店での販売状況をうかがったところ、ASUSのゲーマー向けブランド「R.O.G.」シリーズのハイエンドマザーボードである「Rampage II Extreme」が一番人気で、入荷本数が極小だったこともあってか「瞬殺だった」とするショップもあった。また、各社上位モデルと「Core i7」の最上位である「Core i7-965 Extreme Edition」（約11.4万円）の同時購入も多かったとのこと。


なお、 Intel「DX58S0」の初回ロット分にBIOS上での不具合があったため、注意書きを掲示するショップや対策済みの最新BIOSを入れたUSBメモリをセットにして販売するショップなどもみられた。また、MSI両モデルにも、BIOS更新機能「M-FLASH」を使用すると、最悪の場合BIOSが起動しなくなるという不具合があるらしく、近日中に修正版BIOSをリリース予定だという。

主な取扱店と販売価格は以下のとおり。

▼ Intel「DX58S0」 ▼

▼ GIGABYTE「GA-EX58-Extreme」 ▼

▼ GIGABYTE「GA-EX58-UD5」 ▼

▼ ASUS「Rampage II Extreme」 ▼

▼ ASUS「P6T Deluxe/OC Palm」 ▼

▼ ASUS「P6T DELUXE」 ▼

▼ MSI「Eclipse SLI」 ▼

▼ MSI「MSI X58 Platinum」 ▼

▼ FOXCONN「Renaissance」 ▼

【関連記事】
□【赤字乱舞!?】「Core i7」深夜イベント限定特価品/セール情報まとめ（2008年11月14日）
□品切れ必至!?　「Core i7」と同時発売（？）になりそうな「X58」マザーまとめ（2008年11月14日）
□「Core i7」深夜イベント（深夜販売？）、15日夜から16日0時前後に一斉開催！　抽選会や特価品販売も（2008年11月13日）

【価格.com関連リンク】
□パソコンパーツ-マザーボード
□クチコミ掲示板：アキバ-PCパーツ


【取材協力ショップ】：ツクモeX.＆BLESS秋葉原本店＆クレバリー1号店＆T-ZONE PC DIY SHOP＆TWOTOP秋葉原本店＆ドスパラ 秋葉原本店