「Core i7」の動作デモが一斉開始! 予価提示や各社X58搭載マザーも続々と

2008年11月04日 23:590

※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。

Intelの新型CPU「Core i7」(開発コードネーム:Nehalem)の動作デモがアキバの複数のPCパーツショップで始まった。






Intel「Core i7」は、Intelの次期主力CPUとされるクアッドコアCPU。従来のCore 2 Quadシリーズとは異なり、1ダイに4つのCPUコアを搭載し、Pentium 4でも採用されたHyper-Threading機能に対応しているため、4コア×2スレッド=8スレッド実行が可能となっている。ソケットは新型の「LGA1366」。

また、従来チップセット側にあったメモリコントローラーをCPUに内蔵しており、CPU-メモリ間のメモリレイテンシを大幅に削減。CPUの待ち時間を少なくすることで大幅な処理向上が期待できる。このほか、”QPI”と呼ばれるFSBに変わる高速なシリアルバスが採用されたのも特徴だ。なお、CPUのキャッシュ構成は従来の2次キャッシュ構成から3次キャッシュ構成に変更され、各コアあたり32KBの1次キャッシュ、256KBの2次キャッシュのほかに、各コア共有で8MBの3次キャッシュが用意される。

ラインナップは、「Core i7-920」「Core i7-940」「Core i7-965 Extreme Edition」計3モデルで、今回のデモ動作で使われたのは最下位モデルの「Core i7-920」と最上位モデル「Core i7-965 Extreme Edition」の2種類。主な仕様は以下のとおり。 (動作クロック/L3キャッシュ/メモリ/TDP/QPI)

「Core i7-920」 2.66GHz/8MB/DDR3-800or1067/130W/4.8GT/sec
「Core i7-940」 2.93GHz/8MB/DDR3-800or1067/130W/4.8GT/sec
「Core i7-965 Extreme Edition」 3.20GHz/8MB/DDR3-800or1067(ロックなし)/130W/6.4GT/sec


なお、一部店舗においては、各モデルの価格と販売時期が発表された。それによると予価は、「Core i7-920」が3万円台半ば、「Core i7-940」が6万円台中~後半、「Core i7-965 Extreme Edition」が11万円台後半程度となり、販売時期はいずれのモデルも11月中を予定しているとのこと。

以下、各店のデモ状況。


○ MSI製とIntel純正、2枚のX58マザーを使っての動作デモ<ドスパラ秋葉原本店>

akiba20081104__2453.jpgドスパラ秋葉原本店では、IntelとMSIの2枚のX58マザーを使っての動作デモ実施。搭載CPUなどは異なるが、秋葉原では唯一2モデル同時の動作デモを実施している。

主な構成は、MSIマザーが、CPUはIntel「Core i7-965 Extreme Edition」、マザーボードがMSI「Eclipse SLI」、メモリは「DDR3-1333(1GB×3枚)」、ビデオカードが「GeForce 9800 GTX+」。Intelマザーが、CPUはIntel「Core i7-920」、マザーボードがIntel「DX58SO」、メモリは「DDR3-1333(1GB×3枚)」、ビデオカードが「GeForce 9500 GT」。

MSIマザー側には、消費電力測定用としてワットチェッカーが接続されており、8スレッドアイドル時が140W、負荷時が220Wとなっているのが確認できた。このほかにも、RAMDISKを用いたベンチマーク測定など、各種ベンチマークを行っている。

akiba20081104__2464.jpg akiba20081104__2462.jpg akiba20081104__2454.jpg 20081104235900.jpg
MSI「Eclipse SLI」 Intel「DX58SO」 各種ベンチマーク測定
販売時期&予価一覧

○ Intel純正X58搭載マザーを使ってのCrossFire動作デモ<BLESS秋葉原本店>

akiba20081104__2419.jpgBLESS秋葉原本店では、Core i7シリーズとRadeon HD 4850×2枚のCrossFireデモを実施している。


主な構成は、CPUがIntel「Core i7-965 Extreme Edition」、マザーがIntel製X58搭載マザーボード、メモリがUMAX「Cetus DCDDR3-2GB-1333(1GB×3枚)」、ビデオカードがSAPPHIRE「Radeon HD 4850 512MB」。

3Dベンチマークソフト「Futuremark 3DMark06」をループで動作中。

akiba20081104__2420.jpg akiba20081104__2422.jpg akiba20081104__2418.jpg
SAPPHIRE製Radeon HD 4850ビデオカード2枚のCrossFireデモ
8スレッド動作

○ Intel純正X58搭載マザーを使ってのIntel製SSD動作デモ<T-ZONE PC DIY SHOP>

akiba20081104__2449.jpgT-ZONE PC DIY SHOPでは、Core i7シリーズとInte製SSD「X-25M」のデモを実施している。

主な構成は、CPUがIntel「Core i7-965 Extreme Edition」、マザーはIntel製X58搭載マザーボード、メモリがCentury「DDR3-2GB-1066(1GB×3枚)」。

各種ベンチマーク結果を表示中。

akiba20081104__2445.jpg akiba20081104__2442.jpg akiba20081104__2450.jpg akiba20081104__2452.jpg
 



○ Intel製X58搭載マザー「DX58SO」を使ってのPhysX+SLI動作デモ<ツクモeX.>

akiba20081104__2416.jpgツクモeX.では、Core i7シリーズとGeForce 9800 GX2とGeForce 8800 Ultraを使ってのSLI+PhysX動作デモを実施している。

主な構成は、CPUがIntel「Core i7-965 Extreme Edition」、マザーはIntel「DX58SO」、メモリがCORSAIR「TR3X3G1333C9G(1GB×3枚)」。

そのほか、各種ベンチマーク結果を表示中。

akiba20081104__2412.jpg akiba20081104__2414.jpg akiba20081104__2415.jpg
ケース内部の様子 PhysX+SLI切替画面
デモ機の詳細

【関連記事】
MSI製「X58」搭載(?)ハイエンドマザー「Eclipse」展示開始! おそらく「Core i7」に対応(2008年10月31日)
「Core i7」対応/「X58」チップセット搭載(?)のFOXCONN製マザーボードの展示が開始! CPUソケットは「LGA1366」(2008年10月29日)
「Core i7」向けのDDR3メモリ(3枚セット)がCORSAIRから登場! X58マザーでの動作検証済(2008年10月28日)

【価格.com関連リンク】
パソコンパーツ-CPU
パソコンパーツ-マザーボード
□クチコミ掲示板:アキバ-PCパーツ

【関連リンク】
Intel

【取材協力ショップ】:ツクモeX.&BLESS秋葉原本店&T-ZONE PC DIY SHOP&ドスパラ 秋葉原本店

ログイン/会員登録をしてこのニュースにコメントしよう!

※記事中に記載の税込価格については記事掲載時のものとなります。税率の変更にともない、変更される場合がありますのでご注意ください。