「DIY PC EXPO 2008 Autumn」で発見した注目の新製品! Cellカード、Radeon HD 4850 X2など

2008年11月04日 20:300

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インテルや日本AMD、NVIDIAなど計20社以上のPCパーツメーカーが参加した自作向けPCパーツのイベント「DIY PC EXPO 2008 Autumn」が11月2日(日)~3(月・祝)に、秋葉原コンベンションホール(秋葉原ダイビル2階)で開催された。


PCパーツイベント「DIY PC EXPO 2008 Autumn」開催! 新製品展示やセミナーを実施




今回のイベントは、各PCパーツメーカーの新製品や未発表製品の展示、各種セミナーなどを中心とした、自作ユーザーなら誰でも楽しめるPCパーツの総合イベント。会場内には、東芝製ストリームプロセッサ「SpursEngine」を搭載したLeadtek製カード「WinFast PxVC1100」をはじめ、Radeon HD 4850 X2を搭載したSAPPHIRE製ビデオカード、デュアルコアAtom(Atom 330)を搭載したMSI製Mini-ITXマザーボードなど、注目の未発表製品の数々が展示された。

また、セミナーでは、Seagate社の「HDDに関する素朴な疑問」、Leadtek社の「映像編集の新たな世界」などが行われたほか、会場奥では、自作PC体験コーナーが設けられ、自作初級者や上級者、メーカー担当者が交流できるスペースも設けられた。

○ Cellベースのストリームプロセッサ「SpursEngine」を搭載した
  Leadtek製カード「WinFast PxVC1100」

20081104203000.jpg会場内で一際目を引いたのは、Cellベースの東芝製ストリームプロセッサ「SpursEngine」を搭載したLeadtek製カード「WinFast PxVC1100」の展示だ。先日開催されたCEATEC JAPAN(シーテックジャパン) 2008にも出展された製品で、CPUと比べて高速な動画の編集やトランスコード、SD画質からHD画質へのアップコンバート機能などを搭載しているのが主な特徴だ。


会場では、製品に付属する「SpursEngine」対応動画編集ソフト「DVD Movie Writer」を使ったデモや、CRI・ミドルウェアがH.264高速エンコード技術デモの展示/解説も行われた。また、カードを小型筐体に入れたPCなどが「応用例」として展示されていた。

主な仕様は、インターフェイスがPCI Express x1、搭載メモリが128MB XDR DRAM。11月上旬発売予定。

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「応用例」として展示された小型PCに 搭載された「WinFast PxVC1100」

○ Radeon HD 4850 X2搭載のSAPPHIRE製ビデオカード

そして、会場内にはもうすぐ登場すると噂される「Radeon HD 4850 X2」が展示された。末尾に「X2」と付くものはデュアルGPUになっているのが最近の通例であるが、詳しい仕様などは不明のまま。同社によると「Radeon HD 4870とRadeon HD 4870 X2の中間に位置するモデル」としている。

搭載メモリはGDDR3 512MB、コアクロック625MHz、メモリクロック993MHz。ブラケット部にはDVIコネクタを4個備える。

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「Radeon HD 4850  X2」を搭載したSAPPHIRE製ビデオカード。背面部のブラケットにDVIコネクタを4コ備える。2スロット仕様で冷却機構に2基のファンとヒートシンクを搭載する。

○ デュアルコアAtom(Atom 330)採用のMSI製Mini-ITXマザー

akiba20081102-5141.jpgMSIブースでは、デュアルコアAtomを搭載したMini-ITXマザーボードが展示された。今のところインテル純正品以外のデュアルコアAtomを搭載したMini-ITXマザーは販売されていないだけに、発売時期が気になるところだ。


MSIのAtomマザー(シングルコア)といえば、Mini-DTX風のフォームファクターを採用していたが、今回からはDIMMスロットを1本削った一回り小さいMini-ITXフォームファクターを採用している。

主な仕様は、チップセットがインテル945GC+ICH7。DIMMスロット×1、PCIスロット×1、主なオンボードデバイスがSATA×2、IDE×1、100base-TX、USBなど。

○ 会場内で見つけた多数の製品

このほか、各社ブースにはRadeon HD 4000シリーズを搭載したビデオカードやGeForce 9600GT搭載ビデオカード、各種マザーボード、LGA1366にも対応するCPUクーラーなど多数の製品が展示されていた。なかには、マイクロ冷却システムを導入したPCや、USB接続の手で持ちながら簡単にVGAカードをオーバークロックできる簡易コンソールなど一風変わった商品もあった。

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Radeon HD 4830搭載Forced3D製ビデオカード 独自クーラー登載モデル Radeon HD 4850搭載Forced3D製ビデオカード 独自クーラー「TWIN Turbo」搭載モデル
Radeon HD 4870搭載Forced3D製ビデオカード 独自クーラー「TWIN TURBO」搭載モデル
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GeForce 9600GT搭載MSI製ビデオカード「N9600GT Diamond 512M」 。同社の省電力技術「DrMOS」を搭載する初のVGAカード。 ブラケット部にはHDMIやDisplayPort、DVIのほかに S/PDIF入力端子や第2世代OC buttonを備える。 コアクロックは650MHz、メモリクロックは1,700MHz。
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nforce 630i搭載ZOTAC製Mini-ITXマザーボード GeForce 9300搭載MSI製MicroATXマザーボード「P7NGM-Digital」。 nforce 750a搭載ZOTAC製ATXマザーボード。
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LGA1366対応CPUクーラー「Spin Q(CL-P0466)」 LGA1366対応CPUクーラー「BigTyp VP(CL-P0477)」
LGA1366対応CPUクーラー「Big Typ 14 Pro(CL-P0456)」
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LGA775対応ZALMAN製CPUクーラー「CNPS9900LED」 ZALMAN製電源ユニット。容量770W。

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冷却方法にマイクロ冷却システムを導入したPC。
ZOTAC製VGA用オーバークロックコンソール。手で持ちながら簡単にVGAカードのオーバークロックが行える。USB接続。
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3R SYSTEMの大画面液晶モニタ一体型ケース「L-2000」。VESAマウント搭載により、22インチまでに対応している。

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