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「GeForce 9300」チップセット搭載マザーが初登場！　ASUS製、約1.5万円

2008年10月30日 20:000

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NVIDIA製新型チップセット「GeForce 9300 mGPU（以下、GeForce 9300）」を搭載したマザーボード「P5N7A-VM」がASUSより発売となった。

NVIDIA「GeForce 9300」は、Intel製CPUに対応したグラフィックス機能統合型チップセットの新モデル（日本時間2008年10月15日発表）。GeForce 7 mGPUシリーズとは異なり、サウスブリッジ（nForce 730i）を統合した1チップ構成となっているのが特徴である。

また、新たに「Hybrid PhysX」という機能が用意されたのも特徴で、別途ビデオカードを搭載した際にGeForce 9300を「NVIDIA PhysX」アクセラレータとして使用するというもの。mGPUがPhysX機能を担当することによって、ビデオカードは描画処理を集中的に行えるようになり、結果トータルパフォーマンスを向上することが可能になるという。なお、現時点でこの機能を利用できるのはWindows Vistaのみとなる。

このほか、GPUを演算用途で活用するGPGPU技術「CUDA」や動画再生支援機能「Pure Video HD」、mGPUとビデオカードを連携してパフォーマンス向上を図る「Hybrid SLI」などもサポートする。ただし、「Hybrid SLI」は内蔵グラフィックスと外部ビデオカードの連動機能「GeForce Boost」利用時のみの対応で、要求されるパフォーマンスに合わせて外部ビデオカードと内蔵グラフィックスを使い分ける省電力機能「Hybrid Power」には非対応となっている。

内蔵グラフィックス機能の主な仕様は、シェーダープロセッサ数16基、コアクロック450MHz、シェーダークロック1,200MHzで、DirectX10に対応。ちなみに、同時発表となった上位モデルの「GeForce 9400 mGPU」との違いはコアクロック（580MHz）とシェーダークロック（1,400MHz）のみで、そのほかの仕様は全て同じとなる。

今回発売となったASUS「P5N7A-VM」は、チップセットに「GeForce 9300」を搭載したLGA775対応MicroATXマザーボード。最大の特徴は、バックパネル部のI/OにDisplayPort/HDMI/DVI/VGAの4系統の映像出力を備える点。デジタル出力の3系統（DisplayPort/HDMI/DVI）はそれぞれ排他関係にあるため同時利用はできないが、一般的な映像出力端子をフル装備しているのは大きな魅力といえるだろう。

主な仕様は、拡張スロットがPCI Express x16（2.0）×1、PCI Express x1×1、PCI×2。各種オンボードデバイスは、映像出力コネクタ（HDMI/DisplayPort/DVI/VGA）、8chサウンド、ギガビットLAN、SATA×5（RAID対応）、eSATA、IDE、USBなど。対応メモリはDDR2-800/667の4スロット（最大16GB）となっている。

価格は、BLESS秋葉原本店とT-ZONE PC DIY SHOPとドスパラ秋葉原本店で15,480円。