「Radeon HD 4850」搭載ビデオカードが発売! 価格は2万円台中盤

2008年06月20日 23:000

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AMD製GPU「Radeon HD 4850」(6月19日発表)を搭載したビデオカードが、秋葉原のPCパーツショップで発売となった。




「Radeon HD 4850」は、既存の「Radeon HD 3800」シリーズに置き換わる新GPU「Radeon HD 4000」シリーズの下位モデル。NVIDIAのGeForce 9800 GTXへの対抗モデル的な位置づけとなる。

製造プロセスは「Radeon HD 3800」シリーズと同様の55nmを採用しており、現行のAMD製シングルGPU「Radeon HD 3870」と比べて、ストリームプロセッサ数が320→800、テクスチャユニット数が16→40と増加している。クロックはコア/シェーダともに625MHzで、メモリが2GHz相当。メモリのサポートはGDDR3までとなり、インタフェースは従来同様の256bitとなる。

また、ビデオのデコードをGPUで処理させる「UVD」が「UVD2」に進化し、Blu-rayなどで採用されているMPEG2やH.264動画のハードウェアデコード処理以外にも、デコードした動画の中にさらに別のデコード動画を表示する「ピクチャーインピクチャー」機能やDVDなどのアップスケール機能などの映像系処理が新たに追加された。

インターフェースは、PCI Express 2.0に対応し、映像出力はHDCPやHDMIに対応する。また、DirectX 10.1とShader Model 4.1に対応する点は従来の「Radeon HD 3800」シリーズどおり。最大消費電力は110W。


今回発売となった「Radeon HD 4850」搭載カードは、MSI「R4850-T2D512」、SAPPHIRE「Radeon HD 4850 512MB GDDR3 PCIE」、PowerColor「AX4850 512MD3-H」の3製品。

いずれもシングルスロットモデルで、メモリにGDDR3 512MB、デュアルDVI出力、6ピン電源などを装備している。ただ、MSI製品のパッケージには「OCモデル」と表記されている(クロック等は不明)。

価格は、T-ZONE PC DIY SHOPでMSI「R4850-T2D512」が24,800円、SAPPHIRE「Radeon HD 4850 512MB GDDR3 PCIE」が24,580円、PowerColor「AX4850 512MD3-H」が23,800円。

BLESS秋葉原本店でSAPPHIRE「Radeon HD 4850 512MB GDDR3 PCIE」が23,980円、PowerColor「AX4850 512MD3-H」が22,980円。

ツクモeX.でSAPPHIRE「Radeon HD 4850 512MB GDDR3 PCIE」が24,480円。

クレバリー1号店でSAPPHIRE「Radeon HD 4850 512MB GDDR3 PCIE」が27,798円(バルク)。

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MSI「R4850-T2D512」
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SAPPHIRE「Radeon HD 4850 512MB GDDR3 PCIE」


なお、TWOTOP秋葉原本店でも近日中に入荷とのことで、予価はSAPPHIRE「Radeon HD 4850 512MB GDDR3 PCIE」24,980円、MSI「R4850-T2D512」25,980円、玄人志向「RH4850-E512HWS」23,480円となっている。


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