【アキバ買い物紀行】アキバ総研スタッフのSのムダ遣いバンザイ!ヽ(`д´)ノ 第4回

2009年04月06日 18:000

※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。

20090406180000.jpg「アキバ総研編集部」連載コラム第27回(文:AS)

こんにちは、春の新作ラッシュもひと段落し(今月は今月で欲しいソフトが盛りだくさんですが…)、昨年末から積み上げてきたバベルタワー(ゲームソフトの山)を崩そうと重い腰を上げ始めたAS(アキバ総研スタッフのS)です(´ー`)

そんなわけで今月は「積みゲー消化月間」と称して、購入したもののあまりプレイしていなかったゲームソフトを中心にレビューをお届けしたいと思います。

栄えある(?)「積みゲー消化月間」第1回目は、「オトメディウスG(ゴージャス!)」をご紹介します。

オトメディウスG(ゴージャス!)

(発売日:2008年11月20日 対応機種:Xbox 360 ジャンル:シューティング メーカー:コナミ)

『オトメディウスG(ゴージャス!)』は、アーケードで稼働中の横スクロールシューティングゲーム『オトメディウス』に、家庭用オリジナルモード「ゴージャスモード」を追加したアッパー移植作品です。

タイトルに“オトメ”とあるとおり、自機や敵キャラクターが女の子になっているなど、「萌え」要素を前面に推し出したゲームデザインが特徴です。登場キャラクターのデザインは「ケロロ軍曹」などで有名な漫画家・吉崎観音氏が担当しており、シューティングファンだけでなく幅広い層から人気を集めています。

『オトメディウス』のゲームシステムは、同社の名作シューティングゲーム『グラディウス』シリーズを踏襲したものですが、「プレイするステージを選択可能」、「自機の育成要素」、「ネットワークを介して最大3人とスコアを競う“バーサスミッション”」、「バースト攻撃(ボム)の採用」、「オンラインスコアランキング」といった、さまざまな新要素が取り入れられているのが特徴です。

それでは、各モードの特徴とプレイ感をお届けしていきます(´ー`)ノ

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『“オトメ”ディウス』の名のとおり、女の子を前面に推し出したゲームデザインが特徴。従来の『グラディウス』シリーズをベースに新システムを採用した「オリジナルモード」(写真左)と、家庭用オリジナルモード「ゴージャスモード」(写真右)の2つが楽しめます


■アーケード版を再現した「オリジナルモード」 オンライン対戦も可能


アーケード版『オトメディウス』を忠実に移植したメインモード「オリジナルモード」は、6人のキャラクターから1人を選んで4つのステージから3ステージを選択してプレイする「シングルミッション」と、Xbox Liveやシステムリンクを介して3人のプレイヤーとスコアを競う「バーサスミッション」がプレイできるモードです。

私事ですが、アーケード版『オトメディウス』登場時、シューティングゲームが好きな私はワクワクしながらゲームセンターに向かったのですが、萌え要素全開のゲーム画面を見て「プレイしている姿を見られたら恥ずかしいし、家庭用ゲーム機に移植されるのを待とう…三 (lll´Д`)」と逃げ帰ってきたのです(小心者の隠れオタなのです…)。

とはいえ、レビューを書くのにアーケード版をプレイしていないのはマズい、ということで人の少ない時間帯を狙って30回ほどアーケード版をプレイしてきましたが、私のプレイした限り敵の出現パターンや動きに違いは感じられませんでした(細かな違いがあったらゴメンナサイ)。アーケード版からのファンの方も、今までつちかったテクニックはそのまま活用できそうです(´ー`)

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アーケード版の移植モードとなる「オリジナルモード」。移植度はとっても良好です(´ー`)

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プレイヤーキャラは、装備の異なる6人から選択可能です。私のお気に入りは右下のティタ(*´Д`*) 理由は装備が使いやすいからです

さて、『オトメディウス』の移植モードとなる「オリジナルモード」では、「残機設定」システムの変更と「バースト攻撃」という新システムが採用されています。

「パワーアップカプセルを回収して自機を強化していく」という基本的なゲームシステムは『グラディウス』シリーズと同じですが、自機の残機設定がシールド+残機制になっているのが大きな変更点です。

『オトメディウス』では自機はシールドを装備した状態でスタートし、攻撃を受けるごとにシールドが減少。シールドが0の状態で攻撃を受けると1ミスとなります。多少の攻撃を受けても先に進むことができるので、シューティングゲーム初心者でも気軽に楽しめるのはうれしいところです。

新システムの「バースト攻撃」は、バーストゲージを消費して発動できる特殊攻撃です。「バースト攻撃」には、画面上のすべての敵にダメージを与えて敵弾をすべてを消すことができる「クイックバースト」と、バーストボタンを押し続けてから離すことで敵に大ダメージを与える「ドラマチックバースト(D-バースト)」の2種類が用意されています。

今までの『グラディウス』シリーズにはなかった、いわゆるボム攻撃ですが、初心者ならピンチ時の緊急回避に「クイックバースト」、上級者なら多数の敵が登場するエリアで「D-バースト」を使ってスコア稼ぎをするなど、プレイヤーの腕や状況に合わせて使い分けられる面白いシステムではないでしょうか(´ー`)

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画面上のすべての敵にダメージを与えて敵弾を消す「クイックバースト」。ピンチ時の緊急回避に使えます

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バーストボタンを一定時間押し続けてから離すと、敵に大ダメージを与える「D-バースト」が発動。攻撃箇所を右スティックで指定できます。なお、「D-バースト」で倒した敵はパワーアップカプセルになります

ゲーム終了後にはプレイ内容(被弾率や敵の撃破数など)に応じてプレイヤーキャラクターに経験値が加算され、一定の経験値が貯まるとレベルアップ。新たな装備が使用可能になったり、より高い難易度が選択できるようになる育成要素もあり、「やり込んでみよう」というモチベーションを高めてくれます。とくにRPGが好きな私としては、お気に入りのキャラクターのレベルが上がるのは単純にうれしかったりします(*´ー`)

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ゲーム終了後には、プレイ内容に応じて経験値を獲得。レベルアップすると、新たな装備が使用可能になったり、高難易度のミッションに挑戦することができます

次に、3人のプレイヤーでスコアを競う「バーサスミッション」は、8分間の制限時間内にどれだけスコア稼げるかを競う対戦モードです。

シューティングゲームとしては珍しい対戦モードということで、同じ画面内で敵を奪いあうようなゲームシステムを期待していたのですが、プレイは個別に行うことになります。

予想がハズれた私は「これじゃあ同時にプレイする意味がないじゃん~(´д`)」と思っていたのですが…予想外に調子がよく、ステージ序盤を1位で通過(゚∀゚) 気をよくした私は、「まあ、1位だとウレシイよね。同時にプレイする意味はないけど(´з`)y-~」と余裕をかましてたのですが、ステージ中盤に対戦相手がクイックバーストを発動! すると画面の後方から見慣れない敵が出現し、私のオプションを消していきましたΣ(゚Д゚)!

オプションを失って戦力ダウン&オプションを失ったショックでミスをした私は一気に3位へ…(´・ω・`) その後もスコアを稼げそうなエリアに差しかかるたびにクイックバーストを使われ、結局最下位の3位でゲーム終了となりました。

あとでフレンドに聞いたところ、「バーサスミッション」でクイックバーストを使用すると、他プレイヤーの画面に装備しているオプションを消してしまうお邪魔キャラ「オプションハンター」を送り込むことができるそうです。

さらに「オプションハンター」はクイックバーストを発動した人の順位によって行動パターンが変化するため、上級者ほどあまりスコアを稼げない序盤はあえて低順位に甘んじておき、他プレイヤーの装備が揃い始めた&敵がたくさん出現する頃を狙ってクイックバーストを使用するとのこと。

ようするに、私が序盤で1位になれたのは「踊らされていただけ」だったようです…(つД`)

個別画面でのプレイということですっかりナメていた「バーサスミッション」ですが、クイックバーストを使った戦略性の高いゲーム展開はなかなかのものです。

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3人個別にスコアアタックを行う「バーサスミッション」。「クイックバースト」を使用することで、他プレイヤーにお邪魔キャラ「オプションハンター」を送り込むができます


■ステージクリア型の「ゴージャスモード」 こちらは3人協力プレイが可能


Xbox 360版オリジナルモードとなる「ゴージャスモード」は、2つの追加ステージを含めた全6ステージで構成されたステージを順にクリアしていくステージクリア型モードです。また、画面のアスペクト比が16:9に変更されており、広々としたワイド画面でプレイできるのが特徴です。また「ゴージャスモード」のネットワークプレイでは、Xbox Liveやシステムリンクを介して3人のプレイヤーと協力プレイができる「マルチプレイ」も可能となっています。

ゲームシステムも『グラディウス』シリーズと同じもの(残機制&バースト攻撃なし)が採用されており、昔からの『グラディウス』ファンには、「ゴージャスモード」の方がオリジナルモードに思えるかもしれません(´ー`) なお、クリア時には、各キャラクターごとのエンディングが用意されています。

なお、「ゴージャスモード」には「オリジナルモード」のようなキャラクターの育成要素はありませんが、ゲーム終了時に獲得できるポイントで装備の購入ができる「ショップ」が用意されており、こちらもやり込みがいがありそうです。

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家庭用オリジナルモードとなるステージクリア型の「ゴージャスモード」。こちらはワイド画面に対応しているほか、ゲームシステムも従来の『グラディウス』シリーズと同じものが採用されています

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「ゴージャスモード」ではゲーム終了時に獲得できるポイント「gt」で新たな装備が購入できます

また、「ゴージャスモード」のネットワークモード「マルチプレイ」は、3人のプレイヤーと同じゲーム画面上で協力しながらステージクリアを目指すというものです。こちらはホスト(主催者)がゲームオーバーになると、その他のプレイヤー(参加者)も強制的にゲームオーバーになるため、「いかにホストを守るか」が重要になってきます。

そのため、私のような初心者のホストと上級者のプレイヤーが一緒にプレイすると、「まずシールド装備しちゃってー」と私にパワーアップカプセルを譲ってくれたり、危険なエリアでは「なるべく安全な位置で待機しててね」と楽をさせてもらったりと、「王子(姫)と従者」風のロールプレイが楽しめます(´∀`)

シューティングゲームの協力プレイでは、プレイヤーの腕の差が大きいと一方のプレイヤーは足手まといになりがちですが、この「マルチプレイ」は腕の差を埋めることが楽しめるゲーム性になっているので、初心者でも気兼ねすることなくオンラインプレイに参加できる点がとてもナイスな感じですъ(`ー゜)

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同一画面上で3人協力プレイ可能な「マルチプレイ」。ホストがゲームオーバーになると他のプレイヤーも強制的にゲームオーバーとなるため、「いかにホストを守るか」が重要になってきます

(C)2008 Konami Digital Entertainment


■総評 誰でも気軽に楽しめるSTG 追加BGMや新キャラなどDLCも充実


総評ですが、アーケード版『オトメディウス』を忠実に移植した「オリジナルモード」に加えて、家庭用オリジナルステージ&従来の『グラディウス』のシステムを採用した「ゴージャスモード」も収録されており、家庭用ゲーム機への移植作品としては満点の出来です。

2種類のネットワークモードも完成度が高く、とくに「マルチプレイ」は初心者と上級者が一緒に楽しめるステキモードだと思います(´ー`)

そんなわけで、大きな不満はないのですが、ステージ数が全4ステージ(「ゴージャスモード」は全6ステージですが)と少ないせいか、ちょっと物足りなさを感じるのも確かです。

ただ、「オリジナルモード」のステージ選択画面に名前は表示されているものの、選択できない隠しステージ(?)があるようなので、新ステージの追加に期待したいところです…と思っていたら、4月1日にXbox Liveのダウンロードコンテンツ(DLC)として新ステージ「イースター島」(500マイクロソフトポイント(MSP)=750円)の配信が始まっていました! まだ未プレイですが、イースター島だけにモアイがたくさん登場するステージのようです(`・ω・´) 私も帰宅したらさっそくダウンロードしてみようと思います。

ほかにも、『グラディウス』や『沙羅曼蛇』といった同社の名作シューティングゲームのアレンジBGMを収録した「BGMパック」(各400MSP=600円)や、2人の新キャラクター「エスメラルダ」「ポイニー」(各400MSP=600円)、Xbox 360のダッシュボードを彩るプレミアムテーマ(250MSP=375円)など、豊富なDLCが配信されています。

「BGMパック」で気分を変えてプレイしてもよし、新キャラの育成に励むもよし。お好みのDLCで自分だけの『オトメディウス』にカスタマイズしてみてはいかがでしょうか?(´ー`)

AS(アキバ総研スタッフのS)は他にもこんな物を買っています
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ペルソナ4(PS2/RPG/アトラス)一度クリアしたのですが、久しぶりにプレイしたくなって再購入。オサレなBGMやグラフィック、悪魔とともに戦うという舞台設定に恋愛SLGを思わせる学園生活モードなど、魅力満載のRPGです。個人的には、昨年のNo.1RPGでしたヽ(´ー`)ノ

エルミナージュ DS Remix 闇の巫女と神々の指輪(ニンテンドーDS/RPG/スターフィッシュ)かの名作『ウィザードリィ』を今風にアレンジした感じの3DRPGです。用意された豊富なクエストをクリアしてもいいし、ひたすらレベルを上げ続けてもいい自由度の高さがステキ(*´Д`*)

11eyss CrossOver(Xbox 360/AVG/5pb.)同社から発売された『CHAOS; HEAD NOAH』が面白かったので、こちらも購入。まだ未プレイですが、ストーリーが伝奇学園モノということで非常に楽しみです(´ー`)

■筆者紹介
名前:アキバ総研スタッフのS

アクションからRPG、ネットゲームまで、気になるゲームソフトはとりあえず買ってみる散財系ゲーオタ。最近の悩みは、バベルタワー(購入したものの未開封orほとんどプレイしないまま積み上げられていくゲームソフトの山ヽ(;´Д`)ノ)と、ついに手を出してしまったフィギュア(『Fate』と「ボーカロイド」関係のみですが…)の置き場所。最近のフェイバリットゲームは「Left 4 Dead」、「Geometry Wars: Galaxies」、「Castle Crashers」、「ペルソナ3 FES」、「エスプガルーダ」、「怒首領蜂大往生・ブラックレーベル EXTRA」、「Call of Duty 4:Modern Warfare」、「ファイナルファンタジー11」など。座右の銘は「迷ったら買っとけ」。


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