ミニ四駆「サンダーショットMK.II 桃井はるこSpecial」発売記念!関係者独占インタビュー 家元☆UP DATE

2008年06月27日 13:300

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ミニ四駆「サンダーショットMK.II 桃井はるこSpecial」発売記念!関係者独占インタビュー 家元☆UP DATE家元☆UP DATEの「サンダーショットMK.II 桃井はるこSpecial」発売記念独占インタビュー



さて、今回は声優やシンガーソングライターとして活躍している「桃井はるこ」さん専門のニュースサイトである「Daily Momo-i TIMES」の管理人・家元☆UP DATE氏による関係者への独占インタビュー記事をお送り致します。テーマは、「東京おもちゃショー2008」タミヤブースで発表された、ミニ四駆の新作モデル「サンダーショットMK.II 桃井はるこSpecial」。桃井はるこさんご本人と株式会社タミヤのミニ四駆商品開発チーム・進藤氏へ独自に取材を行ったという熱心なモモーイファンによる熱い記事をご覧あれ! ↓



(以下、文/撮影:「Daily Momo-i TIMES」管理人・家元☆UP DATE氏)


ミニ四駆ニューモデル「サンダーショットMK.II 桃井はるこSpecial」発売記念!
関係者独占インタビュー



"ひとりのミニ四駆大好き少女の夢が、形になった"

20080627133000.jpg昨年リニューアル販売され大好評のミニ四駆「サンダーショットMK.II」に、声優・シンガーソングライターとしてマルチに活躍中の桃井はるこさんの名前を冠したスペシャルモデルが登場。その名も「サンダーショットMK.II 桃井はるこSpecial」。


全国の模型店で一般販売されるこのキット、そのネーミングもさることながら、ピンクに統一されたカラーリングや、桃井はるこさん本人の写真を使用したボックスアートなど、何から何まで異例づくめ。いったいどのような経緯で、このキットが発売されることになったのか?疑問に思っている方も多いはず。
そこで、開発に携わった株式会社タミヤの進藤さん、そして発売を誰よりも喜んでいるであろう、桃井はるこさんご本人にインタビューし、商品についてのコメントをいただきました。知られざる商品開発の裏側が、今明かされる!


株式会社タミヤ 進藤さんに直撃!

●そもそもどのような経緯で、この『ThunderShot MK.II 桃井はるこSpecial』が生まれたのでしょう?

一番最初のきっかけは、私が桃井さんの著書「アキハバLOVE ~秋葉原と一緒に大人になった~(扶桑社)」の一章「ブラッククリスマス」(ミニ四駆にまつわるエピソード)に共感し、2007年3月24日のミニ四駆 25周年まつりというイベントで本をパネルにして展示したのが始まりです。ちなみに扶桑社のアキハバLOVEの担当者が、タミヤ広報宣伝課のスタッフと同級生だったという偶然もあり、著書の展示は快く承諾して貰えました。

その年、偶然にもサンダーショットが20年ぶりにリニューアルする予定でしたので、是非ともサンダーショットの歌を作ってほしいとお願いしまして、楽曲リリースが実現したら桃井さんの名前を付けたミニ四駆を作りましょうとお約束しました。

akiba20080627-momoi02.jpgその後、桃井さんの誕生日である12月14日にイベントがあると知り(『帝国防衛Filn祭り』)、まずは楽曲リリースに先行して「momo-i メタリックスペシャル」を誕生日プレゼントとして作りたいと打診をしたところ、快く承諾を頂きました。これが予想以上に凄い売れ行きで、少量生産のイベント限定商品ながら各地で完売続出となりました。

画像:昨年末にイベント会場限定で少量販売された初代「サンダーショットMK.II momo-iメタリックスペシャル」。このキットの販売が好調だったことが、今回の商品開発の後押しとなった。


そして2008年3月のニューアルバム『Suday early morning』発表&新曲『Thunder Shot!』(ミニ四駆「サンダーショット」をテーマにした楽曲)発表があり、桃井さんとのお約束から1年が過ぎた頃、模型問屋の宮沢模型さんから「秋葉原でもっとミニ四駆を売りたい」という依頼がありました。それに対して、「アキハバLOVE~」の表紙を貼りつけたパッケージサンプルを作って問屋さんに見せた所「これが欲しい!」と言われたのがきっかけです。そこで、既に開発が進んでいた「サンダーショットMk.IIピンクスペシャル」をベースにして、桃井さんを全面に打ち出した派生モデルとして生まれたのが、この「桃井はるこSpecial」なのです。

●具体的なキットの特色、セールスポイントについて教えてください

もちろんパッケージが最大の特色ですが、それ以外にボディのカラーリングにも特徴があります。ピンクスペシャルにも共通で描かれている花びら模様ですが、これは「夾竹桃(キョウチクトウ)」の花で、社内の女性スタッフがデザインを担当しました。夾竹桃は桃の花に似ているけど、実は猛毒を持つという事で、「可愛いと思って油断してると、レースではぶっちぎりでヤラレちゃうぞ!」的な意味が込められております。つまり、ベースモデルであるピンクスペシャルにも、桃井さんのスピリットが込められているんです。

●桃井さんからは、キットについての要望などありましたか?

車両については、全部こちらで自由にやらせて頂きました。ただし著書のエピソード「ブラッククリスマス」に「タイヤとタイプ1のシャーシは鮮やかなレッド!」という記述がありましたので、シャーシとタイヤが同色という部分については、これを継承したいと思いまして、「タイヤとMSシャーシは鮮やかなピンク!」で統一しました。

●パッケージ撮影の印象的なエピソードや、面白い話があれば・・・

衣装については、桃井さんのラジオ(文化放送 超!モモーイ)で何度も「モ子ちゃんのコスプレをするのが夢」と語ってましたので、これは絶対実現させたいと。そして背景ですが、「アキハバ LOVE」の表紙(秋葉原中央通りで撮影)に負けない、インパクトと拘りのある背景は?と考えた結果、桃井さんが中学生の頃、わざわざ静岡まで来たのに休業日で中に入れてもらえず、池の鯉だけ見て帰った思い出のあるタミヤ本社ビルにしました。チェッカーフラッグは桃井さんご自身の提案です。衣装や小道具について何度もメールでやり取りした結果、桃井さんが一晩中考えて朝3時半のタイムスタンプが付いたメールで提案されたものです。

●桃井さんは、完成品をご覧になられましたか?

完成品は名古屋のライブ会場でお渡ししましたが、大変喜んでステージMCでも紹介して下さり、ライブでは完成品を手に持って『Thunder Shot!』を歌ってくれました。

●『モモーイスペシャル』を機にミニ四駆に戻ってきた、大人のファンの方も多く見受けられます。このような現象をどう思われますか?

一般的には「ミニ四駆は子供の遊ぶモノ」という意識がまだ大きいと思います。この商品がきっかけとなり、大人も夢中になれるホビーである事に気づいて頂けたら幸いです。

●最後に、発売を待ち望んでいるファンのみなさんに、メッセージをお願いします!

20年前に桃井さんがサンダーショットJr.ブラックスペシャルを購入しなければ、今回の企画はなかったでしょう。
ミニ四駆を単なるオモチャではなく「人生の縮図」として表現してくれた桃井さんの気持ちが、著書になり、歌になり、製品になりました。
タイアップ商品という枠組みを超越した熱いスピリットを、この製品から感じ取って頂けたら幸いです。



そして、桃井はるこさんからのコメントも紹介!

●先ずは、全国の模型店にこのキットが並ぶ!ということについて、率直な感想をお聞かせください。

自分の名前がついたミニ四駆が模型屋さんに並ぶなんて…。
わたしはいいことがあると、
「タイムマシンで過去に行ってその時の自分に報告して励ましたい!」
と思うんですが、小学生の頃のわたしにこの事を言っても多分、信じないでしょう。
本当に光栄です。
それから、前回の初代モモーイスペシャルがすぐに売り切れてしまって大好評だったそうで、
買って組み立てて愛車にしてくれているみなさんにもお礼を言いたいです。
初代と今回のマシン、どっちも大事にしてね。
前回のはイベント限定で売り切れも多かったので、買えなかったという報告に、心苦しく思っていました。
今度は手に入れて、組んでもらえると思うと本当にワクワクします!

●パッケージの桃井さんの写真(プラモのモ子ちゃんコスプレ)が印象ですが、撮影時のエピソードなどをお聞かせください

「プラモのモ子ちゃん」のような格好をしたいというのは、わたしのアイディアだったんです。
子供の頃、わたしの周りにはRCカーや模型が好きな女の子がいなくて、モ子ちゃんが載っている本を見ては「こんな人がいたら友達になりたい…」って思っていました。
なので、わたしがモ子ちゃんにちょっとでも近づきたい!という願望からです。
(あと「ダッシュ!四駆郎」の輪子もわたしのアイドルでした。ダンシングドールはファンがかっこいい。」)
ラビ君にもいてほしいと思ったので、本物のウサギかそれに代わるリアルなぬいぐるみを用意しようとしたのですが、
タミヤの担当の方にご提案させていただいたら「今回はちょっと…」と言われました(笑)。
では、小道具としてミニ四駆の大会でも振られるチェッカーフラッグはどうかとアイディアを出し、レースでいつも使っているものを貸していただきました。
撮影の日、静岡駅からタクシーに乗って、タミヤ本社の☆★のマークが見えてきたら、それだけで、ものすごくテンションが上がりました。あのマークを見ただけでワクワクするんですよ。世界中の多くの人にとって、そういう特別なマークなんですね。
写真を撮影してくださったスタッフの方は、何十年もタミヤの模型の写真を監修されている写真家の方です。
快晴の社屋の前で、わたしのウキウキ気分がすべて閉じ込められたような作品にしてくださいました。
本当に素晴らしく、見ていると涙が出てくるほどです……!
撮影の合間、わたしの著書の中で、共感した部分もあるというような話をしていただいて、
「読んでいただけたんだ」と、ちょっとじーんとしました。
スタジオでの撮影中はずっとわたしのアルバムを掛けてくださっていました……。
タミヤ本社、ミュージアムを見学させていただいたり、
この20年のわたしの日々へのご褒美のような、充実した1日でした。感謝です。
撮影の後は静岡ホビーショー会場にも伺いましたよ。

●桃井さん自身は、このキットでどのように遊びますか?

まずはプレーンな状態に組んで眺めてみたいです。そして、またレースに出たいですね(^^)
こんどはどんな改造をしようかなー!?
クリアであることを活かして、裏から何か塗ったり貼ったりしようかしら。
でもクリアであるのが素敵な気もするしなー……。

●最後に、発売を待ち望んでいるファンのみなさんに、メッセージをお願いします!

模型やミニ四駆って、「漢の世界」だとわたしは思っています。
そこがかっこいい所であり、しかし女性であるわたしとしては、ずっと、羨望のような、嫉妬のような複雑な感情を抱えてきました。
「サンダーショット Mk.II 桃井はるこスペシャル」は、そのすべてが個性的な、ぶっとんだマシンです。
珍しいピンクのクリアボディとショッキングピンクのシャーシ、タイヤなど、
とてもおしゃれなので、ミニ四駆に興味がある初心者の女の子、
ミニ四駆大好きな女の子も愛車として迎えて、楽しんでほしいな。
もちろん、男性の方も、かっこよく組み立てて速く走らせてくださいね。
素敵なマシンが組みあがったら、わたしにも教えてほしい(^^)
♪走れ~走れ~走れ~サンダーショット!!

わたしは子供の頃、ミニ四駆に夢をもらって育ちました。
今度はわたしもいっしょに、タミヤさんのお力で、みなさんに夢を届けられたら本望です。
あなたの手に渡る日が本当に楽しみです。

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いかがでしょう、桃井さんのミニ四駆へかける想いと、進藤さんの熱意が生んだ奇跡のコラボレーション。このキットが全国の模型店に並ぶのは8月上旬の予定とのこと。
この夏の模型店に、競技会に、桃色の熱風が吹き荒れることになりそうですね。

akiba20080627-momoi03.jpg[製品紹介]

【サンダーショットMK.II 桃井はるこSpecial】
発売日:2008年8月9日(土)予定
希望小売価格:1,260円(税込)
全国の玩具店、模型店、各ネットショップなどで販売


取材協力
株式会社タミヤ
http://www.tamiya.com/japan/
株式会社Right Gauge(ライト・ゲージ)
http://www.right-gauge.jp


文責:家元☆★UP DATE(Daily Momo-i TIMES)



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