秋葉原駅前でまさかの爆音路上ライブ! 「秋葉原協定」策定直後の暴挙

2010年05月01日 22:300

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秋葉原駅前でまさかの爆音路上ライブ! 「秋葉原協定」策定直後の暴挙5月1日、JR秋葉原駅電気街口のラジオ会館方面出入口前でストリートライブが行われ、警察が駆けつけるという騒ぎがあった。




筆者が騒ぎに気づいたのは、14時30分頃。歩行者天国が行われていた頃を含め、(ビラ配りなどはよく見かけたが)駅出入口の目の前でのライブというのはかなり珍しい出来事といえる。

以下、1日に発生した騒動の一部始終。





昼過ぎ、JR秋葉原駅前が爆音に包まれる。

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その原因は、駅出口目の前のメガネスーパー跡地でライブを繰り広げるインディーズ(たぶん)ロックバンド。




みるみるうちに人が集まる。

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現在、JR秋葉原駅は工事を行っており、工事用車両の通行を心配する警備員の姿が印象的だった。




そして、筆者が到着した時点から2~3曲でライブが終了。

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終了から1分もたたないうちに警官2人が登場。

通報を受けてのことだと思われるが、「もうやってませんよ」ということで解放(?)。

警官2人は去っていく。






と、思われたが、ベテランぽい警官とともに再登場。

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パトカーも駆けつける騒ぎに。






結局、バンドの責任者は署に連行。

ホコ天時代は、"何度か注意をして、それでもやめなかった場合に連行"というのがお決まりのパターンだったが、今回は一発。やり方が悪質だったこともあるが、取締りがより厳しくなってきていることを示す例と見ることもできる。

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ちなみに、現場には、逆通報じいさん(※)の姿もあった。

※ホコ天でライブを行うパフォーマーらに"警察が来た"ことを定期的に知らせる、見張り役の60代(推定)男性。


なお、秋葉原の歩行者天国は、2008年6月の無差別殺傷事件以後、開催が中止されているが、もうひとつの大きな原因でもあるのが、ストリートパフォーマンスや迷惑行為(銃乱射事件、露出狂事件など)といったモラルの問題。現在は、地域組織の防犯パトロール、防犯カメラ34台の設置、警察による取締りの強化などによって改善の方向へ向かいつつあり、4月末には「秋葉原協定」が策定された。
安全な街へ「秋葉原協定」 官民検討会が策定(日経)

しかし、ホコ天については、再開を望む電気街側と治安悪化を懸念する地域住民側とで意見がまとまっておらず、5月の会合で結論が出ると見られている。また、今回発生した駅前ライブ騒動も少なからず議論に影響を与えると思われる。


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【関連リンク】
千代田区
万世橋警察署
東京都公安委員会

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