「Intel Technology Day in Akiba 2011」開催! 天野氏の新CPU解説セッションも

2011年01月13日 13:000

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Intelの最新CPU「Core i5/i7」(Sandy Bridge)をアピールするイベント「Intel Technology Day in Akiba 2011」が、1月9日にベルサール秋葉原で開催された。



イベントでは、はじめにIntel本社副社長のスティーブ・ダルマン氏が登壇。同氏は2010年Core i5/i7が日本だけで36万個売り上げたことを紹介し、日本の多くのユーザーに親しまれているCPUとアピールした。

また、特設ステージではイベントセレモニーも実施。英字と漢字を融合させた書道家・國重友美さんが登場し、その場で書初めを披露した。出来上がった作品には「速」(このなかにspeedという文字も含まれている)が書かれ、Intelのイメージカラーの青をはじめ、多数の色で彩られている。

このほかにも、会場内では豪華景品が当たるスタンプラリー「インテル アキバ駅伝」などが行われた。

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スティーブ・ダルマン氏

数あるセッションのなかで、もっとも人気を集めたのが、天野氏が担当する新CPU解説セッション。50枚にもわたるスライドを使い、「OCはどうやって実現するか」「内蔵のGPUを使ってHW(ハードウェア)エンコードしてみませんか」などのテーマを挙げて、解説を行った。

特にオーバークロックのことでは、今回登場したCore i5/i7のうち型番末尾に「K」がつかないCPUも、部分的にOCができるとアピール。Turbo Boost時の最大クロックから+0.4GHzまで上げられることを紹介した。ただし、この機能は、P67チップセットでのみの利用に限られるという。

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天野氏
Turbo Boost時の最大クロックからさらに0.4GHzを上乗せできる、パフォーマンスチューニング機能

またセッションでは、新たに実装されたハードウェアエンコードについても言及している。興味深いところは、ハードウェアエンコードは現時点でH67チップセットでしか利用できないという点。

この制約について同氏は、ハードウェアエンコードはCPU内蔵GPUがプライマリモニタとして動いているときに使用できるように作られているソフトが多いため、内蔵GPUをプライマリとして扱えないP67では、事実上「利用できない」と説明している。

これらを踏まえて同氏は、ハードウェアエンコードをするなら「H67」が、オーバークロックを楽しむなら「P67」が、ベターな選択と強調。なお、2つの機能に対応したチップセットは、「将来的にはできるかもしれませんが、GPU関連のバリデーション(検証)が難しいため、当分はありません」と語った。

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そのほか、会場内の様子と、未発売のP67/H67マザーボードの展示は以下のとおり。

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豪華景品がもらえる「アキバ 駅伝」
CPUの性能を確認できるブース
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ECS「P67H2-A」

ECS「P67H2-A4」

ECS「H67H2-I」

ECS「H67H2-M」

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ECS「H67H2-M3」

EVGA「P67 SLI」

MSI「H67MA-E45」


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