Love Planet Five「天壌を翔る者たち」レビュー I'veスペシャルユニットが歌う劇場版「灼眼のシャナ」主題歌!

2007年04月05日 22:300

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lpf.jpg4月21日から全国でロードショーされる電撃文庫ムービーフェスティバル。その中でも一番の目玉は、先日の「電撃文庫 春の祭典」で第2期テレビアニメ化が発表された『灼眼のシャナ』だろう。その劇場版『灼眼のシャナ』のテーマソング、Love Planet Five(I've Special Unit)「天壌を翔る者たち」が今週発売となった。

劇場版「シャナ」の主題歌を歌うのは、アニメファンにはお馴染み音楽集団「I've」のスペシャルユニット「Love Planet Five」。I've所属のボーカリストが全員集結した豪華なユニットである。ユニットメンバーは、昨年12月横浜アリーナ単独公園を大成功させた「KOTOKO」に、TVアニメ『ひぐらしのなく頃に』のオープニング『ひぐらしのなく頃に』で作風にあったダークな歌を華麗に歌い上げた「島みやえい子」、TVアニメ版『灼眼のシャナ』のオープニング『緋色の空』で一気にアニメファンへの知名度を上げた「川田まみ」、TVアニメ『BLACK LAGOON』のオープニング『Red fraction』でクールな歌声を聞かせた「MELL」、TVアニメ『つよきす』のエンディング『open』で可愛らしい恋心をキュートなボイスで表現した「詩月カオリ」の5人。作曲、編曲はI'veのリーダー的クリエイターであり、『Re-sublimity』『Wing my Way』など数々の名曲を世に送り出してきた高瀬一矢。

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Love Planet Five(I've Special Unit)「天壌を翔る者たち」
<収録曲> 1.天壌を翔る者たち 2.天壌を翔る者たち-Instrumental- 3.天壌を翔る者たち-Raven fly edit-

初回盤特典はLove Planet Five出演のプロモーションDVD

そんな夢のユニットが送る劇場版『灼眼のシャナ』主題歌「天壌を翔る者たち(てんじょうをかけるものたち)」。早速、収録曲と初回版に付属するPVのレビューをしてみよう。

「天壌を翔る者たち」(作詞:KOTOKO 作曲・編曲:高瀬一矢)
シンセによる静かなイントロから始まり、一拍置いてドラムが乗った瞬間、疾走感溢れるトランシーなアレンジに。高瀬アレンジの特徴とも言える1分ほど前奏 の後は、島みやえい子によるボーカルからスタート。各人それぞれ歌い合った後にサビで合唱する様はさながら「JAM Project」を髣髴とさせる。最近のI'veでは珍しくシンセによる打ち込みアレンジのみで構成された楽曲。そのシンセによる音色が複雑に絡み合い、叙 情的で、広がりのある楽曲としているのが印象的。そして忘れてはいけないのがKOTOKOによる作詞。今回も『灼眼のシャナ』にバッチリ合った歌詞を提供 してくれている。"存在""紅蓮""命の声"といった物語にも出てくるキーワードを用いつつも、シャナ側でも、裕二側からでも、どちら側にでも解釈し、感 情移入できるような歌詞が、5人のボーカルカラーをスポイルすることなく、ユニットの魅力をさらに引き出すことに成功している。

「天壌を翔る者たち-Raven fly edit-」(作詞:KOTOKO 作曲・編曲:高瀬一矢)
「天壌を翔る者たち」のRemix。原曲よりもテンポを上げたボーカルに強いキックドラムと短めのシンセパターンが入った、原曲以上にトランスミュージック風味な1曲。電子音を前面に押し出したこちらは、クラブなどで流しても違和感の無いアレンジに仕上がっている。

「天壌を翔る者たち」初回版付属PV
シンセアレンジを全面に押し出した楽曲イメージに違わず、サイバーなイメージで製作されたPV。白いフロアに真っ白な服を着たLove Planet Fiveの面々と、隣で踊るのは全身黒服で黒いサングラスをかけた女性5人。某SF映画を思い出させる場面カットが多く使われる中、サイバーな雰囲気を加速さ せるようなCGがふんだんに用いられている。特に、宇宙の中で歌うLove Planet Fiveの5人を映し出した最終カットは圧巻。

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アソビットゲームシティで発見したPOP

個々人の活躍を昇華させ、1ユニット「Love Planet Five」として完成した作品を提供した「I've」。約2週間後の4月21日、渾身のI'veサウンドが初めて劇場で奏でられることになる。ぜひ劇場に足を運び、スクリーンと音響システムでこの楽曲を堪能して頂きたい。ま た、5月9日には川田まみがボーカルを努める、同じく劇場版『灼眼のシャナ』の挿入歌「赤い涙」がリリースとなる。これ以外にも、各ボーカリストのCDリリースがいくつか発表されており、今後もI'veサウンドから目が離せない。


・劇場版『灼眼のシャナ』
2007年4月21日より 池袋シネマサンシャインなど全国ロードショー

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