2012冬の1番人気作「Another」、5話までの謎まとめ+アキバ総研的ストーリーおさらい

2012年02月10日 13:450

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2012冬の1番人気作「Another」、5話までの謎まとめ+アキバ総研的ストーリーおさらい2012冬アニメ随一の人気作「Another(アナザー)」。最新の第5話で大きな動きがあったが、これまでに判明した"3年3組の謎"をもとに物語の流れを振り返ってみたい。




※TVアニメ「Another(アナザー)」については以下を参照。
アキバ総研アニメ‐「Another(アナザー)」作品詳細
【2012冬アニメ】1月末時点での総合人気作品まとめ! 一番手に「Another」、大穴は「ゴクジョッ。」か



新本格ミステリー作家・綾辻行人氏による小説を原作とした学園ミステリホラー作品「Another(アナザー)」。ただ怖いだけのホラー作品とは違い、極めて特殊な環境のもとで起こる殺人現象(とその背景にある過去の事件)に対する推理など、絶妙なシナリオ展開と作品への没入感が最大の特徴であり魅力となっている。また、人気イラストレーター・いとうのいぢさんがキャラクター原案を、P.A.WORKSがアニメーション制作を手掛けており、作画面での評価も高い。


20120210134500.jpg【週間ランキング】アキバ総研アニメ注目作品トップ10においては、12月第4週に総合2位に初登場。その後、2月第1週(最新分)まで7週連続で総合部門トップ3にランクインし続けている。うち3度は総合首位。

現在のところ、ストーリー、作画、キャラクター、オリジナリティ、演出etc…いずれも死角ナシといった印象で、今期における注目度で見れば、まさに"1強"状態が続いている。



というわけで、これまでに判明した"3年3組の謎"をもとに物語の流れを振り返ろう。




!!!注意!!! 

以下、まだ本編を見ていない人にはネタバレの可能性があります。





◆第5話までに判明した"3年3組の謎"をまとめてみる


・26年前、夜見山北中学校3年3組の"ミサキ"という人気者が急死。その死を認めたくないクラス一同は卒業まで"ミサキ"が生きているかのように振る舞うことに。その厚意が3年3組の「死の扉」を開いてしまったらしい。ちなみに、主人公・恒一の母(15年前に死去)はそのクラスメイト。恒一の叔母である怜子は15年前の3年3組生徒。

・"ミサキ"の死の翌年から同3年3組に「謎の死」現象(毎月クラスメイトorその身内が死ぬ)が発生。それは、クラスの人数がひとり増える(="死者"が紛れ込む)ため。"死者"はそれまでに死亡した人、で生きている普通の生徒と見分けがつかない&関連する記録どころか周囲の人々の記憶も書き換わる&本人も死者である意識がない。人数が増えたのが分かるのは、クラスの机が一つ足りなくなっているため。

・10年前に対処法らしきものが見つかる。それは紛れ込んでいる死者の代わりに誰か1人を"いない者"として扱い、クラス人数の帳尻を合わせること。そして、夜見北での心構えは、「クラスの決めごとは絶対守る」こと。

・恒一世代の3年3組では、見崎鳴を"いない者"にして現象発生防止に努めていたが、ついに5月に死者が。クラスの見解:見崎鳴を"いない者"として扱わなかった恒一のせいだ。 → 恒一も"いない者"に認定。




◆第5話までをアキバ総研的に振り返ってみる

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第1話「Rough sketch -素描-」 

恒一:夜見山に来て早々入院。病院で霊安室に向かう見崎鳴に遭遇。クラス転入後、3年3組のおかしな雰囲気に気づく。そして、鳴と再会。

クラス:病床の恒一へ探りを入れる。この時点ですでに鳴の"いない者"化は完了済だが、転校生の恒一がなぜか鳴に積極的に接触を図るというマズイ事態に。

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第2話「Blueprint -思惑-」

恒一:もう話しかけるなと鳴に忠告される。が、それでも鳴に絡んでいく。水野姉に鳴らについての聞き込み&調査開始。そして、鳴を尾行 → たどりついた人形館で水野姉から"ミサキorマサキ"の電話報告。その後、鳴と出くわして"眼帯の下"の秘密が明らかに…。

クラス:勅使河原や望月をはじめ、恒一の様子に戸惑いを隠せない面々と失態にイラつく対策委員・赤沢。恒一対策の検討を開始?

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第3話「Bone work -骨組-」

恒一:鳴から26年前の一件(の一部)を聞く。クラスメイトや怜子にそのことをたずねるが誰も詳細は教えてくれない。そして、勅使河原から"いない者"の相手をするな、と注意される。鳴が存在するかどうかに不安を抱く。

クラス:相変わらず細かくたずねてくる恒一に困惑。特に、委員長・桜木は、鳴のことを聞かれて取り乱す。そしてクラス一同は、"恒一が最初の年のことをすでに知っている"ことを認識。桜木、身内の死&恒一と鳴の2ショットで気が動転、大惨事に。

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第4話「Put flesh -輪郭-」

恒一:水野姉と直で情報交換。その後、再び人形館に。鳴に「謎の死」現象の始まりを告げられる。家では怜子に夜見北での心構えについて釘を刺される。水野姉からの鳴の存在確認電話に対して、恒一は存在を断言。一方、水野姉は大惨事に。

クラス:綾野、恒一と話している最中にあわや大怪我。桜木の死と恒一の行動との関連性についての疑惑が広がる。対策委員らは、今から恒一に事情を説明するのは危険と判断し、新たな対策へ移行。

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第5話「Build limbs -拡散-」

恒一:赤沢から("いない者"化実施の)通告を受ける。望月からの手紙&名簿で鳴の存在を確信。鳴に最近の出来事と"自分のいない者化"を相談、現クラスの状況と「謎の死」現象の詳細を聞かされる。

クラス:コッソリと新対策&新委員長を決定。一方、クラス方針に反して恒一にすべてを話そうとした高林は大惨事に。


以上、第5話でついに鳴の正体が明らかに。恒一に対しても直接の動きがあり、「死者は、誰――?」というキーワードのとおり、恒一たちの"死者"探しが本格化すると思われる。そして、物語は山場に突入、これまで以上に複雑な伏線の絡み合いと急展開が予想されるだけに、今後も1話たりとも見逃せないだろう。


(C)2012 綾辻行人・角川書店/「Another」製作委員会

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