SUPER GT2011開幕戦、「初音ミク グッドスマイル BMW」が5位に! チーム最高位

2011年05月07日 11:450

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SUPER GT2011開幕戦、「初音ミク グッドスマイル BMW」が5位に! チーム最高位国内最大級のツーリングカーレース「SUPER GT」の第2戦が富士スピードウェイで実施され、GT300クラスで「初音ミク グッドスマイル BMW」が5位に食い込んだ。




東日本大震災による影響で、初戦(岡山)が5月22日へ延期となったため、第2戦が事実上の開幕戦となったSUPER GT2011。これまでお伝えしているとおり、GT300クラスは多数の痛車マシンが参戦することでも注目を集めたが、「GSR & Stsudie with TeamUKYO」がチーム初のスーパーラップ進出&チーム最高位5位でのフィニッシュとなった。

というわけで、同チームからオフィシャルレポート/スタッフコメントが届いたので、ご紹介!

ちなみに、GT300クラスの1位は「HANKOOK PORSCHE」。痛車マシンは、「ハルヒレーシングHANKOOKポルシェ」が10位で、「PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ」が11位で完走を果たしている。




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4月30日(土) 公式予選 13:15~14:00、スーパーラップ 15:00~


予選日の天候は晴れ。コース上はドライ。GT300クラスは25台がエントリー。今回の予選はスーパーラップ方式を採用。最初の25分間はGT500クラスとGT300クラスの混走。残り10分間はクラス別セッションとなり、スーパーラップ進出に向けてのトップ10入りを目指す。(入場者数:24,000人)

まずは混走セッションで番場琢選手がステアリングを握る。前日の練習走行でも1’45秒~1’46秒台のタイムをコンスタントに出し、マシンとタイヤの組成もまずまずの状況を出している。ハード目のタイヤをチョイスし、いよいよコースイン。コース上には、 40台近いマシンがタイムアタック。番場選手はコンスタントに46秒~44秒台とタイムを刻み、予選基準タイムを難なくクリアし10ラップの走行を終える。その後、10分間のクラス別の走行時間が開始される。

ドライバーは今回スーパーラップを担当する谷口選手にチェンジ。ソフト目のタイヤでコースイン。谷口選手は、果敢にアタックを重ねて行く。そして、1‘42.610の5番手のポジションで公式予選が終了。チームはスーパーGT参戦4年目にして初となるスーパーラップ進出が決定し、大いに沸きあがる。

15時33分にスーパーラップ開始。天候も雲が少し厚くなり気温16度、路面温度18度。GT300クラスからのスタート。公式予選のトップ10のマシンが1台づつタイムアタックを行ない、このタイムで決勝のスターティンググリッドが決定する。ステアリングを握るのは谷口選手。前のマシンがアタックを開始しているタイミングでコースイン。ストレートから1コーナーに掛けて良いペースでクリア。セクター1からセクター2に掛けても果敢にアタックし、コントロールラインを1‘43.601で通過。 「初音ミク グッドスマイルBMW」は、スーパーラップを5番手で終える。その後、1番手だったランボルギーニが予選後の車検で規定車両重量規定違反により降格。その結果、5番手から4番手に昇格となり、日曜日の決勝は4番グリッドからのスタートを迎える。

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5月1日(日) フリー走行 8:35~9:05、決勝レース(66Laps)14:00スタート


迎えた決勝日、午前中は振ったり止んだりの天候。そして決勝スタートを迎える時には、雨も本降りとなり路面も完全にウェット状態。気温13度。路面温度14度。コース上ではスタート進行が行われ、GT500とGT300クラスのマシン45台が並ぶ。

メカニックやチーム関係者らでコース上は賑わいを見せる。スタンドも雨の中、大勢の観客で埋め尽くされている。(入場者数:36,000人)

初音ミク グッドスマイルBMWは、谷口信輝選手がファーストドライバーとしてステアリングを握り、4番グリッドからのスタートを待つ。そして、レースは定刻の14時、セーフティーカーの先導によりスタート。そして、6ラップ目に実質上のスタートとなった。谷口選手は難しいコンディションの中、7ラップ目のストレートをふたつ順位を上げ、2番手で通過。安定した走行が続く。雨の量が多く、多くのマシンが急遽ピットインする中、「初音ミク グッドスマイルBMW」も14ラップ目に急遽ピットイン。インターミディエイト(浅溝)タイヤでスタートした為、グリップが低下気味となり急慮レイン(深溝)タイヤに履き替えて再びコースイン。 この作業で順位を14番手まで下げることとなる。雨でかなり視界が見難い状況でありながら、谷口選手は21ラップ目には13番手、22ラップで10番手、25ラップで9番手、27ラップには8番手まで浮上。55秒代で果敢に周回を重ねる。コース上では、他のマシンがスピンや接触する状況も少なくない。

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おおよそ30ラップを過ぎた辺りから各チーム、ルーティーンのピットインが行われるようになる。そして、ピットからの指令が入り38ラップ目でピットイン。ほぼミス無くドライブした谷口選手がピットに飛び込んでくる。この時点で暫定で「初音ミク グッドスマイルBMW」は5番手まで浮上。

番場琢選手へのドライバーチェンジと給油のみで、タイヤ交換は行わない作戦。約30秒ほどの素早いピット作業を終えたと同時にコースに復帰する。コースインした段階で8番手まで順位が下がるも41ラップ目には6番手に順位を上げる。番場選手は57秒~58秒代をキープしながらの走行。他車の接触やペナルティもあり、更に順位を上げ5番手となる。

番場選手はその後も他車の猛追を抑え、難しいコンディションの中果敢に攻める。残り10ラップを切る辺りから、次第に雨脚が強くなりコース上ではスピンやコースアウトが続出してくる。 そして55ラップのコントロールラインで赤旗が提示される。あまりの路面状況にこれ以上レースを続行するのは危険と判断され、この時点でレース成立となり5番手で初戦を終える。初戦からチーム最上位5位フィニッシュ・8ポイントを獲得した。

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・大橋逸夫監督
ようやく今期のSuperGTが開幕しました。予選4位、本戦5位とスタートアップとしては悪くない結果ではあると思いますが、我々の目標であるシリーズチャンピオンを狙うにはまだまだ足りないところが多い事を感じます。車、ドライバー、スタッフの考えられる最高の環境を万全の体制に持って行くのが僕の仕事だと思ってます。最終戦で応援してくださった皆様と一緒に喜びを分かち合うために、一年間努力をしてまいります。これからもよろしくお願いいたします。

・谷口信輝選手
予選も思惑通りな展開となり結果4番手スタートと良い位置からスタートとなりました。決勝では、序盤にタイヤ交換をする事となってしまい一旦は、順位を落とす事となりましたが、なんとかこの雨の中、順位を上げることが出来トラブルもなく、番場選手に次を託すことが出来きてほっとしました。また、番場選手もさらに順位を上げてくれ、5位でレースを終えることができ、ポイントも取れました。この富士を迎えるまで、ほとんど走行らしい走行が出来ていないにも関わらず、この結果は良かったと思っています。十分勝ちに行ける手応えを感じました。初めてこのチームに加わりましたが、チームのまとまりもあり、応援してくれるファンの方々も熱く、今シーズンはチャンピオン目指し頑張ります。

・番場琢選手
この富士までにシェイクダウンでの走行以外、ほとんど満足に走行が出来ていない中、予選もチームの思惑通りのポジションからのスタートを切ることが出来ました。また、この雨の中大きなトラブルやミスも無くレースを5位でポイントを獲得し終了出来たことにホッとしています。そして、チームや谷口選手の足を引っ張らないように頑張って走った甲斐がありました。十分に優勝を狙いえるマシンだと感じました。今シーズンは、必ず結果を出しクラス優勝目指してチーム一丸となって頑張ります。


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