「AMD秋の大収穫祭」レポート! 45nm版CPUやTDP45W版CPUの新情報も

2008年10月21日 15:000

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「AMD秋の大収穫祭」レポート! 45nm版CPUやTDP45W版CPUの新情報もAMD主催イベント「AMD秋の大収穫祭 獲れたて製品から最新デモまで、全部見せます」が18日(土)、秋葉原のCAFFE SOLARE(カフェソラーレ)リナックスカフェ秋葉原店で開催された。


akiba20081018__0642.jpg今回のイベントは、先月行われたCEATEC JAPAN2008での出展内容や現在好調な売れ行きを見せているビデオカード「Radeon HD 4000シリーズ」の紹介、GPGPUを活用したデモ・ソフトウェアの紹介など。また、一部、新規発売予定製品も展示され多くの来場者の注目を集めた。



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プログラムはCEATEC JAPANの模様、Radeon HD 4000シリーズの紹介とパートナーによる製品紹介、AMD 790GXチップセットの紹介とパートナーによる製品紹介、GPGPUを活用したデモ・ソフトウェアの紹介、ロードマップアップデート情報の順に行われた。パートナーによる製品紹介セッションのあとにはノベル品がプレゼントされるじゃんけん大会も開かれた。


akiba20081018__0695.jpg今回特に注目を集めたのは、Radeon HD 4000シリーズの紹介とそのGPUを活用したデモの披露。Radeon HD 4000シリーズのセッションでは、AMDの“紳士”こと森本竜英氏がラインナップを説明。シリーズ共通の省電力性をアピールし、Radeon HD 4600/4500/4300の各モデルの主な違いやサポートする機能の有無、各種ベンチマーク結果を解説した。



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そして、注目のGPGPUを活用したデモでは、CEATEC JAPANでも行われたアークソフト社の動画再生エンジン「SimHD」を利用したSD→HD画質のアップスケーリングと、わかりやすいUIを搭載したゲーム感覚の動画編集ソフト「SuperLoiLoScope」の2製品が行われた。


akiba20081018__0877.jpg前者はアークソフト社の最新マルチメディアプレイヤー「TotalMedia Theatre」に搭載されるGPGPUを利用したアップスケーリング対応動画再生エンジン。動画再生時CPUの代わりにGPUを用いることで、CPU使用率を大幅に軽減し、SD画質などのDVDを高精細なHD画質でストレスなく視聴が可能になるという。なお、発売は今冬を予定しているとのこと。




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akiba20081018__0889.jpgまた、動画編集ソフト「SuperLoiLoScope」については、「無限に広がる机上が用意され、そこにカード(サムネイル表示された動画素材)を配置し必要なものを組み合わせて編集する」という「使った瞬間から誰でも動画編集できるUIを搭載したソフト」とのこと(LoiLoスタッフ)。

デモではマウス操作でのリアルタイム編集(映像の拡大や縮小、色合いの変更)が披露され、GPGPUの技術が使われていることを解説した。なお、今後はリアルタイムなエフェクト処理のほかにもエンコード処理にもGPUを使っていくとのことで「早ければ対応版が12月に公開できる」という(同スタッフ)。

ちなみに、10月中には同ソフトをバンドルしたSAPPHIRE製Radeon HD 4850搭載ビデオカードが発売予定。


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akiba20081018__0910.jpg最後に、恒例のAMDの”兄貴”こと土居氏によるロードマップアップデート情報が紹介された。そのなかでは、今年中に45nmプロセスを採用したCPUの投入(開発コードネーム:「Deneb」「Heka」「Propus」「Rana」)、TDP45W版CPUが近日中に登場すること、以前から噂されていたデュアルコアを採用した開発コードネーム「KUMA」といわれるCPUが今年Q4に登場予定することが明かされた。ただし、「KUMA」については「Phenom X3」のほうが速いとのこと(土居氏)。


このほか、Windowsの不要なサービスを終了させてパフォーマンスを向上させるAMDオリジナルチューニングツール「AMD Fusion for Gaming Utility」も紹介され、「システムパフォーマンスが5~12%向上」との説明がった(土井氏)。ただし、「Basic」でも標準でネットワークサービスがオフにさせられてしまうので、プリセットのカスタマイズが必要とのこと(土居氏)。

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