劇場版マクロスF「イツワリノウタヒメ」BD版に対する、ショップスタッフの憂鬱

2010年10月08日 20:300

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劇場版マクロスF「イツワリノウタヒメ」BD版に対する、ショップスタッフの憂鬱劇場アニメ「劇場版マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~」(2009年11月21日公開)のブルーレイ/DVDが発売となったが、店の規模や実店舗/ネットショップの違いを問わず、一部のスタッフは激しく憂鬱になっている(と思われる)。



※BD/DVD「劇場版マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~」については以下の記事を参照。
劇場版マクロスF「イツワリノウタヒメ」のBD/DVDが発売! BD版はゲーム入りハイブリッド仕様


その理由は、BD版である「劇場版マクロスF ~イツワリノウタヒメ~ Hybrid Pack」が"ゲーム扱い"であるため。製品自体は映画本編が中心の映像作品に仕上がっているが、今回の場合、流通上の扱いはあくまでも「ゲーム」となっている。

そのため、AV担当フロア/部署で働くスタッフにしてみれば、「俺らがいくら(BD版の)予約受付や一般販売に力を入れても、売り上げはゲームの方に流れていく…」「(メーカーに対して)普通に映像作品として出してください…」という意見が少なくないと思われる。しかも、アニメ業界においては、画質や特典違いの差でBD版が圧倒的な人気(一般層向け作品は除く)。そのBD版の売り上げを逃がすのは相当痛いだろう。「劇場版マクロスF」のような鉄板タイトルであればなおさら。

一方、AVとゲームの担当フロア/部署が同じ場合や店舗全体での売り上げとして見た場合は特に問題はないが、ユーザーにとってはちょっとした懸念事項がある。

1つは、(ほとんどの)映像/音楽作品では慣例になっている前日発売がNG(※)なこと。ただし、この点はすでに発売日を過ぎたので現時点ではもう気にすることではない。もう1つは、各種ランキングへの影響。ランキング作成元がゲームとして取り扱った場合、BDのランキングには反映されず、映像作品としての売り上げはDVD版のみの数字となってしまう。「良作で、実際にパッケージも相当売れてるのにランキング(記録)が下がってしまう…」と悲しむアニメファンも出てくることだろう。

※ゲームは発売日厳守。ペナルティも極めて大きい。

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「劇場版マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~」BD版(Hybrid Pack)DVD版
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