「影武者」実食レポート! 秋葉原の新たな(?)二郎インスパイア系ラーメン

2010年01月08日 22:300

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「影武者」実食レポート! 秋葉原の新たな(?)二郎インスパイア系ラーメンすでにお伝えしているとおり、二郎系ラーメン屋「大二郎」跡地に新たな二郎系ラーメン屋「影武者」がオープンしたが、ジロリアン(=二郎通)を自称する筆者が実際に食べてきたので、そのレポートをお届けしよう。



※「二郎」および二郎系ラーメンについては以下の記事を参照。
「らーめん大二郎」オープン! 二郎インスパイア系が秋葉原・末広町方面に登場
週刊アキバメシ(秋葉原の食事処情報) 2009年9月第3週号「アキバ周辺(?)の二郎系ラーメン」特集


"「らーめん大二郎」とは関係ありません"という旨の告知もあったという「影武者」。同じ場所に居抜きでオープン、メニューの価格設定も一緒(両店とも大盛が+100円/豚追加が+150円。ただし影武者は全てが20円安い)と、"関係ないとは口ばかりできっとオーナーは一緒なのだろう"という疑いはかなり強い。というか、二郎インスパイア系を自ら名乗る"新店"なのに最初から「味噌」があるという時点で…(※大二郎は途中から味噌を提供していた)。さらに言うと、年末年始にこそっと閉店→新装オープンするという手法自体が大二郎と同じ(ry


ということで、直系二郎・インスパイア系/亜流店よりも、大二郎に焦点を当てて比較してみる。

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「らーめん影武者」 東京都千代田区外神田3-4-1
営業時間:月~土11:00~15:30・17:00~21:00頃、日祝11:00~19:00
(※画像右の時間表は修正前のもので"頃"と"祝"が抜けているとのこと)

メニューは、らーめん(小)680円/(大)780円、豚入り(小)830円/(大)930円、豚ダブル(小)980円/(大)1,080円など。味噌らーめんは各100円増しで生玉子50円もある。無料トッピングは、野菜/あぶら/にんにく

店内は、大二郎と比べてサッパリしているというか白を基調にした明るい雰囲気。厨房や客席の配置は全く同じだが、客席スペースが広くなった印象を受けた。トッピングは、ニンニク・ヤサイ・アブラといたって普通。ただし、コールは完成後ではなく食券を渡すタイミング(これも大二郎と同じ)で、「ダブル」「マシマシ」コールも通用する。

そんなこんなで、豚入り(小)ヤサイマシマシアブラニンニク少しを注文。

待っている間に気づいたのは、接客について。大二郎は店員同士が延々と私語をし続けるというのが悪い意味で有名だったが、今回は私語がほとんど気にならない。また、あいさつなどもほぼ完璧で、しっかりしたラーメン屋という印象を受けた。


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豚入り(小)ヤサイマシマシアブラニンニク少し 830円


ラーメンが出てきて驚いたのは、ヤサイマシマシだと追加分のヤサイは別皿で盛られてくるという点。直系・インスパイア系いずれも基本的に、"どんぶりに盛れるだけ盛ってそれでも乗り切らない分を別皿、もしくは麺マシの人だけがヤサイ別皿"というシステムになっているため、"マシマシのみでヤサイが別皿"は異例中の異例といえる。

以下、各部のアップと食べてみて気づいた点(※もしも完全な新店の場合、オープン直後は「ブレ」が多いと思われるので参考程度に)。

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スープ

豚(豚入りにすると計4枚)
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追加分のアブラ
追加(マシマシ)分の別皿ヤサイ
7~8分で完食


・大二郎のときより少しだけどんぶりが大きくなった気がする。
・全体量は大二郎とほぼ同じで、普通のラーメン屋よりは多い。ただ、(盛りの良さに定評のある)神神二郎や桜台二郎と比べると、1/2から3/5程度か。ヘヴィなジロリアンにとってはまず足りないはず。
・麺も大二郎と同じ。二郎系と比べると細めだが、一般店よりは十分太い。ゆで方は、やや固めでツルツルしたのど越しが特徴的。
・スープはカエシ/アブラともに大二郎よりも効いているが、やっぱりライト系。味としては、直系二郎よりもインスパイア系の「ラーメン大」や明大前の「ラーメン吉野」(吉野はかなり塩辛いけど!)に近い…と思う。
・豚は、食べ応えのある厚さとイイかんじの柔らかさで旨い。ただ、タレはほぼ染み込んでいなかった。大二郎もはじめは良い出来の豚を出してたっけなァ…。
・ヤサイの盛りは後期の大二郎と同じかやや少ない程度なのであまり期待できない。ゆで加減も同じ。
・トッピングの脂は固形だが、大二郎に比べてかなり細かくなった。
・卓上装備は、カエシ、コショウ、一味トウガラシなど。
・レンゲ、ティッシュ有り。


結論として、本当の新店なのかただのリニューアルなのかを考えないとしても、実質的には「ごくわずかだけ成長した大二郎」といったところ。価格や営業時間もほぼ同じなので、"大二郎に行く感覚"のまま食べに行って問題ないだろう。ただ、大二郎と同様に、直系二郎で味わえる独特の満足感を期待するのはNG。


来年はどんな店名になっているのだろうか。



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