Intel天野氏がトークセッションを開催 32nm版CPUも登場間近!

2009年12月28日 13:300

※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。

Intelの「神様」こと天野伸彦氏が12月26日にソフマップ秋葉原リユース館店頭でトークイベントを開催した。


イベントは14時からの1回限定で実施。「ゆくCPUくるCPU」と題して、2009年の天野氏の活動を中心に、Intelの主な出来事を振り返った後、来年の動向を予測・解説するという流れで行われた。

天野氏が紹介した2009年の主な出来事は、Core i7(Bloomfield)の拡販活動にはじまり、イベントで披露して「社内でこっぴどく怒られた」という謎のスライドや、オヤジギャグだと承知しながらもアピールしたCore i7/Windows7などを紹介。また、今年の大ヒット商品となったIntel製SSDについても語り、「出荷停止騒動やファームウェアアップデート時の不具合などがなかったら…」と、2009年の反省点を振り返る場面も見られた。

akiba20091226__685.jpg akiba20091226__688.jpg 20091228133000.jpg
akiba20091226__702.jpg akiba20091226__744.jpg akiba20091226__753.jpg

続いて、話題は2010年のことに。来年はCPUのプロセスルールが32nmへと進化し、GPU内蔵のCPU「Clarkdale」(クラークデール/開発コードネーム)が年明け早々に登場するとアピール。またX58チップセット向けの32nm版は、「次のボーナス時期には出せていると思います」とおおまかな発売時期を語った。

Clarkdaleについては、「(GPUがCPUに統合されたことを指して)いい感じの場所に移動したので性能向上を期待できるかも?」、「(Clarkdaleの)ハードウェアデコーダー機能を利用するなら、WIndows 7のMediaPlayer(12)がオススメ」と紹介。ただし、天野氏自身は、「P55チップセットに1万円のビデオーカードを組み合わせたほうが好き」とコメントしている。

次に、X58チップセット向けの32nm版の対応マザーボードについて解説。従来モデルが対応するかどうかは、「ベンダー次第」とのことだが、Intel製のマザーボードに関してはBIOSで対応させる予定があるという。

akiba20091226__759.jpg akiba20091226__763.jpg akiba20091226__768.jpg

このほか、スライドには「Tylersburg(Xeon)の逆襲かっ!」、「SandyBridgeは2010年にはないよ」、「SSDとLarrabeeについては粛々と…」天野氏の考える2010年のキーワードが提示された。とくにSSDに関しては、来場者からの「Intelから大容量のSSDは発売されるのか」という質問に対して、「えっ、大きい容量ですか? 小さい容量ではなくて?」と驚いた様子を見せ、「容量の大きなものがあったら素敵だとおもいますが…」とコメント。その後、意味深に「当分は粛々…ということで…」とつぶやき、今後のSSDに関する展開をほのめかした。

akiba20091226__772.jpg akiba20091226__784.jpg


ログイン/会員登録をしてこのニュースにコメントしよう!

※記事中に記載の税込価格については記事掲載時のものとなります。税率の変更にともない、変更される場合がありますのでご注意ください。