【最新プラモレビュー】衝撃のMODEROID「ゴッドΣグラヴィオン」を声優・泰勇気が徹底レビュー!後編──ついに完成、最凶のアルティメットグラヴィオン!

2023年06月01日 10:000

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社会人ともなると忙しい毎日の中で積みプラが増えてしまいがち……。そんなあなたに代わって、ロボット&プラモデル大好き声優の泰勇気がプラモデル製作に挑戦するのが、この連載!

コンセプトは「忙しい社会人でも、週末の休みを使えばここまでできちゃうよ」。ルールは素組みで、1~2日の制作期間の2点のみ! この連載を読めば、きっとあなたの作ってみたいプラモデルと出会えるはずだ。

 

というわけで、「声優・泰勇気の週末プラモ!」第76回スタート!

泰勇気の週末プラモ 第77回 MODEROID ゴッドΣグラヴィオン 後編

 

それではさっそく最凶合神に挑戦です!

サンドマン「グランナイツの諸君! これより最終合神を行う!」

 

「ソルグラヴィオンと、ゴッドΣグラヴィオンの合神。グラヴィオン最終進化のカタチ!!」

 

「斗牙! エルゴフォームだ!」

ということでグランカイザーは、ソルグラヴィオンに合体した状態からスタートします!

まずは各ソルグランディーヴァを分離!

ゴッドΣグラヴィオンのグランディーヴァも分離!

 

グランカイザーを合体形態に変形させます。

 

「Geoミラージュ」の主翼と、そこにつながるスラスターをグランカイザーに合体。

 

グランカイザーの頭部を取り外し、黒い台座パーツを接続。

 

台座パーツを固定するように、バックパックごと覆うパーツを接続。

 

黒い「Gアタッカー」と「Gストライカー」を、先ほどの黒いアームに接続して肩アーマーを覆います。

 

「Geoジャベリン」は、左右に分離したままの状態から……

 

右腕にを構成する側にドリルを移動。合体時には、写真の位置から機体が左右入れ替わります。

手首もアルティメットグラヴィオン用の大型のものが用意されています。

 

グランカイザーの前腕にある合体ジョイントに、延長パーツを取り付けて、両腕を合体!

 

Geoミラージュのパーツと超重剣、アタッチメントパーツを組み合わせて、

 

左腕に合体。

 

「Geoスティンガー」、「Geoキャリバー」はソルグラヴィオンの時と同様に合体。

 

「Gドリラー」は、アニメだと二次元のマジックということで大型化しちゃっているので、アルティメット専用の巨大Gドリラーが見映えパーツとして登場! 巨大ですが中身は空洞になっているので、意外と軽いです。

 

ソルグラヴィオンの足裏に、巨大Gドリラーを合体!

 

グランΣはさらに頭部と両足を分離。腕部を変形させ、腰を180°回転させます。

 

白いウエスト部分を、合体用パーツで覆います。

 

グランΣの両足は、ひざの二重関節の上側を曲げて、かかとにキャノン砲のパーツを接続。

 

先ほどのウエストパーツに取り付けます。

 

合体準備の整ったグランΣを、グランカイザーの背中に合体。

 

「Gシャドウ」は胸部装甲のみ使用。ゴッドグラヴィオンのバックパックを構成する部分は、合体用に分割されたものを別で使用します。

 

グランカイザーの腰正面のカバーを取り外し、Gシャドウ取り付け用ジョイントを接続。

腰部サイドスカートには、ゴッドグラヴィオンのバックパック分割バージョンを取り付けます。

 

Gシャドウの主翼を前方に目いっぱい折り畳み、腰前部に合体。

 

胸部には、グリップを外したシールドを合体。

 

アルティメットグラヴィオン用の頭部は、ゴッドグラヴィオンとゴッドΣグラヴィオンのパーツを組み合わせて、改めて新規に組み立てます。

それを本体に取り付ければ……

 

「最凶合神!」

 

「アルティメ――ット……グラヴィオン!!!!!!」

の完成です!! いかがですか!! 過去のレビューで使用したソルΣグラヴィオンなので、一部が金色に塗装されてしまっていて申し訳ございません!……が、神々しきこの姿!! 我々は……キット化の発表からこの日を待ち続けていた……( ;∀;)

  

上半身です。ちょっとあおりで見ると、すぐ顔が隠れてしまいそうなほどのボリューム感の胸部。ゴッドΣグラヴィオンの足がそのまま肩アーマーとなる豪快さ。問答無用、有無を言わせぬ迫力です!

そして、何よりもカラフルです。塗装しようと思ったら、かなりの手間が予想されます。

 

設定通りのサイズでは辻褄が合わなくなったため、大型化したGドリラー。見てください、つま先に巨大ドリルの凶悪さ。「最凶」なだけありますね。

冷静に考えると高下駄を履いているような構造なのですが、どうしてこんなにかっこよく見えてしまうのでしょう。

 

ゴッドグラヴィオンが扱うには大き目だった超重剣も、アルティメットとなると左腕の固定武装に落ち着いてしまうという……。

 

Geoジャベリンの武装は右腕に集約されました。こちらもよいボリューム感となっています。

 

バックパックはグランΣをまるまる背負う形。ジェネレーターとしてはこれ以上ない存在です。肩アーマーの接続ジョイントが目立たなくなるのもいいですね。

この背面は、「メカスマインパクト」の配信でも大張正巳監督が「こうなっていたのか!!」と感嘆したほど複雑なパーツ構成となっています。アニメでもちゃんとした設定は作られていなかったため(Gドリラーが巨大化しているくらいですので)、アルティメットグラヴィオンを立体化するにあたってハードルの高い部分でした。

 

グランΣの脚部位置などはさすがにプラキットならではの解釈といったところ。それでもグランΣをダミーなどにはせずに、きちんとパーツを使って処理したことはすごいと思います。

 

Gドリラーの前腕にあたる部分がかかとになっています。この足首は非常に安定しています。

 

やっと可動範囲の説明です。

まずは頭部。飾りなどが大きいのであまり動かないかと思いきや、頭部周辺に障害物がないので、意外とよく動きます。

 

肩アーマーはバックパックから延びるアームを使うことで多少動くものの、腕の回転に追従させることはできません。

でもいいんです。でかくてかっこいいから。

 

腕の可動は、二の腕の接続軸のロール回転と、肘が90°曲がる程度。

でもいいんです。でかくてかっこいいから。

 

胴体は、若干の前方屈伸が可能のほか……

 

横方向への可動、少しの腰のひねりが可能。

 

腰部にGシャドウが合体した分、前後への開脚は少し狭くなりましたが……。

でもいいんです。でかくてかっこいいから。

 

膝の関節は、グランカイザーの時とほぼ変わらないほど曲げられます!

 

かなり大きく左右に開脚できます。

 

足首の可動は、ソルグラヴィオンに準じています。

 

グランカイザーの上半身をアクション胴体に交換することで、腕を水平方向へ多少持ち上げられるようになります。

 

はっきり言って、大胆なポージングはできません! 目いっぱいアクションを取らせようとしてもこのくらいがいいところかと!

でもいいんです。でかくてかっこいいから!!

 

でかいと言えば、大張正己監督によりデザインが起こされた劇中未登場の武器「超重弾劾剣」が、今回のMODEROIDでもしっかりと付属しています。赤い部分のみシールで処理。ほかの部分はパーツ分割による色分けとなっています。

 

手に持たせるとこんな感じ。

なんといいますかもう、笑いがこみあげてくるような迫力です。左腕の超重剣がかわいく見えてしまいます。

「THEシンプルスタンド」で展示する場合は、ネジを少し締めて倒れないように気を付けましょう。

 

剣を逆手に握り、地面に突き立ててみました。

何度も恐縮ですが、この迫力こそがアルティメットグラヴィオン最大の魅力。多少ポーズは取らせにくいとは思いますが、そんなことが気にならないくらいに素立ちがカッコイイのです。

 

そして、ここからが記事を出すのに時間がかかってしまった原因になります……。

 

プラス●手間……!?

 

いつもなら「プラスひと手間」をお送りするところですが、今回は「アルティメットグラヴィオン完成」を記念して、接着、継ぎ目消し、そして全塗装に挑戦してみましたぁ!!

挟み込みパーツ、細かい塗分け、パテを使用した隙間埋め、各種塗料を使っての塗装……。その結果、なんやかんやあって完成まで3週間ほどかかりました……。

そんな気合の入った一作、ご覧ください‼

 

メインで使用した塗料は以下の通り。

・GSIクレオス
飛雲ホワイト
スーパーリッチゴールド
スーパージュラルミン

・ガイアノーツ
EXブラック
WMブルー2
スターブライトアイアン

・モデルカステン
ファイアーレッド

色数は思ったより多くないのですが、塗装したり接着したりしていくとなると、どうしても手間がかかります。

 

頭部の塗分けで難しいのは目の上あたりの金色のライン。今回はマスキングテープで塗り分けました。目のパーツとクリアパーツは無塗装です。

 

肩アーマーとなっているGアタッカーたちはやや塗分けが多め。でも色数が増えると情報量も増えるので、ぜひとも塗り分けておきたいポイントでもあります。
腰のキャノン砲の内側のディテールの塗装も難しそうですが、マスキングテープを細かく刻むことで塗装を可能にしました。

Gシャドウの塗り分けについては、ディテールがくっきりしているのでマスキングしやすかったです。

 

超重弾劾剣などの刃部分は、つやありクリアでコーティング。そのほかクリアパーツ以外の本体はつや消しクリアです。

 

グランカイザーの脚部の塗り分けには苦労しました。グランΣのグリーンの部分は、ラピーテープに置き換えてあります。

 

部分塗装のみの物との比較。左が部分塗装、右が全塗装済みキットとなります。

迫力がすごすぎて、素組みしただけでもかなりの満足度が得られますが、塗装を施したことにより高級感が増したように見えませんでしょうか。

 

金色ひとつにしてもさまざまな色合いのものがあるように、塗装する人のセンスによって完成品の雰囲気は変わってきます。とはいえ、アルティメットグラヴィオンの継ぎ目消し、全塗装をすべての人にお勧めしたりはしません。相当大変です。しかし完成した時の達成感も相当なもの。これを味わいたい人は、僕と同じ道を歩んでみてください。

 

とはいえ玩具、フィギュアとして遊ぶなら無塗装でいじるのがベストかな。あなたはこの「グラヴィオン」シリーズ、どのように楽しむのでしょうか? まずはその手で組み立ててみて、このシリーズの楽しさを味わってみてください。

 

さてさて、次のキットは何かなぁ~~~~?

 

【製品情報】

■MODEROID ゴッドΣグラヴィオン

・メーカー:グッドスマイルカンパニー

・価格:7,500円 (税込)

・発売中

・仕様:組立て式プラスチックモデル

・ノンスケール

・全高:約170mm

・原型制作:Mr.田(GOD BRAVE STUDIO)

・制作協力:瑞穂町デザインチーム

 

【泰勇気の出演情報】

・ NETFLIX海外ドラマ「Locke&Key」シーズン1、2配信中(タイラー役)

・ 橘猫工業「ハンドレッドエッジ」PVナレーション

・ YouTubeガンダムベースライブch川口名人のすいプラ」毎週水曜18時配信(アシスタント)

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