秋アニメ「魔入りました!入間くん」OP「ギリギリRide it out」配信スタート! 思った以上にガチオタな世界(FANTASTICS from EXILE TRIBE)インタビュー後編

2022年11月24日 12:000

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現在放送中の秋アニメ「魔入りました!入間くん」第3シリーズでオープニングテーマの「ギリギリRide it out」を担当しているFANTASTICS from EXILE TRIBE。本作が収録されたシングルは、亀田誠治×佐藤可士和×FANTASTICSスペシャルコラボレーション三部作の第2弾シングル「Choo Choo TRAIN」として2022年11月16日にリリースされた。

今回、リリースを記念して、アニメ&漫画好きとして知られるFANTASTICS from EXILE TRIBE/世界さんにインタビュー! アニメ「魔入りました!入間くん」やOP主題歌のお気に入りポイント、「Choo Choo TRAIN」を上手に踊るコツについてうかがった前編に続き、後編ではアニメ&漫画好きとして知られる世界さんに、ご自身のアニメ&漫画遍歴と今期の注目アニメを教えてもらった。


インタビュー前編はこちらから!
秋アニメ「魔入りました!入間くん」OP「ギリギリRide it out」配信スタート! 世界(FANTASTICS from EXILE TRIBE)インタビュー前編
 

 

── 世界さんがハマった最初のアニメや漫画について教えてください。

 

世界 僕世代はやっぱり「ドラゴンボール」ですよね。アニメは「ドラゴンボールGT」がやっていた頃で、その前のシリーズは再放送などで観ていました。オールタイムベストも最初にハマったのも「ドラゴンボール」です。

 

 

── インタビュー記事やSNS、Vジャンプレイβなどを拝見したところ、ご自身の世代よりも前の世代の作品にも割と触れているとのことですが……。

 

世界 好きですね。今の技術を使えばすごくきれいな画も作れるし、声優さんもすごく上手な方が多いので、いい作品もたくさん生まれています。でも、やっぱり昔でしか表現できないものというのがあって。今の環境で昔っぽくすることもできるのですが、80年代、もっと言えば70年代でしかできない味、90年代だと当時のコスト、制作環境でしか生まれないセル画には、タイムカプセル的なよさがあるので昔のアニメはやっぱり好きですね。

 

── 特に好きな作品はありますか?

 

世界 アクション系が好きなので「北斗の拳」は外せません。ロボット系なら「ガンダム」シリーズ、いわゆる男の子が通るものは大好きですし、衝撃もたくさん受けました。「北斗の拳」は漫画と結構違っていてアニオリ(アニメオリジナル)がぶっ飛んでいてすごくおもしろくて(笑)。今ではぜったい放送できないものばかりなので、そういうことを考えながら観るのもすごく楽しいです。「ドラゴンボール」で言えば、悟空とチチの結婚なんて今やったら若干炎上しそうな気もしなくもないですよね。そういう作品を作るのってすごく楽しいだろうなって思います。

自分もある意味作り手側の立場もわかるので、あの頃の作品に憧れて業界に入った漫画家さんや作家さんの中には、今やりたいけれどできないって葛藤している人がいっぱいいるんだろうなと思っています。昔の作品を観るたびに、そんな気持ちになっています。

 

 

── 「入間くん」の第3シリーズでは安元(洋貴)さん演じるココ推しの予定とおっしゃっていましたが、アニメを観るときは声優さんで選ぶこともあるのでしょうか? 世界さんのアニメ選びの基準が知りたいです!

 

世界 基準……、何だろう。ジャケ買いとすごく似ていて、僕は毎期どの作品も第1話は観るようにしています。アニメも漫画もゲームも好きなので、チェックしなければいけない作品数が多くて時間が足りないんです……。今朝も寝坊しちゃいました(笑)。

 

── 今期のアニメが始まるタイミング(インタビュー実施は10月上旬)で、寝不足になりますよね。

 

世界 「BLEACH 千年血戦篇」を観て、「名探偵コナン 犯人の犯沢さん」を観て、ちょっとゲームしてしまったので(笑)。「BLEACH 千年血戦篇」は絶対リアタイ(リアルタイム視聴)したかったし、今日に限ってジャンプが火曜日更新だったので、0時半からジャンプ読まなきゃってなっていて……。

 

 

── 更新時間をチェックしているということは、電子書籍派ですか?

 

世界 基本は紙です。タイミングよく買いに行けないこともあるので、電子書籍と併用しています。見開きとかは紙で読んだほうが断然おもしろいので、やっぱり紙は欠かせません。小学生くらいのときから、発売日にコンビニに走るという生活は変わっていないですね。

 

── 毎週月曜日はソワソワしますね(笑)。

 

世界 ソワソワです。SNSにあげているのは本当に一部。ジャンプもマガジンもチャンピオンもサンデーも読むので、コンビニに行くと山積みで購入になります。定期購読もしていますし……。

 

── 世界さんにとって漫画は欠かせないものですね。

 

世界 欠かせないです。もしこの世から漫画が消えたら、多分僕も消滅すると思います。漫画と一緒に燃え尽きて灰になるでしょうね(笑)。

 

 

── ジャンプなどは一度卒業するとか、いったん離れる時期があったりすると言いますが……。

 

世界 言いますね。僕の周りにもたくさんいます。でも、僕には全く無縁の話です。ずっと軸の生活は変わっていなくて、大人になってから仕事というやるべきことが追加されたみたいな感じです。

子どもの頃、ダンス教室に行くと僕より年上の人がたくさんいて、会話のツールとしてだいたい漫画の話をしてくれました。その影響でジャンプもチャンピオンも読むのが早かった気がします。小学生の頃は、周りがコロコロを読む中、僕はコロコロを読みつつジャンプも読むみたいな子どもでした。親戚にも漫画好きが多くて「魁!!男塾」とかを読んだのもかなり早かったです。周りに漫画やアニメが好きな人がとにかく多いという環境でした。

その環境がよかったのかな? 多分、よかったのだと思います(笑)。母は宝塚歌劇団にいたので、「ベルサイユのばら」も読んでいました。当たり前のように読んで「すごくいい!」って感動したのを覚えています。

母はビッグコミックを愛読していましたよ。「昴」も読んでいたし、「鎌倉ものがたり」のような地元密着系も好きで、とにかくいろいろなものを読んでいました。

 

── 漫画の影響はお母さんから?

 

世界 大きかったと思います。小学生には伝わらない大人の漫画のおもしろさ、お笑いのようなものも覚えられたし……。友達からの影響は漫画に関してはないかもしれません。僕は先取りして読んでいたので(笑)。今でいうスクールカーストもあったけれど、僕は運よくダンスもやっていたので、オタクともちょっとイケてる子たちとも仲良かったので、学校での居心地もよかったです。こっちではジャンプの話をして、あっちでは美少女モノの話をしてと、うまく行き来してバランスを保っていたと思います。大人になった今でも、周りの環境に関して、やっぱり軸は変わっていないです。

 

 

── LDH(所属事務所)の方たちにもディープなアニメや漫画の話をすることがあるのでしょうか?

 

世界 意外とアニメや漫画が好きな人もいます。でも基本はド級の陽キャが多いので、肩身が狭いこともあります(笑)。だけどグループにいるときはダンスキャラという鎧を身につけつつも、気持ち的には陽キャに混ざれるオタクでいようと心がけています。最近は声優さんをはじめ、アニメや漫画業界の方々とも仲良くさせてもらう機会が増えていて、やっぱりこっちが楽しいなと感じることもよくあります。「あ! 通じる!」っていうのはやっぱりうれしい感覚ですから。

 

── そういった出会いはアニメ&漫画好きを公言してよかったと感じる部分ではないでしょうか。

 

世界 そうですね。Twitterやインスタでいろいろ発信するようになったのも「どんどん、言っちゃいなよ」というm-floの☆Taku Takahashiさんの言葉がきっかけでした。大先輩が言うならそうしようかなとも思ったし、HIROさんも「キン肉マン」が好きだったり、LDHにも「ドラゴンボール」好きはたくさんいるし……ということで、みんなが自然に受け入れてくれる感じがあったのはうれしかったです。

 

── アニメ「呪術廻戦」のエンディングには知り合いがクレジットされているとのこと。アニメとダンスの親和性について、両方に精通する世界さんがどのようにとらえているのかうかがいたいです。

 

世界 「らき☆すた」しかり「涼宮ハルヒの憂鬱」しかり。アニメにダンスは欠かせません。親和性はすごくあると思います。最近はアニソンもロックが主流になり、昔のほうがジャンルが幅広かったなと感じています。エンディングでダンスが入るようになって流れがガラッと変わった気がします。オタクもダンスが踊れるようになり、ダンサーにもオタクが増え、最近はそれがまたちょっと進化して、オタクですと自分から言える人も増えている印象があります。実際話してみると「本当にオタク?」と感じることも正直ありますけれどね(笑)。でも、まあ、そういう怪しいタイプがいることも含めて、オタクとダンスが繋がるのも、ダンスを題材にした漫画も増えている現象もとてもうれしく感じています。

 

── ちなみにダンスありなしは別として世界さんの好きなオープニングもしくはエンディングテーマを教えてください。

 

世界 今も昔も超ド級にワクワクするのは「ドラゴンボールZ」の「WE GOTTA POWER」です。歌詞のはちゃめちゃ感と1枚の画で観たときのインパクトも含めて究極の到達点だと思っています。いつ観ても子どもの頃に初めて観たときの感覚になれるのはすごいと思うし、音と歌と画だけでそれを感じられるのは素晴らしいことだなと。あと「機動武闘伝Gガンダム」のオープンニング「Flying the sky」も好きですし、エンディングは前期、後期どちらも大好きです!

 

 

── いろいろ聞きたいネタが浮かんできますが……。最後に今期、世界さんが注目しているおすすめアニメを教えてください。

 

世界 「アキバ冥途戦争」です。PV観たときにめっちゃおもしろそうだなと思いました。でも、PVでは内容が全然想像できなくて……。任侠ものなのかなと恐る恐る観てみたら、まあブッ飛んでました。「これはすごいのが出てきたな」という感じです。声優さんの演技もすごくおもしろいし、これを地上波でよくやったなと思いました。第4話あたりでものすごい爆裂して、(おもしろさ)に気づかれる気がします。

あとは「恋愛フロップス」かな。「機動戦士ガンダム 水星の魔女」も間違いなくおもしろいだろうし、もちろん「魔入りました!入間くん」にも注目しています!

 

(取材・文/タナカシノブ、撮影/金澤正平

 

【CD情報】

■Choo Choo TRAIN/FANTASTICS
・発売中
・価格:CD+DVD 3,400円(税込)、CD ONLY 1,500円(税込)
・レーベル:エイベックス・エンタテインメント

<CD収録内容>
1. Choo Choo TRAIN
2. ギリギリRide it out
3. Choo Choo TRAIN (Instrumental)
4. ギリギリRide it out (Instrumental)

Bonus track
(CD ONLYのみ)
Summer Bike (Live)

<DVD収録内容>
1. Choo Choo TRAIN (Music Video)
2. Choo Choo TRAIN (Music Video Making Movie)
3. Summer Bike (Live Video)
4. Drive Me Crazy (Live Video)
5. Escape (Live Video)

画像一覧

関連作品

魔入りました!入間くん(第3シリーズ)

魔入りました!入間くん(第3シリーズ)

放送日: 2022年10月8日~2023年3月4日   制作会社: BN Pictures
キャスト: 村瀬歩、木村良平、朝井彩加、竹内順子、谷山紀章、國府田マリ子、岩崎征実、安元洋貴、熊谷健太郎、野上翔
(C) 西修(秋田書店)/NHK・NEP

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