新幹線がロボットに変形合体! 「トランスフォーマー」新シリーズ「MPG」シリーズでトレインボットが復活! 第1弾「トレインボットショウキ」徹底レビュー・前編【泰勇気のトイ遊々記 第20回】

2022年09月03日 15:000

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声優業界イチのロボット好き声優・泰勇気が、気になる最新トイホビーを遊びつくす人気連載!

今回はタカラトミーが誇る変形玩具シリーズ「トランスフォーマー」より、大人気キャラクターのひとつでもある「トレインボット」のリニューアルアイテム!

「MPG-01トレインボットショウキ」のご紹介です。


「トレインボット」とは、日本では「トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ」に登場した、6両の各電車がロボットに変形。さらには六体合体して重連巨大戦士「ライデン」になるというシリーズです。作りこまれた変形合体ギミックや、電車形態の美しさ、そして合体ロボット・ライデンの圧倒的なかっこよさゆえに、いまだにアニメ放映当時のアイテムを追い求めるコレクターも多いキャラクターなんです。

 

ショウキに関して言えば過去にリニューアルされなかったわけではありませんが、完全に新規リニューアルされたのは今回のアイテムが初めて! 

しかもトランスフォーマー最高峰のブランド「マスターピース」の、さらに最新ライン「MPG」での商品化ときたら期待せざるを得ません! 「MPG」の「G」は、GATTAI(合体)、GIANT(巨大化)、GREAT(グレート!)を象徴するとのことで、気合の入り方もハンパありません。

少々前置きが長くなってしまいましたが、まずはパッケージから見ていきましょう。

 

これまでの「MP(マスターピース)」シリーズでも見たことのない、ロングタイプのパッケージ。「そっか、電車だものな」と再認識させられます。

この車体の色がまた泣かせてくれますね。

箱裏面には「MPG」や「0系新幹線」についての解説が載っています。今回の商品についてのポイントを引用しますと「JRグループからの正式許諾」「鉄道ブランドTOMIXを有するトミーテックの協力」「国際的な鉄道模型の規格HOゲージサイズにて立体化」と、トランスフォーマーとしての完成度はもちろん、新幹線モデルとしての完成度にもこだわられていることが伝わってきます。

 

天面には商品名。底面には各種注意事項などの情報が載っています。

 

左右のフタにはそれぞれ、新幹線とロボットの両モードの写真が載っています。

 

では、中身を見てみましょう。

本体のほかにも、座席×2、レール2種、武器のマッハレーザー、ライデン用チェストパーツ、ジョイントパーツ、キャラクターカード、説明書が付属。キャラクターカードと説明書には読み応えのある解説が載っているので、ぜひその目で確かめてみてください。

 

車両形態を正面から見てみましょう。

左側が今回の「MPG」版で右側は当時品……ではなく、「トレインボット」の元になった「ダイアクロン」の「東海道新幹線 マッハライナー」になります(すみません! 残念ながら「トランスフォーマー」の当時品は持っていないのです……)。
「MPG」版は、形状のみならずリベット表現やワイパーなどの細かいディテールも、できる限り精密に再現されています。「ダイアクロン」版も細部が大きく省略されているとはいえ、よく特徴をとらえてデフォルメされている商品だったんだなとわかりますね。

 

車体後方。ドアもしっかり塗り分けられています。実際に見る機会の少ない部分まで、細かく再現されています。

 

車両接続部の形状もしっかり作りこまれています!

 

さすがにこの車両が登場した時代を、リアルタイムで経験しているわけではありませんが、当時の日本の状況を考えると、本当に夢の超特急だったのでしょうね。

そしてこのかっこよくも愛嬌のある姿……。長く日本人に愛されてきたのもわかる気がします。

そういえばアニメの第1作目でも、新幹線“らしき”ものが登場するエピソードがありましたね。

 

連結させたレールに載せることもできます。非常に見栄えのよくなる、嬉しい付属品です。「ダイアクロン」版にもレールは付属していたので、そのオマージュでもあるのでしょうね。

 

車体が長いので、分割してサイドから見てみましょう。変形用の分割ラインこそあるものの、一見鉄道模型かと見間違うほどリアルです。
よく見ると車窓の中にメカがぎっちり詰まっているのが、トランスフォーマーらしくて好きです。

 

こちらは「ダイアクロン」版。1両としての長さとしてはちょっと短めにアレンジされています。窓の数とかも明らかに少ないのですが、当時の新幹線玩具としては優秀なデザインだったのではないかと思います。

 

車体底面です。車輪周辺など、可能な限り新幹線のディテールを再現しつつ、ロボットモードのパーツなどが共存しているのが非常に面白いと思います。

 

もちろん、HOゲージのレールに載せることも可能です。

 

レールは金属感のある処理が施されていて、こういったアングルから眺めると非常に臨場感があります。

このままディスプレイしていても、違和感がありません。

 

近年のマスターピースは「ロボットモードでのサイズ感を統一」しています。それゆえ、別売のマスターピースに付属している人間系フィギュアと並べると、ショウキの新幹線形態の大きさは比率的には少し小さめになりますが、運転席にマスターピース「ウルトラマグナス」に付属しているダニエルのフィギュアを搭乗させることができるようになっています。

 

車両の先頭部分を左右に展開し、付属の座席を取り付けます。

 

ダニエルを座らせて、開いたパーツを再び閉じればOKです。

 

ちゃんと運転席からダニエルの顔が覗くようになっています。

 

ちなみに「ダイアクロン」版でも、同じ場所に隊員フィギュアを乗せることができました。

ダニエルの搭乗方法に既視感を覚えた人は、きっとこれを思い出したのでしょう。

「トランスフォーマー」当時品の「トレインボット」は、隊員フィギュアや搭乗ギミックがオミットされているので、このギミックは「ダイアクロン」ファンへのサービスなのでしょうね。
……待てよ? ダニエル以外のフィギュアや、「ロボットベース」に向けて大きく盛り上がり始めている「ダイアクロン」の新しい隊員も乗せられるのでは!?

 

搭乗の際のポイントとなるのが、座高と脚の長さ。ダニエルの座高はご覧の通り、ぎりぎり天井に頭がつかないサイズ。

 

マスターピース「デルタマグナス」に付属の、メリッサのフィギュアだと頭部が天井を越えてしまうため乗せられません。

 

ダイアクロン隊員は、ダニエルフィギュアより小型なので余裕で座らせることができます。が……

 

運転席からは、その姿が見えません。

 

そこで、シートの謎の可動部。これを倒すとなんと座席がかさ上げされます! まさか!

 

やった! これでダイアクロン隊員の姿が、ちょうどよく見えるようになりました!

なぜこれを思いついたのかというと、私は幼稚園児の頃に劇団ひまわりに入っておりまして、エキストラで出たドラマ「あばれはっちゃく」において教室の席に座る小学生役をやった時に、座高が足りず、電話帳の上に座らせられたことを思い出したからだったりします。

余談、失礼いたしました。

 

続いて、そのほかの付属品を見ていきましょう。

 

武器のマッハレーザーは当時品をハイディテールにして、拡大したかのような造形。ここまで当時品に似せてくれたのは嬉しいですね。

 

マッハレーザーはビークルモードでも底面にマウントさせることが可能。余剰パーツにはなりません。

 

ライデン用チェストパーツ。下にあるものが「ダイアクロン」版になります。こちらもボリュームアップされているとともに、ハイディテールにアレンジされています。

 

このパーツも、分割ラインで折り畳むことによって……

 

座席を取り付けていない先頭車両内に収めておくことができます。つまり、座席との選択式になります。

 

最後に付属品のジョイントですが、これは「TFパワーベース(一部のマスターピース商品に付属)」と組み合わせて、ビークルモードを飛行状態で展示させるためのパーツ。

 

 

車体底面のパネルを変形させてジョイントパーツを差し込みます。

 

申し訳ないことに、自分はTFパワーベースを所有していなかったため、ここまでしかお見せすることができませんが、このジョイントを使えば、空を走る新幹線もディスプレイ可能となります。
ロマンティック。

 

ショウキをロボットに変形!

さぁ! それではロボットモードへの変形、いってみましょう!
「MPG」ということもあり変形工程は少なくないため、ダイジェスト的な紹介となりますが、変形の雰囲気だけでもお伝えできれば!!

 

説明書では腕、脚部の変形について、それぞれ詳しく説明されています。運転席後ろあたりが両腕に、車両後部が脚部に変形していきます。

まずは各部のロックを外して展開していきます。

 

車両先頭部分は背中に背負う形になるので、大きく移動。細いパーツもあるので動かすときは力を入れる場所に気をつけましょう。

脚部を伸ばし、足首部分の変形が開始します。

 

両腕はおおよその定位置へ移動。脚部の形状もまとまってきました。

先頭部分はこのままだと下を向いてしまうので、ここから反転して先頭が上を向くように変形させていきます。

 

脚部が整ったので立たせました。手首や頭部はまだ収納してあります。

 

腕部のフタを開いて手首を展開。二の腕のロール軸で180°回転させます。

 

胸部のパネルも、定位置に回転させます。

 

いったん後方に大きく展開させた先頭車両部分も、コンパクトにまとめつつ背中に接続させます。

頭部も、ここで展開。

 

これで変形はおおむね完了です。

 

ダイアクロン版と比べると、元のデザインをリスペクトしていることがよくわかります。

 

最後にマント状のパーツ内側のクロー状パーツを寝かせれば全ての変形が完了!

 

サイバトロンの高速指揮官(トレインボットリーダー)ショウキの、ロボットモードが完成しました!

世が世なら主人公も務まりそうなルックスとカラーリングです。

何より顔が超イケメン! 脚部などに新幹線の意匠が見えているのも、トレインボットの魅力のひとつです。

 

こちらは「ダイアクロン」版のロボットモード。(胸部のシールが破損しております)

配色や脚部の新幹線の意匠などを見れば、今回の「MPG」版は、玩具やアニメ「トランスフォーマー」で描かれた姿から、しっかりとそのカッコよさが受け継がれていることがわかります。

 

ダイアクロン版との身長比較。まるで親子のようです。

 

次回はロボット形態、そしてライデンへの合体形態をご紹介します!

新幹線がロボットに変形合体! 「トランスフォーマー」新シリーズ「MPG」シリーズでトレインボットが復活! 第1弾「トレインボットショウキ」徹底レビュー・後編【泰勇気のトイ遊々記 第21回】 

【商品情報】

■MPG-01 トレインボットショウキ

・発売中

・メーカー希望小売価格:19,800円(税込)

・対象年齢:15才以上

・メーカー:タカラトミー

【泰勇気の出演情報】

・ NETFLIX海外ドラマ「Locke&Key」シーズン1、2配信中(タイラー役)

・ 橘猫工業「ハンドレッドエッジ」PVナレーション

・ YouTubeガンダムベースライブch川口名人のすいプラ」毎週水曜18時配信(アシスタント)

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トランスフォーマー・ザ・ヘッドマスターズ

放送日: 1987年7月3日~1988年3月28日   制作会社: 東映アニメーション
(C) 東映 (C) 2008 タカラトミー

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