Nehalem-EP採用の「Xeon 5500」シリーズが発売! 2基で16コア環境、デモ実施中
※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。
インテルのサーバ向けプロセッサに新シリーズ「Intel Xeon Processor 5500」が登場(3月31日発表)。秋葉原のPCパーツショップでは販売が始まっている。
「Intel Xeon Processor 5500」は、インテルの新しいマイクロアーキテクチャーを採用したサーバ/ワークステーション向けCPU。「Nehalem-EP」というコードネームで呼ばれてきたもので、その名前のとおりデスクトップ向けCPU「Core i7」と同じNehalem世代のアーキテクチャーを採用する製品になっている。
Xeon 5500をサポートするプラットフォームは、最大2基のCPUを搭載可能でHyper-Threading技術のサポートにより、CPU1基あたり8コア、デュアルCPU構成では16コアを実現可能。また、CPUに内蔵されたメモリコントローラーは、Registered DIMMとUnbuffered DIMMの両方に対応し、トリプルチャンネル動作をサポートする。さらに、各チャンネルごとに3本までのメモリを搭載でき、CPU1基あたり最大9本、デュアルCPU構成であれば18本(144GB)のDDR3メモリを搭載できるという。なお、メモリは上位モデルで1,333MHz動作に対応するが、搭載本数が増えるごとに800MHzにまで下がるようになっている。
このほか、Nehalemがサポートする仮想化技術のほかに、ダイレクトI/O向けの仮想化技術なども搭載されている。そのほかの主な機能はCore i7と同様で、高速なCPUバス「QPI(QuichPath Interconect)」、状況に応じてクロックを向上させる「Turbo Boost Technology」、低消費電力を実現する「Intelligent Power」などを搭載。対応ソケットはLGA1366、ラインアップは以下のとおり。
モデル名/クロック(GHz)/コア数/QPI/キャッシュ/TDP/メモリクロック/TurboBoost/Hyper-Threading
Xeon W5580 3.20/Quad/6.4GT/sec/8M/130W/1333MHz/Yes/Yes
Xeon X5570 2.93/Quad/6.4GT/sec/8M/95W/1333MHz/Yes/Yes
Xeon X5560 2.80/Quad/6.4GT/sec/8M/95W/1333MHz/Yes/Yes
Xeon X5550 2.66/Quad/6.4GT/sec/8M/95W/1333MHz/Yes/Yes
Xeon E5540 2.53/Quad/5.86GT/sec/8M/80W/1066MHz/Yes/Yes
Xeon E5530 2.40/Quad/5.86GT/sec/8M/80W/1066MHz/Yes/Yes
Xeon E5520 2.26/Quad/5.86GT/sec/8M/80W/1066MHz/Yes/Yes
Xeon E5506 2.13/Quad/4.8GT/sec/4M/80W/800MHz/No/No
Xeon E5504 2.00/Quad/4.8GT/sec/4M/80W/800MHz/No/No
Xeon E5502 1.86/Dual/4.8GT/sec/4M/80W/800MHz/No/No
Xeon L5520 2.26/Quad/5.86GT/sec/8M/60W/1066MHz/Yes/Yes
Xeon L5506 2.13/Quad/4.8GT/sec/4M/60W/800MHz/No/No
なお、モデルによりHyper-Threadingの対応やTurboBoostの有無、デュアル/クアッドコアタイプなどわかれており、クロックなどの仕様もクロック(1.86GHz~3.20GHz)、QPI(4.8GT/sec~6.4GT/sec)、キャッシュ(4M、8M)、TDP(60W~130W)と異なるため選ぶ際には注意が必要だ。
価格はT-ZONE PC DIY SHOPで、ラインナップ順に187,800円、162,800円、137,800円(取り寄せ)、112,800円、87,800円、62,480円(取り寄せ)、44,000円、31,480円、26,800円、21,980円(取り寄せ)、62,480円、 49,980円。なお、今回は純正CPUクーラーが別売となっている。価格は同店で4,180円。
Xeon W5580 | 同 X5570 | 同 X5550 | 同 E5540 |
同 E5520 | 同 E5504 | 同 L5520 | 同 L5506 |
Xeon 5500シリーズ向けインテル純正クーラー「BXSTS100C」。CPUのリテールパッケージを彷彿とさせるデザインになっている。クーラーは小型で、高回転数のファンを搭載する |
ちなみに、販売ショップのT-ZONE PC DIY SHOPでは最上位モデルのクアッドコアCPU「Xeon W5580」2基とASUS製マザーボード「Z8PE-DI2X」を使用してデモを実施中。総額50万円ほどの構成になり、16コア動作の模様を確認できる。また、CPU-ZやCrystalMark 2004R3などのベンチマークプログラムも動いており、高スペックさを実感できるようになっている。
16コア動作 | CPU-Zでの認識も問題なし | CrystalMark 2004R3 |
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【取材協力ショップ】:T-ZONE PC DIY SHOP
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