ガンダムが! ダンバインが! モーターヘッドが! レジェンド画家・高荷義之のボックスアート原画を間近で堪能できる原画展レポート!

2022年08月12日 16:270

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昭和から令和にかけて、数多くのプラモデルのボックスアートやミリタリーアートを手がけている画家・高荷義之さんの原画展が、2022年8月11日(木・祝)~8月21日(日)にかけて開催中だ。

昭和30年代後半から40年代にかけては戦艦、戦車、戦闘機のプラモデルボックスアートを手がけ、昭和40年代から50年代にかけて「少年サンデー」ほか雑誌の表紙などを執筆。
そして昭和57年、アニメ「超時空要塞マクロス」のプラモデルボックスアートでブレイクを果たし、以降は「機動戦士ガンダム」シリーズ、「聖戦士ダンバイン」、「ファイブスター物語」などのボックスアートなどアニメ系プラモデルの世界でも知られるようになった高荷義之さん。

特に、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」や「聖戦士ダンバイン」シリーズのボックスアートには強い衝撃を受けた人も多いのではないだろうか。筆者もその一人で、特に「1/100スケール νガンダム」のボックスアートの力強さは、今もなお鮮烈なイメージを残している。

そんな高荷さんの原画30点を堪能できる「高荷義之 原画展2022夏」が、8月11日(木)から8月21日(日)にかけて、ヒルトン東京のB1Fにあるアートギャラリー「ヒルトピアアートスクエア」で開催中だ。


高荷さんというと、先述の通りロボット系プラモデルのボックスアートでその名を知った方も多いだろう。

今回の展示でも、「ガンダム」「ダンバイン」「ファイブスター物語」などの原画を数多く展示。
個人的には高荷さんの「エルガイム」は意外で、非常に見ごたえがあった。


よ~く目を近づけてみると、下書きの鉛筆の線が残っていることがわかる。印刷物では気づかない生々しさが原画にはある。
そのほか、未発売に終わったゲームのイラストも展示されている。

第二次世界大戦で運用された兵器群を題材としたアートも多数展示。



中には、実際に完成に至らなかった航空機が運用されている姿をイメージしたものや、現実にはあり得ない組み合わせの作品も。高荷さんのイマジネーションが発露した画稿にも注目だ。

近年発表の作品も展示。

物販も充実。複製原画も多数販売されているが、中には数量限定のものもあるのでお見逃しなく!

最注目物販アイテムは、小冊子「戦車の本」「零式艦上戦闘機のすべて」だ。
これは1960年代、雑誌「少年」(光文社)に30円分切手のを送ると全応募者に送られた冊子。イラストのみならず、文章、戦時中に実際に搭乗した関係者へのインタビューまですべてを高荷さんが手がけた幻の冊子である。

もしかすると「展示が30点? 少なくない?」と思われる方もいるかもしれない。
しかし、実際に会場で作品をじっくり鑑賞すると、満足感がハンパないのである。むしろ30点以上あったら、1点ごとじっくり楽しむ余裕はなかったかもしれない。
主催者の方にお話を伺うと、今回の反響次第では第2弾もありえるということなので、次の30点(かどうかは不明だが)を堪能するためにも、ぜひ会場に足を運んでいただきたい。




【イベント情報】
■高荷義之原画展2022夏
・期間:2022年8/11(木・祝)~8/21(日) 11日間。
※初日はプレミアムチケットを お持ちの方のみ入場できるプレミアムデー。一般入場は8/12(金)~。
・営業時間:12:00~19:00
・展示作品:30枚
・会場:ヒルトピアアートスクエア 東京都新宿区西新宿6-6-2 ヒルトピアショッピングアーケード(ヒルトン東京B1F)
・交通:最寄駅:地下鉄丸ノ内線西新宿駅徒歩4分、 地下鉄大江戸線都庁前駅徒歩5分、 JR新宿駅西口徒歩12分(地上)。
・備考:物販(カタログ、Tシャツ、複製原画等)あり。

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