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「ただの箱」から「前輪がSFっぽい未来バイク」へ! とりあえず組み上げてみた!
組み立て始めて即座に不安にかられるのは、左右の大きなパーツを組み合わせると、なんかほとんど完成じゃない?と思わされてしまう点。
▲ 前後に小パーツは組み入れるものの、最初の組み立て工程で「アクロバンチの腕」としては、8割ほどでき上がってしまう。ヒジは曲がらないので、ただの箱みたいな腕後は、この箱にバイクっぽいパーツを足していって、何とかしてこの形態から離れる……というだけの作業が続く。どうしても、そんなにしてまでバイクにしないとだめなのか? そこまで深い事情があって、この300円のプラモデルを発売したのか? こういう超次元的な体験ができるから、80年代のアオシマ製キットは見逃せない。
▲ バイクっぽいディテール、その1がマフラー。左右分割なので、後部にはちゃんと穴もあく。ほとんど四角いパーツの中で、ゆるやかにアールのついた円柱はアクセントとして効果的
▲ 次の工程が「シートの組み立て」となっている。かなり大きなカバー状のパーツを箱のうえに被せる。説明書をよく確認しなければならないが、このカバーは内側の軸を接着せず、可動するよう組むようだ
▲ シートと計器のモールドされたコンソール部分、シート後方のテールランプ、そして先ほど組んだマフラーを本体に組み付けると、確かにバイクに近づいてきた。まだまだ箱だけど、情報の方向がバイク寄りになったちなみに、コンソールは取りつけ穴が「ただの穴」なので、左右に回ってしまう(上の写真でも、少し傾いてるよね)。後から取り外すパーツは穴を丸くして、それこそ回して外しやすく設計してある。塗装図とデカールが付属して、アニメのプラモも飾って楽しむ時代だったと思うんだが、「合体遊びのため、パーツが取り外し可能」という70年代的な方法論が混在している。しかしここで、さらに不安をかき立てるパーツの登場だ。
▲ 前輪部分につく、いかにも80年代風のメカ部分。車輪ではなくホバーか反重力で浮くところがSFなのでしょう。でも、このパーツには関節があって、「クキッ」と曲がるのです。左右にステアリングが切れるのではなく、上下方向に曲がるのか……この前輪のメカ部分は、バイクというよりはSF的な要素でしょう。そして、ここでまた「カウリング」というバイク的なパーツを組み立てるんだよね(説明書に「カウリング」と書いてある)。もう、ジェットコースターに乗ってるみたいだよ。そして、カウリングにも謎の可動ギミックが搭載されていた。頭が変になりそうだけど、とりあえず組もうか。
▲ まず、中央部分のカバー状のパーツに可動軸を接着。その可動軸を、もっと大きなカバーで左右から接着する。裏側にミゾが切ってあるので、中央部分がスライド可動するのだが、このギミックの意味が本当にわからないんだよね
▲ で、このカバーはコンソールとハンドルを包むように取り付けるので、確かにバイクのカウリングなんですね。中央のカバーパーツは箱絵を見ると本当は透明らしく、つまりバイクの風防なんだね。それにしても、どうして可動するんだろうか?そして、このカウリング、半球状のパーツで胴体に固定するんだけど、接着してはいけない。後から外せるようにする。全体の半分ぐらいのパーツは接着しない指示があるので、注意が必要だ。でも、ほとんどパーツは揃ってきたよ。
▲ 後輪は、ちゃんとした車輪なんだね。だけど、本体への取りつけ個所は「ただの穴」。ここも後から外すんだろうな。だんだん、慣れてきました
▲ 前輪のメカ部品も取りつけてみると、バイク形態は完成。……え? 意外とカッコいいじゃん!こうして見ると、成型色もすごくきれいだよね。だけど今回は、これで終わりじゃないよ。「アクロバンチの腕」に変形させるという、特殊すぎる作業が待っている。さて、どうやって変形させるのかな? かなり怖いけど、目を見開いてさせよう、変形!!