「ドキッ!季節外れの水泳…水冷PC組み立てレポート」 アキバ総研編集部

2009年03月11日 17:300

※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。

「ドキッ!季節外れの水泳…水冷PC組み立てレポート」 アキバ総研編集部「アキバ総研編集部」連載コラム第23回(文:アキバ総研担当Hokuto.K)



ごきげんよう、お姉さま(むしろ、お兄さま/旦那さま、でしょうか)。

今回は、某店員さんよりタダ同然(ジャンク扱い)で個人的に頂いたケース+水冷キットを使った水冷PC組み立ての模様をお伝えしたいと思います。裏テーマは「タダより高いものはない」。微妙にお金と手間が掛かってたりします。

あれれェー(某名探偵風に)? 以前のコラムとモロ被りしてる気がしますよ。
特別企画「水冷パソコンを導入してみました」レポート 価格.comシステム担当S

というわけで、水冷のメリット/デメリットとか導入についてのポイント解説は↑のコラムを参照にしてもらうとして、今回はサクっと組み立てレポートだけお送りしましょう!


1.使用パーツ紹介

まずは、某店員さんからタダ同然で頂いたジャンク品。

・GIGABYTE製水冷キット「3D Galaxy GH-WIU01」(欠品:チューブ、説明書など)
・GIGABYTE製PCケース「Triton180 GZ-AX1CA-SDS」(欠品:特になし)


今回の水冷キットは、外部ラジエター、タンク付きポンプ、ファン付きCPU冷却ヘッドの3点セット。本来は、チューブと冷却水も付属してるのですが、ジャンクのため欠品しています。ケースは、リア部分に水冷チューブ用の穴があり、同メーカーのためか組み合わせが良さそうで「海のトリトン」といったイメージ(笑) いずれも状態はかなり良好でした。

ここに、「3D Galaxy GH-WIU01」の純正チューブ 約2,000円、冷却液 約2,000円(500ml)、精製水 約120円(500ml)を追加購入。ちなみに今回の冷却液は1:4で希釈するタイプのものですが、そのまま使えるタイプのものもあります。また、精製水には「コンタクト用~」とありますが、結局は精製水なので問題ないハズ。

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さて、水冷システムといえば、Core i7などのハイエンドCPUをガンガン冷やすという使い方がオーソドックスというか王道な気がしますが、あいにくそんな高価なCPUは持ち合わせておりません(苦笑)

新たに購入するのも金銭的にアレなので、以前のメインマシンで使用していたNorthwood(マザー、メモリ、ビデオカードも)を再利用することにします。爆熱ゴッドフィンガー、もといPrescottでもあればよかったんですけどねぇ…。なお、HDDは、ほぼ空の状態で眠っていた日立「HDP725050GLA360」(購入時価格約5,000円)を、電源は、以前に特価(約10,000円)で入手したAntec「NeoPower 650 Blue」を使うことにしました。水冷キットはブルーLED仕様、冷却水も青ですしちょうど良いでしょう。

・CPU:Intel Pentium4 3.20GHz(ソケット478、Northwood、FSB800MHz,L2キャッシュ1MB) 
・マザーボード:MSI 865PE Neo2-PFS Platinum Edition(ソケット478、Intel 865PE)
・メモリ:CENTURY MICRO DDR SDRAM PC3200 512MB(MICRONチップ)×2枚+SAMSUNG純正 DDR SDRAM PC3200 512MB×2枚
・ビデオカード:MSI FX5600VTD128OC-J(GeForceFX5600,128MB コア350MHz/メモリ700MHz ファンレス、AGP)

2.とりあえず組んでみる

説明書がないんで、とりあえず組んでみます。わからなくなったらネットとかで調べればなんとかなるでしょう(笑)
※水冷の場合、液漏れなどでCPU、マザー、その他パーツに致命的なダメージを与えることがあります。ご注意下さい。

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A
B
C
D


A:CPUとメモリを挿したマザーをケースに取り付け、冷却ヘッドを装着したところ。478ソケットへの固定はク
リップタイプで、結構力が必要。あと冷却ヘッドが予想以上に重いので注意。

B:ラジエターを取り付けたところ。今回はリアファンが固定されていたネジ穴を利用して背面に取り付けたが、外部だったらたぶんどこでもOK。

C:電源、ビデオカードを取り付け、ヘッドとラジエターをチューブでタンク付きポンプに繋ぐところ。チューブが予想以上に固くて取り付け作業が難航したため、冷却ヘッドを一旦外してチューブをセットした上でソケットに再固定した。

D:各種ケーブル類やHDDなどを取り付け、タンクに冷却水を注入したところ。あとは電源を入れれば動きだすという状態。

本来、チューブを取り付けたところで漏水がないかどうかチェックするのが普通だと思うのですが、「面倒」「漏れたら漏れたでネタになってオイシイ」という理由で今回は省きました。また、ケース内にタンク付きポンプを収めようとしたところ、ビデオカードのヒートシンクと物理的に干渉することが判明したため、ヒートシンクを干渉しないところまで切りました。


3.とりあえず動かしてみる

なんか慣れない作業をしたため、どっと疲れが押し寄せてきましたがもうひと踏ん張り。

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E
F
G
H

E:CPU周りのアップ。冷却ヘッド電源側のチューブのねじれが気になる…。

F:いよいよ電源をONに。タンク内の冷却水が勢いよくヘッドに駆け上っていく。

G:ラジエター側も正常だった

H:エア抜きをしつつ、吸い上げられた分の冷却水をタンク内に継ぎ足して完成。画像は部屋を暗めにして撮ったもの。タンク、ラジエター、電源の各LEDと冷却水が青く光っていいんかんじ。


というわけで、大雑把に作業をしたのですが、無事に動作しました。ただ、チューブのねじれ部分がやぶけて冷却水がこんにちわ、してしまったらヤバイので、後でいろいろ調べて対応してみます。

で、完成してから(正確に言うと、今これを書いている途中で)気づいたのですが、下部の3.5インチシャドウベイを外せば、そのスペースにタンクがキレイに収まったのではないか、という…。今夜帰宅してから試してみますorz

さてさて、気になる冷却能力のほうは……、また次回! 

今気温低いですし、暑くなってきた頃に思い出したかのようにご紹介できればいいなァと思います(逃) べ、別にテストが面倒だからって先延ばしにしてるんじゃないんだからねッ!



akiba20071123-hokuto.k.jpg■筆者紹介(アキバ総研担当者より)

名前:Hokuto.K 生年:1984年(25歳)

アキバ総研担当者。PC・ホビー・イベントと多岐に渡る属性を持つ、自称「アキバ系ハイブリッドおたく」。趣味=アキバ探索=仕事な仕事依存症。アキバ歴6年PC自作歴約9年のファンレス厨でマイベストアニメトップ3は「フリクリ」「カウボーイビバップ」「桜蘭高校ホスト部」(順不同)で好物は酒類全般とラーメン二郎/富士丸(旧○二郎)。最近のお気に入りは、LM.C。もともと好きなユニットなのですが、ここ数週間やけにヘビーローテ。


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