完璧なプロポーションも変形も、SRXへの合体も実現! 「スーパーロボット大戦」を代表するオリジナルロボット「RIOBOT 変形合体 R-1」で遊んでみた!【泰勇気のトイ遊々記 第17回】

2022年04月08日 10:000

※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。

声優業界イチのロボット好き声優・泰勇気が、気になる最新トイホビーを遊びつくす人気連載!

「ガンダム」「マジンガーZ「ゲッターロボ」……さまざまなヒーローロボットが作品の垣根を越えて競演する夢のゲーム「スーパーロボット大戦」(以下、スパロボ)シリーズ。

早いもので2020年に30周年を迎えた本シリーズには、タイトルによってはプレイヤーの分身たるゲームオリジナルキャラクター&ロボットが登場しています。

今回ご紹介するのはそんなゲームオリジナルキャラクターのひとり、SRXチームのリュウセイ・ダテ。彼の搭乗するロボット「R-1」の完成品トイです!

 

初登場は1996年発売のPS用ソフト「新スーパーロボット大戦」。それまではデフォルメ体型で描かれていたロボットたちが、初めてリアル等身で描かれたという驚きと、カトキハジメ氏デザインのオリジナルロボット、R-1、R-2、R-3の登場。そしてその3体がパワーアップしたうえに合体することで完成する巨大ロボット「SRX」の存在は、当時のプレイヤーに大きな衝撃を与えました。そのほかにも、後の「スパロボOG」の物語に大きく関わってくる「バルマー帝国」が登場するなど、非常に見るべきポイントの多い作品です。

 

閑話休題。

SRXはその複雑な合体ギミックから、「合体」を再現した立体物は数少なく、今回紹介する千値練「RIOBOT」シリーズのR-1、今後発売を控えているR-2、R-3の3体は、一般店頭販売商品としてはほぼ初めて「合体」と「変形」を同時に再現したアイテムとなっています。

それでは衝撃のアイテム。その第1弾を、じっくりご覧いただきましょう。

 

まずはパッケージ正面。箔押しによる名前表記が目を引きます。

 

背面には今後発売が予定されているR-2パワードとR-3パワードの姿、そしてその奥にSRXの姿が!!

 

天面にはSRXの上半身の写真。底面にはSRX頭部のアップの写真。

 

両サイドにはR-1とR-ウィングの写真が配置されています

 

中身はブリスターパッケージになっており、1段目にはR-1本体と手首やウィングパーツ、ブーステッド・ライフル、G・リボルヴァーがマウントされた腰部サイドアーマーが入っています。

 

2段目には専用台座と2種類の支柱、シールド関連パーツが入っています。

 

パッケージから取り出したばかりのR-1本体に、各パーツを取りつけていきましょう。

 

両肩アーマー後ろには、ウィングのパーツを接続。左右の別があるので、説明書をよく確認しましょう。

 

腰部サイドアーマーを、左画像の状態から右画像の状態へと変形させ……

 

太ももの付け根のジョイントに接続。

 

リアスカート裏側にあるジョイントパーツは、お好みで右側の写真のように取り外しておくこともできます。余剰パーツが気になる方は取り付けたまま、劇中の姿にこだわりたい方は取り外しておくといいでしょう。でもなくさないようにね!

 

手首は、デフォルトだと変形用の小型のものが取り付けられています。そのままでもいいのですが、今回は大型の見映え用の拳に交換させていただきます。

 

これでR-1は完成となります。シールドはゲームの中だと「シールド防御」の時などの特殊な条件の時にのみ登場するため、この姿で見慣れている方も多いでしょう。

 

R-ウィングへの変形、SRXへの合体を再現できるフィギュアであるにも関わらず、人型(パーソナルトルーパー、以下PT)形態での破綻もなく、ナイスなスタイル。

 

各部の塗装も細かく塗り分けられており、頭部はバルカン砲や両サイドのダクトまで塗装済みです。後頭部のブレード状のパーツが「PT」の特徴。

 

腰部周辺の色分けもバッチリ。今回のセンターアーマーは、ややエッジの立ったライン取りとなっていますね。

R-ウィングへの変形で一番のネックとなるのがこの腰部周りですが、ここを完全変形としてしまうと強度的にも設計的にも非常に厳しいものとなってしまうため、今回の「差し替え変形」は英断だなと思いました。

完全変形させるには1/60位の大きさの余裕があっても可能かどうか……。さらにそれが合体するとなるとどれだけ巨大なSRXになってしまうことか……!

 

脚部の色分けも完璧です。足の長さなどのバランスもほぼイメージ通り。ふくらはぎの細かい色分けはプラキットだったら細かくて手間ですが、完成品トイはこういったところが塗装済みなのも嬉しいです。

 

前腕部の赤いパーツも今回は直線的なライン取り。

 

肩アーマーに接続されたウィングパーツの大きさもいい感じ。背中の黄色いラインなど細かい部分の色分けもしっかり再現。

 

ふくらはぎのラインもいいバランス。

 

シールドは接続用パーツを使って、腕部の接続ジョイントに取り付けることができます。

 

両肘の後ろ側に長方形の穴があるので、そこにシールド接続用ジョイントを取りつけます。

 

シールドは肩アーマーにぶつかりそうになりますが、まっすぐ立たせる場合はちょうどシールドの凹みに肩アーマーが収まるようになっています。

 

ブーステッド・ライフルはグリップを取り出し、

 

武器持ち手に握らせることが可能です。

 

続きまして可動範囲ですが、頭部は前後の傾けと回転が可能。前後方向へは首の台座ごと大きく動きます。

 

腕は水平方向へ90°近くあげられます。肩関節はボディと軸接続なので回転が可能ですが、そのままだと胸部脇の突起と肩アーマーが干渉してしまうので、

 

回転させる前に肩を少し引っ張り出し、胸部脇の突起を避けるようにしてやれば、360°の回転が可能です。

 

肘は二重関節で180°近く曲げられます。

 

手首はボールジョイント可動なので、回転やスナップなどが可能。

 

ウィングパーツは接続部での回転と、跳ね上げたり上下にスライドさせるように動かせたりします。

 

胸部ブロックは変形ギミックの恩恵で、少し持ち上げることにより前傾姿勢を再現することができます。

 

腰部フロントアーマーを下方向へ動かせば……

 

腰部のスイング可動が可能となります。リアスカートアーマーが干渉するので、大きく腰をひねる時は跳ね上げてやります。

 

前後開脚はご覧の通り。

 

水平方向への足上げはこのくらい。太ももにはロール軸があります。

 

膝は二重関節で深く曲げられます。

 

足首はボールジョイント接続。前後左右やひねり等の可動が可能です。


それでは、ポージング写真いってみましょう。

「新スーパーロボット大戦」の戦闘アニメーション冒頭をイメージした立ち姿。

 

こちらは「スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ」の戦闘アニメーション冒頭のポーズ風。ゲームではデフォルメ体型なので、あくまで「風」です。

 

腰部後ろ側に台座への接続穴があります。これで空中でのポージングも可能となります。

 

「新スパロボ」の「T-LINKナックル」ポーズの再現。

 

コールドメタルナイフは背中のウィングブロックに1本ずつ収納されています。

 

コールドメタルナイフの刀身は、金属感のあるシルバーになっています。

 

コールドメタルナイフの戦闘アニメ序盤のポーズ再現。

 

「ゴールデンメタルナイーーブ!!」

 

「新スパロボ」のG・リボルヴァーの再現。

 

「スパロボOG ムーン・デュエラーズ」のG・リボルヴァーのポーズ。

G・リボルヴァーは両腰から取り外して、武器持ち手に握らせることができます。

 

「くらえ、ジャイアント・リボルヴァーーッ!」

 

「新スパロボ」のブーステッド・ライフル再現。

 

「スパロボOG ムーン・デュエラーズ」のブーステッド・ライフル再現。

 

「うおおぉっ!!」

 

「念動拳……! T-LINKナッコォ!!」

 

左手を平手に交換し、T-LINKナックルを叩きつける直前のポーズ。

 

実は握り手(パンチ)や頭部のカメラ周りには、ブラックライトに反応する塗料が使用されています。拳はうっすら反応しているのが確認できますでしょうか。うちの環境では拳の反応がうまく撮影できず、大変申し訳ございません……。

 

ここからは劇中再現を意識せず、自由にポーズを取らせてみたいと思います。

煽ったらさらにカッコいいことに気づきました。

 

可能な限り「S字立ち」を意識して立たせてみました。

 

シールドを装備させてもグッド! 

 

台座を使用して。G・リボルヴァー片手に高速移動するR-1。

 

上空からブーステッド・ライフルで敵機を狙い撃つ。ちなみにリュウセイ・ダテを演じているのは声優・三木眞一郎氏。

 

ブーステッド・ライフルはウィングパーツにマウントが可能。本来R-ウィング形態時のマウント位置なのですが、PT形態でも無理なく接続できます。

 

コールドメタルナイフを逆手持ちするR-1。ただし柄が下になると落下してしまうので角度限定の持たせ方になります。

 

シールドも定位置ではなくポーズに合わせて派手に見えるように回転させてあります。

 

R-1にしてはクールなポーズかもしれませんが、これはこれでスタイリッシュでかっこいいと思いませんか?

 

G・リボルヴァー二丁持ち。防御するつもりはなくシールドはマウントさせてあるだけ、みたいなイメージ。

 

ついつい撮影が捗ってしまいましたが、そろそろこの商品の見どころのひとつ、「R-ウィング」への変形も解説していきましょう。

まずは両手首を初期状態の小型手首に戻しておきます。

 

手首の台座ごと取り外して、裏返して手首を腕部に収納します。

 

次に、いったん全身をこのように分解します。

 

背中の青いパネルを取り外し、首を台ごと上に引っ張り上げ、右側画像のように胸部ブロックを展開。リアスカートも写真の位置へ移動させます。

 

脚部から腰部サイドアーマーを一度取り外し、

 

右側のサイドアーマーのように、接続ピンを起こします。

 

太もも裏にある軸受けパーツに、腰部サイドアーマーを取り付けます。

 

膝二重関節の上側で90°折り曲げます。

膝アーマーは下方向へ移動させておき、足首をたたみます。

 

膝のあたりに現れる接続穴にリアスカート裏から取り外したジョイントパーツを取り付けます。上下に注意。

 

膝二重関節の下側をさらに折りたたんで、つま先を後方へ向けます。

 

脚の間に胴体部分を挟みこみます。この時少しパーツを広げたりする部分があるので、破損には十分注意してください。

 

腕部は画像左側の状態から右側の状態のように変形。

 

ウィングパーツの主翼を展開させて、向きを変えます。

 

その腕を合体用ジョイントパーツに接続します。

 

胴体背中から取り外した青いパネルパーツを取り付けて頭部を隠します。

 

シールドは両サイドのパーツを取り外して変形準備完了。

 

フロントアーマーを持ち上げたところへシールドを接続。

 

シールドにある凹みにフロントアーマー裏の突起を組み合わせて本体の変形完了です。

 

R-ウィングに対応した専用台座支柱パーツに乗せて、ウィングパーツにブーステッド・ライフルをマウント。

 

これでR-ウィングの完成となります。
思い切って差し替え変形にしたおかげで、設定イメージに極めて近い形状に仕上がっております。

 

後方から見ても破綻はありません。足裏にも塗装が施されていました。

 

 

裏返しても、そのまま飛行形態と言えてしまえそうなシルエットです。SRXで頭部となるシールドの大きさは非常に難しいポイントだったと思われるのですが、今回のR-1ではパーツを追加することで各形態でのバランスを取っています。この追加パーツに関しても非常に自然で、変形で触れるまで気づかなかったくらいです。

 

リアル系可変機で気になりがちな、上下の厚みも抑えられております。

 

正面から。

 

後部アングル。

 

R-ウィング専用台座支柱パーツは、取り外して台座本体にとりつけるための軸を裏返すことで、

 

コンパクトにR-ウィングをディスプレイすることも可能です。

 

先ほど取り外して、余っているシールドの追加パーツはR-ウイングへの取り付けも可能。

 

底面から見ると、辛うじて追加パーツが取り付けてあることがわかりますが、上から見ても目立たない位置にくるようになっているのがナイスです。

 

さらに余剰パーツなしとするには、シールド用接続パーツを腕に取り付ければOK。

専用台座支柱の接続部が一部使えなくなるので、これはブンドド専用でしょうか。

 

続いて、SRXへの合体準備もいってみましょう!

 

R-ウィング変形冒頭の、両手首を収納したところから再開します。肘を外側に向けて180°曲げます。

 

背中の青いパネルを取り外し、リアスカートアーマーを跳ね上げます。

ウィングパーツを取り外し、さらに両腕も取り外します。

 

首を上に引き出し、頭部のブレード状パーツを後ろに倒します。

腰部フロントアーマーを少し前方に持ち上げ、脚部を後ろへ回します。

 

ウィングパーツの左右を入れ替えて、肩アーマーに接続します。

 

シールドをこのように分割。

 

シールドのセンターブロックと一番外側のブロックを組み合わせて、SRXの頭部を形成します。

 

口にあたる部分を展開。

 

これをR-1の頭部に被せます。パーツが削れてしまわないように、慎重に作業しましょう。

 

SRX頭部のカメラアイなどは、ブラックライトに反応するようになっています。カッコイイ! 早く合体させたい!!

 

腰部サイドアーマーを右側の画像の形に変形。

 

これで、R-1は合体準備完了ということになります。

いや~、SRXチームが揃うのが待ち遠しいですね~。実際に合体させるときは3機の取扱説明書をしっかり読みながら作業しましょう。

 

SRXに合体するロボットは3体ですが、さらに追加武装に変形する「R-GUNパワード」というロボットがございます。このR-GUNパワードは、千値練オンラインショップのみでの販売となるのでお見逃しなく!
千値練オフィシャルオンラインストア(2022年6月7日(火)21:00まで予約受付)

 

SRXチームの機体としてはもっともコンパクトなR-1からの発売となりましたが、残る2機はそれぞれかなりのボリューム感。特にR-3パワードの大きさとギミックが、これまで合体可能な製品を作るにあたっての大きな障壁となっていました。

はたしてどのような形で、この壁を越えてくるのか……。

この連載では、SRXに合体させられるその日まで、そしてあわよくばR-GUNパワードとの合体で発動する「天上天下一撃必殺砲」まで追い続けていきたいと思います!!

それから千値練様!! 「ベルグバウ」や「羽々斬」もご検討ください!!

 



<泰勇気の「スパロボ」出演作リスト>

「第3次スーパーロボット大戦α~終焉の銀河~」クォヴレー・ゴードン

「スーパーロボット大戦スクランブルコマンダー2nd」ケイジ・タチバナ

「スーパーロボット大戦OG」クロガネオペレーター

「スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ」アイン・バルシェム

 

【商品情報】

■RIOBOT 変形合体 R-1

・価格: 19,800円(税込)

・発売中

・サイズ:頭頂高約150mm

・付属品:<R-1本体>ブーステッド・ライフル、G・リボルヴァー×2、コールドメタルナイフ×2、シールド、拳、開き手、握り手、台座

・原型/設計: T-REX

・フィニッシャー:早川洋司(千値練)

・メーカー:千値練

画像一覧

関連作品

スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター-

スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター-

放送日: 2010年10月1日~2011年4月1日   制作会社: 旭プロダクション
キャスト: 森川智之、水谷優子、清水香里、杉田智和、高橋美佳子、三木眞一郎、置鮎龍太郎、冬馬由美、田中敦子、緑川光、日高奈留美、堀内賢雄、西前忠久、平井理子、柴田秀勝、岩男潤子、鶏内一也、かかずゆみ、神奈延年
(C) SRWOG PROJECT

スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION 第1巻

スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION 第1巻

発売日: 2005年5月27日   制作会社: ブレインズ・ベース
キャスト: 森川智之、水谷優子、杉田智和、三木眞一郎、置鮎龍太郎、冬馬由美
(C) BANPRESTO/BANDAI VISUAL

スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION 第2巻

スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION 第2巻

発売日: 2005年8月26日   制作会社: ブレインズ・ベース
キャスト: 森川智之、水谷優子、杉田智和、三木眞一郎、置鮎龍太郎、冬馬由美
(C) BANPRESTO/BANDAI VISUAL

スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION 第3巻

スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION 第3巻

発売日: 2005年12月23日   制作会社: ブレインズ・ベース
キャスト: 森川智之、水谷優子、杉田智和、三木眞一郎、置鮎龍太郎、冬馬由美
(C) BANPRESTO/BANDAI VISUAL

スーパーロボット大戦OG -ディバイン・ウォーズ-

スーパーロボット大戦OG -ディバイン・ウォーズ-

放送日: 2006年10月4日~2007年3月28日   制作会社: OLM
キャスト: 三木眞一郎、置鮎龍太郎、冬馬由美、古澤徹、高橋美佳子、森川智之、水谷優子、緑川光、子安武人、飯塚昭三
(C) SRWOG PROJECT

関連声優

ログイン/会員登録をしてこのニュースにコメントしよう!

関連リンク

※記事中に記載の税込価格については記事掲載時のものとなります。税率の変更にともない、変更される場合がありますのでご注意ください。