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「瞳の中のローレライ」は、GLAYのTAKUROさんが書き下ろしてくださいました
── 続いての新曲は10曲目の「瞳の中のローレライ」です。GLAYのTAKUROさんが作詞・作曲という、今回の注目曲です。 クララ アルバムを作るにあたって、TAKUROさんとコラボさせていただくことが決まり、ステキな楽曲を提供していただけました。まさに大人を感じさせるロックナンバーで、私たちが歌ったらどうなるんだろうというドキドキがありました。ファンの方にも、「ClariSがこういう曲を歌うんだ!」とびっくりしていただけるんじゃないかと思います。
── コラボということは、「瞳の中のローレライ」に関してはお2人が選んだというわけではなく……? カレン 歌詞の中には「ローレライ」だけでなく「セイレーン」も出てきて、どちらも歌によって人々を幻惑させる女神、妖精の名前なんです。ClariSをローレライやセイレーンのような存在だと見立てていただけたのがうれしかったです。
クララ ファンの方々から見た私たちをイメージして書いてくださったということで、TAKUROさんの愛を感じました。ローレライもセイレーンも歌によって人を海や川に引きずり込む怖い存在なので最初はびっくりしたんですけど、私たちもそれくらい歌に力を持つ存在になりたいなと思いました。ロックなサウンドも相まって、新たなClariSの姿を示すのにぴったりな楽曲になりました。
カレン 「謎が解けるこの瞬間」という歌い出しも、私たちが仮面を外したことをイメージして書いてくださったとのことで、この曲を聴いたファンの方の感想が楽しみです。
── 続いては12曲目の「Mermaid」。こちらは人魚の歌ですね。 クララ 切なくて激しい曲です。私のソロではこういうタイプの楽曲を歌わせていただいたことがあるんですけど、カレンと2人で歌うということで新たな挑戦になりました。「人魚姫」がテーマになっていて、純粋な恋が描かれつつ、少し大人になった私たちの年代の方にも共感していただける雰囲気を持った楽曲です。
カレン 歌詞は私たちからイメージをお伝えして、作詞家さんに書いていただきました。ディズニーの「リトル・マーメイド」という映画があるじゃないですか。大きな代償を払いながら、自分の求めるものを手に入れた主人公アリエルと同じ芯の強さを、この曲では表現したいというのが、私たちの思いでした。イメージ通り、強い意思を感じさせつつ、かわいらしい部分も含んだ歌詞を書いていただけて、ClariSらしさが出た曲になりました。
クララ 女の子は得てして流されがちだったりするんですけれども、誰しも心の奥底には強い意思を持っていると思うんです。そういう部分に寄り添えたらなと思って、歌いました。
カレン 内に秘めていても、行動に起こせない子も少なくないと思うので、この曲がきっかけになってくれたらいいなと思います。
── ということは、どちらかというと女性ファンに届けたい曲になったということですね。 カレン そうですね。みんなで強く生きましょう(笑)。
クララ そしてその思いを、男性にもわかってもらえたらいいなと思います(笑)。
── 16曲目は「オルゴール(ClariS ver.)」。この曲については後ほど語っていただくとして、先にアルバムのラストを飾る新曲「アイデンティティ」について教えてください。 クララ 「アイデンティティ」は今までのClariSらしさが残っている楽曲だと思います。ミディアムバラードで、歌詞も温かく爽やかなんですけど、自分自身に力強く語りかける部分もあって、勇気がわいてくる曲になっています。朝聴くと、元気になれるのではないと思います。
カレン クララが「勇気がわいてくる曲」と言いましたが、私は自分のための曲だなと思うくらい歌詞が心に沁みました。以前は、自分を他人と比べては落ち込んでしまう性格だったんですけど、今はファンの方だったりクララだったり、自信を与えてくれる存在が周りにたくさんいてくれて、私は変わることができたんだなと、この曲を聴いて思ったんです。今の私を作り上げてくれた大切な人たちのことを思い出させてくれる曲であり、今度は私から誰かに届けたいメッセージが詰まった曲になりました。
── 僕は、お2人の絆を歌った曲でもあるのかなと思いながら、聴きました。 クララ そうですね。サビに「恋をする毎日が 私を形作るアイデンティティ」という歌詞があるんですけど、恋愛関係だけでなく、友情だったりパートナーシップだったり、大切な人とのいろいろな関係性がそこに見えてくるんです。また、「凸凹(デコボコ)だからこそ助け合うことができる」という1番のBメロの歌詞は、私とカレンそのままだなと思いました(笑)。歌割りもかけ合いのようになっていて、私たち自身の曲でもあるんだなと思いながら、レコーディングしました。
── 先ほど、得意な部分不得意な部分を補い合ってきたとおっしゃっていましたが、まさにそんなClariSの関係性が表現された曲になっているんですね。 クララ・
カレン はい。