【サイン入りチェキを読者プレゼント!】映画「ブルーサーマル」公開記念インタビュー──島﨑信長×榎木淳弥が告白! もし恋のライバルになったら「これだけは負けないこと」

2022年03月07日 12:000

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アニメーション映画化「ブルーサーマル」が2022年3月4日(金)に公開された。

原作は小沢かなさんの漫画「ブルーサーマル ―青凪大学体育会航空部―」で、物語の舞台となるのは “エンジンを搭載せずに上昇気流(サーマル)をとらえることで飛翔する航空機・グライダー”で飛行スピードを競う部活、体育会航空部。繊細な空の表現や、グライダーに青春のすべてを賭ける、まっすぐなキャラクターたちの心理描写で人気を集めた作品だ。

 

 

主人公の都留たまき(通称・つるたま)は高校までスポーツひと筋でがんばってきた女の子。そんな自分に別れを告げ、「恋をして、あこがれのキラキラのキャンパスライフを送る!」と意気込み、大学に入学した矢先、“グライダー”と運命的な出会いを果たし、体験搭乗で見た空の美しさにひと目惚れ。体育会航空部に入部し、空の美しさ・飛ぶことの楽しさに魅了されていく。

 

アキバ総研では、青凪大学体育会航空部の主将かつ絶対的エースで、つるたまを航空部に勧誘する倉持潤役の島﨑信長さんと、最初はつるたまと反発しあうものの、育成担当として面倒をよく見る空知大介役の榎木淳弥さんにインタビュー。キャンパスライフへの思いや空に抱いているイメージについて。さらに「つるたまのような女の子が部活に入部してきたら……」「もし2人が恋のライバルになったら……」というシチュエーションも想像してもらった。

── 作品の印象を教えてください。

 

榎木 僕が送った学生生活とはだいぶ違っていて、理想の大学生活が描かれていると思いました。三角関係の描かれ方も、思い方に違いがある感じがして関係性がおもしろく、全体的に素朴な青春が詰まっているという印象を受けました。僕は剣道部だったので、爽やかというよりは暑苦しい体育会系の環境で大学時代を過ごしました。「部活終わったら飯行くぞ!」みたいなノリだったので、こういう大学生活もあるんだなって(笑)。

 

島﨑 グライダーもそうだし、体育会航空部の活動があることも知らなかったので、僕の知識もつるたまと同じく「鳥人間コンテストみたいなことでしょ?」という感じでした。青春をかけて精一杯やっている人たちがいることにも心が動いたし、風の力だけで飛ぶことに驚きました。エンジンとか、機械的なものを使って飛ぶのではなく、風をつかまえて飛ぶ。操縦者の技術や感性に依存する競技って本当にすごいと思いました。

原作を読んだときに感じたのは、キラキラした青春もので、前向きなストーリーという部分がありつつ、それぞれの登場人物が抱えている事情は、トラウマだとか家族のこととか結構重いということ。下がるとこまで下がるからこそ、つるたまの前向きにがんばる姿がより輝く気がしました。僕は、高卒なので大学への憧れがすごくあって。講義を選ぶこともそうだし、「代返しておいてよ」というセリフを言ってみたい(笑)。

 

榎木 ありましたね。本当はやっちゃいけないことだけど。

 

島﨑 いいシステムだよね、助け合いのシステムというのかな。サークルや新歓コンパも高校でないわけじゃないけれど、お酒も飲めないし、旅行だって行ける場所は限られているから、ドラマで観るようなキラキラなキャンパスライフでの「海行こうぜ!」みたいなノリは憧れです。

 

倉持潤役・島﨑信長さん

── お互いのキャラクターをどう感じていますか?

 

榎木 倉持は才能があって優秀でイケメンで、持ってないものはないタイプだけど、ちょっと変わったところもあったりします。たとえば、空知とつるたまに「おまえら、付き合っちゃえよ」ってすすめたりもする。それは理由があってのことだけど、でも、そんなところも含めて魅力的でとにかくモテそうなキャラクターです。そこに信長くんの声がついちゃったら、もう完璧。実際にいたら、サークルクラッシャーになる気がします。

 

島﨑 こじれるねぇ、こじれる(笑)。空知は同じ目線で見てくれる人という印象です。倉持はミステリアスなところもあるし、周囲が勝手に見上げてしまうタイプだけど、空知は、つるたまのときもそうだったように、最初はツンツンしてとっつきにくいけれど、仲良くなっていくと面倒見がいいし、いつのまにか同じ目線で話してくれるようになる。先輩ぶっていたはずなのに、自然に対等にワチャワチャけんかする感じも、すごく人としていいなと感じました。そこに榎木くんの飾らないまっすぐなものが声として乗ると素直さを増すし、ちょっとかわいいとも思っちゃう。つるたまにとって、空でのよき理解者は倉持で、陸での理解者が空知なのかなと感じました。地上にいるときは空知とわかり合えるし、空に飛んだ瞬間に倉持と天才同士の世界観を共有していて、おもしろかったです。

 

空知大介役・榎木淳弥さん

── アフレコはいかがでしたか?

 

榎木 割と自由にやらせていただきました。自分が出した演技に特に大きな修正が入ることもほとんどありませんでした。どのキャラクターもそうだった気がします。

島﨑 オーディションの時点で、役に適合する人を選んでくださったようなので、逆にオーディションのときにやり直しは何度かありました。

榎木 キャラクターに合う人が見つかるまでやった感じです。

島﨑 つるたま役の堀田(真由)さんの演技がすごく素敵だったので、逆に僕たちがついていかなくちゃという気持ちになりました。

榎木 そうですね、それぞれに合わせる感覚がありました。

島﨑 この座組は、みんなそんな感じで演じていた気がします。

 

 

── 空の描写が美しい作品です。お2人は、空にどのようなイメージを持っていますか?

 

島﨑 子どもの頃は青空が好きだったけれど、大人になるにつれ、夕暮れ時や朝焼けが出る瞬間とか、ちょっと特別というのかな、ミステリアスで少しダークな感じに勝手にときめいたり、好きだと思う時期がありました。今回改めて「青空っていいな」と思いました。何周か回って「やっぱ王道っていいよね」という気持ちに戻ってきた感じがします。

空は、見ている人の感情で見え方がすごく変わります。同じ空を見ていても、泣いている人もいれば、笑っている人もいる。自分の感情に左右されるものだけど、青空を見て「いいな」と思える状態でいたいです。今後、空が自分の健康のバロメーターになる気がしています。

 

榎木 確かに。すごくいいこと言うなぁ。僕は「空が青でよかったのか」と考えました。黒だったら夜空に近い感じだし、黄色だったら疲れそうだなとか、いろいろな色の空を想像したうえで、なぜ空が青くある必要があったのだろうって。甘いものを食べたら太る、おいしいものは体によくなくて、おいしくないものは体によかったりするのと同じように、世の中うまくできているもの。だからこそ、なぜ空は青いのか、その理由が気になります。大気圏が関係していてこの色なのだろうけれど、なぜ青に設定されたのかって。

 

── 自然科学的なことではなく、設定という目線がおもしろいですね。設定の理由、その答えが見つかったら、ぜひ教えてください。

 

榎木 そのときはぜひぜひ。

島﨑 アハハハ、楽しみ(笑)。

 

 

── つかまえたら幸せになれる風、ブルーサーマルにちなみ、最近お2人が幸せを感じた瞬間のお話をお願いします!

 

榎木 少し前に、同じような質問をされたときに答えた内容を忘れちゃった!

 

島﨑 しあわせがいっぱいあるんだね、いいことだよ。

 

榎木 僕は、散歩の時間が幸せです。仕事のこともなるべく考えないようにして、今、目の前にある景色やすれ違う人を見て、いろいろと想像する時間がすごく楽しいです。

 

島﨑 僕は最近、ささいなことに「なんか幸せだな」と感じることが多くなりました。おいしいものを食べておいしいなって思うだけでも幸せです。高いものじゃなくてもいい。たとえば最近思ったのは、コンビニのたまごサンド。色合いもきれいだし、食べたらおいしいし。高いものじゃなく、たまごサンド食べているだけで「俺、今、すごく幸せ」って感じるようになりました。

 

榎木 さっき、楽屋にあったたまごサンドは?

 

島﨑 大葉入りのたまごサンド、おいしかった! ごはんがおいしいとか、移動がスムーズなだけでラッキーって思っちゃう。

 

榎木 あー、すごくわかる。確かに幸せ!

 

島﨑 仕事で遅くなったとき、帰り道でイルミネーションがきれいなだけで、うれしくなったりするし。

 

榎木 なんかいいよね。そういうささやかなことが。

 

島﨑 若いときはドラマチックなことを求めがちだけど、年を重ねるとだんだん何事もそうじゃなくてもいいなと思うようになる気がします。

 

榎木 幸せを感じる瞬間が増えてきているかもね。ささやかなことで感じられるから。

 

島﨑 そうそう。

 

── 「青空がいい」と思えるようになったお話にも通じますね。

 

島﨑 ほんとそう。

 

榎木 幸せな話でまったりしちゃう(笑)。

 

 

── 劇中では倉持がつるたまに「自分らしく飛んでこい!」と背中を押すシーンがあります。お2人には、背中を押してもらった経験はありますか?

 

島﨑 結構あります。割と最近もありました。誕生日に櫻井孝宏さんのラジオにゲストで呼んでいただきました。0時放送スタートのラジオで。

 

榎木 おー、誕生日当日の0時っていいね。

 

島﨑 お祝いもいっぱいしていただいて、特別な誕生日になりました。僕は、マイク前で声優としてしゃべること以外はあまり得意ではなく、ラジオのトークも正直、向いていないと思っています。でも、そのラジオで櫻井さんが「発信したいことが中にある人だから、ラジオとかやったほうがいいんじゃない?」と言ってくれたんです。トークには自信がないし、なんなら下手だと思っていたけれど、尊敬している人にそう言われると、その気になっちゃいますよね(笑)。「何事も経験だよ」などと言っていただけたことで、実際にやるやらないは別として、「やってもいいのかな」という前向きさが出た気がします。背中を押してもらったことで、確実に心持ちが変わりました。

 

榎木 僕は、映画とかを観て背中を押されます。窪塚洋介さんの「GO」という映画が大好きで、好きなシーンだけ何回も観たりもします。なんなら、窪塚さんが歩いている姿だけで割と勇気づけられちゃうくらい。本当にかっこよくて。誰にも従わずに生きていくみたいなところがすごくいい。この映画を観るといつも気が大きくなるのですが、いざ、外に出るとすぐに元の自分に戻ってしまいます。背中を押された気分だけど、実際には外出て1歩目くらいで榎木に戻るから、実際に効果はない気もするけれど(笑)。

 

島﨑 1歩は短いね。

 

榎木 何か美しいものを見たいと思ったら、この映画を観るくらいには好きです。

 

 

── つるたまのような女の子が入部してきたら、どんな対応をしますか?

 

榎木 僕は割と親切に教えたいタイプです。嫌われたくないので。

 

島﨑 そんな理由なの?

 

榎木 うん、後輩には嫌われたくないので。

 

島﨑 アハハハ。僕は、適度な距離感で困っていたらさりげなく助け舟を出したけれど、後輩への対応って正直難しいよね。よかれと思って自分からガンガンいったらパワハラみたいになるし。

 

榎木 私のこと狙ってるの?なんて思われちゃったりして。

 

島﨑 そうそうそう。部活じゃなくても普段の仕事、今いる業界でも距離感はかなり気を遣います。向こうから聞いてきたら、少なくても好感を持ってくれたと思えるから話せるけれど、自分からいくのは難しいです。

 

 

榎木 若い子に話しかけたら「キモい」って思われそうだし。

 

島﨑 同性はまだいいけど、異性だと気持ち悪いおじさんって思われちゃうかもだしね。

 

榎木 危ない、危ない。気をつかいすぎるくらい気にします。

 

島﨑 20歳以下の若い声優さんに声をかけるときは「大丈夫?」と気軽に聞けない自分がいます。

 

榎木 困っていたら、いつでも連絡してなんて言えないし、連絡先なんか絶対聞かない。

 

島﨑 グループLINEだけ。個人的に連絡はしないよね。

 

榎木 そうそうそう。

 

 

── では最後に。今回はちょっと変わった三角関係で、バチバチ火花を飛ばしたりはしませんが……。もし、2人が恋のライバルになったら「ここだけは負けないぞ!」というところを教えてください。

 

榎木 口数の少なさです。「しゃべらない人が好き」なタイプの女の子なら、僕を好きになってくれると思います。一緒にいてすごく楽に感じてもらえるはずです。

 

島﨑 僕もね、仕事の話だと饒舌で、熱のこもった話ができるけど、黙っていることも意外と多いんだよ。

 

榎木 アハハハ、本当?

 

島﨑 興味がある話、たとえば趣味が同じだったら僕のほうが合うと思う。オタトークでどっちも饒舌になって盛り上がるだろうし。

 

榎木 興味のないことだったら、しゃべらなくなるんだ?

 

島﨑 なる。

 

榎木 本当に?

 

島﨑 うん。でも、熱しやすいタイプだから、結局しゃべるのかな(笑)。

 

榎木 最終的にはしゃべるのね。

 

島﨑 そうだね、しゃべると思う。結局、よくしゃべる人みたいなイメージのままだな(笑)。

 

(取材・文/タナカシノブ)

プレゼントキャンペーン概要

<賞品>

島﨑信長×榎木淳弥サイン入りチェキ

<応募要項>

・応募期間:2022年3月7日(月)~2022年3月14日(月)23:59
・当選人数:1名様
・当選発表:賞品の発送をもって発表にかえさせていただきます
・賞品発送:順次発送予定
・応募方法:以下の専用応募フォームにて受付

<注意事項>
・応募には会員登録(無料)が必要です。
・応募はひとり1回に限らせていただきます。
・抽選結果・発送状況に関するお問い合わせには応じられません。
・当選された賞品もしくは権利を第三者に譲渡・転売することを禁じます。
・カカクコムグループ社員、および関係者は参加できません。
・賞品の発送は国内に限らせていただきます。
・梱包には細心の注意を払いますが、万が一運送中の事故により破損等した場合でも、返品・交換等は受け付けられませんので、あらかじめご了承ください。
・下記の場合は、当選を無効とさせていただきますので、ご注意ください。
 同一住所または同一世帯で複数回ご当選されている場合
 不正なアカウント(同一人物の複数アカウントなど)を利用して応募した場合
 ご当選者の住所、転居先不明・長期不在などにより、賞品をお届けできない場合
 ご登録いただいたご連絡先・お届け先情報の不備により、賞品がお届けできない場合
 賞品お届け先ご連絡締切日までに、ご連絡いただけなかった場合
 ご応募に関して不正な行為があった場合

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ブルーサーマル

ブルーサーマル

上映開始日: 2022年3月4日   制作会社: テレコム・アニメーションフィルム
キャスト: 堀田真由、島﨑信長、榎木淳弥、小松未可子、小野大輔、白石晴香、大地葉、村瀬歩、古川慎、高橋李依、八代拓、河西健吾、寺田農
(C) 2022「ブルーサーマル」製作委員会

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