【インタビュー】淡く可憐な光に包まれた、新しい麻倉もも。ニューシングル「彩色硝子」を語る

2022年02月27日 12:000

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アーティスト活動において一番大事にしていることを、歌えました


── 歌詞で、ほかに印象に残っている部分は、どこでしょうか?

麻倉 たくさんあるんですけど、たとえば、先ほどあげた「“本当は愛し愛されたい”」に続くパートです。愛を「あなたに誰かにってやるうち」、「微笑みは連鎖する」という部分があって、今回のシングルで表現したかったこと、そのものだと思いました。また、私のアーティスト活動において一番大事にしていることでもあって、ファンのみなさん1人ひとりといいキャッチボールができているからこそ、輪が広がっていくんだと思うんです。

── タイトルの「彩色硝子」は、麻倉さんにとっての「幸せ」の象徴なんだろうなと思いました。

麻倉 ステンドグラスは、色鮮やかでキラキラしているというイメージがまずありますが、光によって表情が変わる神秘的なものという一面もあると思うんです。明るい太陽光に照らされたステンドグラスと、暗い室内にぼんやり浮かぶステンドグラスでは見え方が違って、それぞれに心を豊かにしてくれるんですよね。

── ステンドグラスを通した光はとてもやさしい色になっているので、今回の曲のイメージにぴったりだと思いました。楽曲的にはトリッキーな部分もあるように感じました。「彩色硝子」のレコーディングは、いかがでしたか?

麻倉 たしかにAメロは、こんなふうにメロディが動いていくんだと思う部分がありました。Bメロも含めて、リズムをしっかり取って歌う必要もあって、ちょっと難しかったですね。でもサビは王道の気持ちいいメロディラインで、素直に歌うことができました。全体としてはとてもやさしい曲になったと思うので、ぜひこの曲を聴いて、温まってください。

── 「彩色硝子」のミュージックビデオ(MV)は、とてもカラフルな映像になっていました。麻倉さんはどう感じていますか?

麻倉 ひと言で言うと新鮮でした。私のMVはどちらかというとはっきりした映像で、私の表情も周りにある物も鮮明に見えていたんですけど、今回は今までにない手法で撮っていただけたと思います。アングルや画面の切り取り方が独特で、光の当たり方はふわっとしていて、雰囲気があるんです。

── 色彩が重要な意味を持っているMVですよね。窓ガラスにフィルムが貼られていて、色とりどりの光が部屋の中を差していたりして、どのカットも淡く美しく、楽曲の幸福感を色で表しているんだなと思いました。

麻倉 それから、私の手だけのカットが何度も挿入されたりして、不思議な味わいがありました。

── 撮影で印象に残っていることはありますか?

麻倉 MVでは光がいっぱいで明るいんですけど、後で光の加減を調節するためだと思うんですけど部屋のライトを消して、しかも外は雨が降っていたので、実は暗い室内での撮影だったんです。最初のソファに座っているシーンは特に暗かったんですけど、楽曲のイメージに合わせて幸せいっぱいの表情をしなきゃと……がんばりました(笑)。

── そんな苦労があったとは、MVからはわかりませんね。

麻倉 ありがとうございます(笑)。私も、あんなに明るい映像になったんだと、でき上がりを見てびっくりしました。

── YouTubeに公開されているMVでは、歌詞が縦書きで表示されていて、珍しいなと思いました。

麻倉 やっぱり私自身の気持ちを表した歌詞なので、より伝わりやすくなったのかなと思います。

── 「燦々(さんさん)空に」とか「麗(うるわ)しきしあわせ」とか、歌詞に使われている言葉が視覚的に美しいというのも、表示した理由のひとつかもしれませんね。

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