【インタビュー】EGOIST、10th AnniversaryEP「BANG!!!」をリリース。ボーカルchellyがその聴きどころと10年の軌跡を語る!

2021年11月30日 12:001

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楽曲を作ってくださったみなさんから、EGOISTへの愛を感じました


── 2曲目の「絶体絶命」と4曲目の「最後の花弁 (The meaning of love)」は、去年から今年にかけて配信限定でリリースされた曲で、今回初のCD化となりました。どちらも韓国のクリエイター、M2Uさんが作曲・編曲を手がけています。

chelly M2Uさんはryoさんがお誘いして参加してくださったクリエイターさんで、私もお名前は以前から知っていました。「最後の花弁 (The meaning of love)」で初めてご一緒させていただいたときに、EGOISTがお好きで、楽曲の研究までしていたというお話をうかがって、うれしかったです。

── 「絶体絶命」はM2Uさんとの2度目のコラボ曲で、スマートフォンゲーム「アズールレーン」簡体字版のリリース4周年記念主題歌となっています。

chelly エキゾチックなサウンド感のある曲で、メロディラインがきれいなんです。歌声も伸びやかな感じを意識しました。

── 歌詞は、韓国のTMDCさんが日本語で書かれています。

chelly 抽象的な部分が多くて、解釈が難しい歌詞でした。外国の方が日本語で作詞するとこういう感じになるのかと思って、興味深かったです。でも楽曲と相まって醸し出される雰囲気があって、全体の印象から、どうやって歌おうか考えていきました。

── レコーディングのディレクションはM2Uさんが担当されたのでしょうか?

chelly はい。コロナ禍ということもあって、M2Uさんに日本に来ていただくのも私たちが韓国に行くのも難しくて、リモートでディレクションしていただいたんです。それに加えて通訳の方を通してのやり取りだったので、最初に「最後の花弁 (The meaning of love)」で初めてやり取りさせていただいたときは、なんだか不思議な感じがしました。

── そうなると、細かいニュアンスを受け取るのが難しそうですね。

chelly きっとM2Uさんはこういう意味でおっしゃっているんだろうなと、言葉を汲み取りながら歌っていった部分はありました。「絶体絶命」はサビをやわらかくきれいめの声で歌っていたんですけど、もう少し力強く声を張る感じで歌ってほしいというディレクションをいただいて、確かにそっちのほうが曲調と合うなと思って、歌い方を変えていきました。

── 「アズールレーン」の曲なので、戦いをイメージさせたかったのかもしれないですね。

chelly メロディはきれいなんですけど楽器の音は力強くて、戦いのイメージがある曲なんだなと思いました。

── 歌詞が中国語に翻訳されて、画面に漢字がバンバンバンと出てくるのがインパクトがありました。私たちには見慣れない字もあって、楽曲の持つアジアンテイストが強調されていて。「アズールレーン」のキャラクターたちがいい感じで画面と混ざり合っていて、全体的にとてもスタイリッシュなMVだと感じました。
それより先にM2Uさんと作られた「最後の花弁 (The meaning of love)」は、いかがですか?

chelly こちらもメロディアスで、M2Uさんと初めて組んだ曲だったので、最初に聴いたときは「こんなに美しい旋律があるんだ」と感動しました。M2Uさんはレコーディングではたくさん誉めてくださる方で、リラックスして歌えたのを覚えています。

── 「最後の花弁 (The meaning of love)」も、TMDCさんが作詞を担当されています。

chelly この曲の詞も抽象的だったんですけど、EGOISTに向けて書いてくださった感じがあって、雰囲気を掴みやすかったと思います。EGOISTがryoさんの作詞・作曲ではない曲を歌う体制に入って最初の曲でもあったので、今までのEGOISTと同じく、考察がはかどる歌詞になっていたのがうれしかったです。

── ryoさんは「EGOIST第二章」とおっしゃっていましたが、「最後の花弁 (The meaning of love)」からEGOISTは、ryoさん以外のクリエイターが作った曲を歌うようになっていくんですよね。これはかなり大きな変化だったと思います。

chelly 実は私は、あまりそういう気はしてなくて。何をもってEGOISTなのかと考えると、それはいのりちゃんの存在だと思うんです。いのりちゃんが楽曲のまん中に立っていれば、誰が作ろうとも、それはEGOISTなのではないかと。これは私の個人的な解釈なんですけど。少なくとも私は自分のスタンスが変化したとは思ってなくて、いつも通りに歌っています。

── EGOISTにおけるryoさんの役割の変化も、自然に受け止めることができたと。

chelly そうですね、粛々と。いのりちゃんとして歌うという、私のやることは変わらないよな、私は変わらないでいいよなと思いました。今後もいろいろなクリエイターの方に参加していただくことで、曲調的には今まで以上にバラエティ豊かになっていくと思うんですけど、いのりちゃんがまん中にいればEGOISTは変わることはないと、私は信じています。

── 「絶体絶命」と「最後の花弁 (The meaning of love)」に挟まれた3曲目は新曲ですね。「Tonight Tonight」というタイトルで、作詞・作曲・編曲を2人組のプロデューサーデュオのANIMAL HACKが手がけています。

chelly キラキラしたサウンドの曲で、こういうキラキラ感は今までのEGOISTにもあったので、違和感なくスッと曲の世界観に入ることができました。ANIMAL HACKさんもEGOISTを好きでいらっしゃったというお話をうかがって、やっぱり作ってくださる楽曲に愛があらわれるなと(笑)。それをひしひしと感じたレコーディングでした。

── 今回のEPは、EGOIST愛をもった方々が集まったという感じなんですね。

chelly ありがたいですね。それぞれ独自の要素が入っているんですけどEGOISTらしさを感じて、すてきな曲ばかりのEPになったなと思います。

── ANIMAL HACKさんからは、どのようなディレクションがあったんですか?

chelly 歌唱に関しては、私にお任せしていただいた部分が多かったです。ほぼほぼ自由に歌わせていただいた記憶があります。歌詞もメロディもどこか懐かしいというか、こういうふうにキラキラした曲をEGOISTはずっと歌ってきたなという感があって、歌いやすかったです。

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igmhc5268igmhc52682021/11/30 22:29

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