Thermaltake製"ガス冷"ケース「Xpressar with Black XaserVI」発売! 水冷以上の冷却力、約10万円

2009年02月10日 22:300

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akiba20090212__0001.jpgガス冷ユニットを搭載したPCケース「Xpressar with Black XaserVI」(VG40031N2Z)がThermaltakeから新発売となった。



Thermaltake「Xpressar with Black XaserVI」は、CPUの冷却方式に冷蔵庫やエアコンなどと同等の仕組み(いわゆる、ガス冷)を採用したガス冷ユニット内蔵型のフルタワーPCケース。製品は、ガス冷ユニット「Xpressar」が同社のフルタワーPCケース「Black XaserVI」に組み込まれているものとなる。

冷却システムは、コンプレッサー(冷媒の体積を減らし圧力を上昇)、ラジエーター(放熱=冷媒が気体→液体に凝縮)、膨張弁(蒸発機に流れる冷媒の速度を調節)、蒸発機(CPUからの熱を吸収)から構成されており、全てがPCケース内に収納されている。また、結露防止材が巻かれた銅配管がケース内に張り巡らされている。

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本製品の最大の特徴は冷却能力で、同社によると「液冷よりもさらに20度冷える」という。また、同社のホームページには実際のテスト環境とデータが掲載されており、それによると空冷90度、水冷70度だった環境(Core 2 Duo E8400のOC動作4.5GHz、マザーがASUS Blitz Formula)が、ガス冷時には50度だったとしている。さらに、冷媒の補充が必要なくメンテナンスフリーとしているところも特徴となっている。

冷却可能なソケットは、Intel LGA1366/775のみで、AMDには非対応。また、配管の都合上搭載できるマザーボードも限られており、ASUS、GIGABYTE、MSIなどの一部モデルが搭載できるという。この詳しい情報については同社ウェブに公開されているのでそちらを参照していただきたい。

なお、冷却システムの消費電力は50Wになるが、搭載電源はシステム+100Wを推奨している。


ちなみに、11日(水)にはT-ZONE PC DIY SHOPで実機のデモとメーカー説明会が行われるので、興味のあるユーザーは参加してみるといいだろう。場所は同店3Fで、13:00~、15:00~、17:00~の3回で20分間行われる予定だ。

価格は、T-ZONE PC DIY SHOPで99,800円。ただし、梱包が大きいためメーカーからの直送のみになるとのこと。納期は3~4日。

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