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MVのラストカットは、幻になっていたかもしれませんでした
── ミュージックビデオ(MV)も、今までとはまったく違いました。モノクロの映像で笑顔がなくて。 鈴木 ほぼ笑わなかったので、そわそわしました(笑)。びっくりされると思うんですけど、「FEELING AROUND」(「ラーメン大好き小泉さん」OP)のMVと同じ東海(広宜)監督なんです。ほかに「Crosswalk」(「あまんちゅ!~あどばんす~」OP)、「ダメハダメ」(「手品先輩」ED)、「ヘンなことがしたい!」(1stアルバム「見る前に飛べ!」リード曲)も撮ってくださった方で。
── 今までもずっと組んできた監督さんなんですね。今回は作風ががらりと違うので、確かにびっくりしました。 鈴木 いつも私の楽曲を聴いて思いついたイメージを、パートごとに細かくイメージを書いてきてくださって。撮影する前から、頭の中でMVのストーリーと映像の流れを作り上げていらっしゃるんです。それが私やスタッフさんも全員が納得できる内容で、曲の解釈が全員一致しているので、毎回すごく安心して撮っていただいています。
── 監督の曲解釈が、モノクロの映像となって具現化したわけですね。さらに、ネットにアップされているショートバージョンでは見られない仕掛けが、フルバージョンでは見られるとうかがっています。 鈴木 はい。特にラストカットは楽しんでいただけるのではないかと思います。私も最初に、東海監督からアイデアを聞かせていただいたとき、すごくうれしくなりました。最近、「FEELING AROUND」や「ヘンなことがしたい!」のような系統のMVを撮っていなかったので、ずっと私を見てくださっているファンの方にとっては、かゆいところに手が届く演出になっています(笑)。
── わかります(笑)。「あ、この雰囲気、久々かも」と思いました。 鈴木 でも、ある意味、おまけのようなものなので、現場では実は、ラストカットを撮らないまま、撮影が終了になってしまったんです。「お疲れさまでした」と言って、私はメイクを落とす寸前まで行っていたんですけど、監督とスタッフさんが雑談をしている中でラストカットのことを思い出して、「まだ、メイク落とさないで!」となって(笑)。
── 思い出してよかったです(笑)。 鈴木 はい、幻にならないで、本当によかったと思います。