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珍色からパチモノまで……消しゴム人形からあふれ出る無限のロマンを、まんだらけミクロ館の宮越館長が語る!【ホビー業界インサイド第74回】

2021年10月16日 12:000
珍色からパチモノまで……消しゴム人形からあふれ出る無限のロマンを、まんだらけミクロ館の宮越館長が語る!【ホビー業界インサイド第74回】

まんだらけといえば、漫画本からオモチャまでレアな中古品を専門的に取り扱うマニアの聖地。その本店は中野ブロードウェイという商業ビル内にあり、ジャンルごとに店舗が細分化されている。消しゴム――かつて、ガチャガチャや食玩として売られていた小さな塩ビ人形を主に取り扱う「まんだらけミクロ館」の宮越洋平館長は、「この消しゴムの値付けは、ぜひ宮越館長に」とお客さまから名指しされるほど、信頼度が高い。
その宮越館長、そしてまんだらけ広報部の中村勝也さんに、レトロな消しゴムにまつわるロマンたっぷりのお話をアレコレとうかがってきた。

消しゴムばかりか、プロレスのマスクまで……ミクロ館は宮越館長のセレクトショップ


── 宮越館長のことは、Twitterのアカウント(https://twitter.com/396kancho)で知りました。毎日、古い消しゴムの画像が「永遠の駄刺激」「夢工場状態」「ランナー芸術」などの独創的なフレーズとともにアップされていて、楽しみにしています。

宮越 Twitterには人気のありそうなもの、レベルの高いコレクターの方がよろこんでくれそうなもの、あとは自分の好きなものをアップしています。お客さまから「もし入荷したら、Twitterにアップしてください」と頼まれているものもあります。画像をアップした翌日に取り置きの電話がかかってくることも多くて、濃厚なコレクターなら、僕のTwitterアカウントの視聴率は100%です(笑)。

中村 弊社の中でも、宮越ほど継続してTwitterで情報発信してくれるスタッフは貴重です。宮越がTwitterを続けることでファンが広がって、取材や他社様からの画像貸し出しの要望も多く寄せられるようになっています。

宮越 ですから、なるべく新しいアイテムをアップするよう、心がけています。なかには、自分でも何のアイテムなのかわからない場合があって、そういうときは名前を書かずにツイートしています。すると、画像を見たお客さまが「これは○○ではないでしょうか」と、教えてくださるんです。

中村 宮越は、よく「コクがある」という誉め方をするんですよ。

宮越 あまり反応がないときは、「この消しゴムはコクがありすぎたかな……」という感じですね。


── 宮越館長は、子どものころから消しゴムが好きだったんですか?

宮越 はい、キンケシ(「キン肉マン」の消しゴム)がベースにあります。社員としてまんだらけに入社して、キンケシの次にSDガンダム、怪獣消しゴムを勉強していきました。

中村 10数年前、まんだらけミクロ館は、現在とは別の場所にありました。その当初はプライズ物のぬいぐるみやキーホルダーなどの小物が中心で、それで“ミクロ”館と名づけていたんです。宮越が入社してきてから、消しゴムが多くなっていった印象があります。その後、4階にあったコスプレ館は一般のお客さまの多い2階に移転となり、入れかわる形で、ミクロ館は4階へ移転することになりました。その頃の4階は、倉庫街で今ほどお店が入っていなかったんです。

── シャッターが閉まっている店舗がほとんどで、さみしい雰囲気でしたね。

中村 一般のお客さまが来てくれないことはわかりきっていましたから、熱心なコレクターが足を運んでくれるように、ニッチでコアな品揃えにする必要がありました。そこで、宮越に白羽の矢が立ったわけです。

宮越 その頃から、毎年5月6日に“ゴムの日”というイベントを開催しています。ミクロ館(ここ数年は中野サンプラザの会場で開催)で消しゴムを大放出するのですが、僕よりも詳しいお客さまが集まりますから、最初のころは僕の甘い値付けを指摘されたりもしました。それ以外にも、最初の2年間は“ニクの日”を毎月29日に開催していました。「キン肉マン」のグッズの貴重なアイテムを、重点的に扱う販売イベントです。今のミクロ館は80年代から00年代前半までのグッズを集めていますが、基本的には、僕の好きなものを並べています。

中村 今のミクロ館はまんだらけの中でも特殊で、宮越のセレクトショップと化していますね。

── 消しゴムや食玩、駄玩具だけではなく、プロレスのマスクも大量に売ってますよね? あれは一体……

宮越 プロレスのマスクは、単に僕が好きだから並べています。レスラー本人のかぶっていた本物も多く、かぶれば本人になりきれるところもマスクの魅力ですね。タイガーマスクの中では特に初代が一番人気で、ミル・マスカラスもファンが多いです。巣鴨に闘道館さんという中古プロレスグッズの専門店があるのですが、気がついたら、闘道館さんに迫るぐらいのアイテム数になっていました。


── マスクを買いに来るお客さんと、消しゴムを探しに来るお客さんは重なるのですか?

宮越 「キン肉マン」が好きな人とプロレス好きは、重なりますね。世代的にも、この時代のプロレスが好きな人と「キン肉マン」の好きな人は同じではないかと思います。ただ、SDガンダムは違うでしょうね。SDガンダムを好きな方は、あくまでもメカが好きなので。

中村 キンケシが世の中に出たのは1983年からなので、いま集めている人たちは、当時子どもだった40~50代がメインですね。

宮越 ですから、僕がリアルタイムに間に合った最後の世代でしょうね。子どものころから、全種集めたいと思っていました。

中村 通販で売買している人はいても、店舗としてこれだけの消しゴムを揃えているお店は、ほかにないでしょうね。

宮越 ミクロ館がオープンしてから、撤退した消しゴム専門店もあるみたいです。だけど、消しゴムを集めている人はそんなに大勢いるわけじゃないので、あまりたくさん店舗があっても困るような(笑)。コアな消しゴムマニアは全国で、せいぜい数百人、関東と関西中心ではないでしょうか。

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