ゆま、ついにゲームクリエイターデビュー!? 「ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング」の巻【つみゲ部! 第12話】

2021年08月31日 10:360

次はボタンノードンの登場だな!

画面がどんどんにぎやかになっていきますね♪ え~っと、ボタンノードンちゃんを青いワクの中に動かして、出力ポートをヒトノードンちゃんのジャンプポートにつなぐ……っと。

 

 

おお~、プログラミングできた!

これでゲーム画面でもヒトがジャンプできるようになりましたよ♪

うむ。ということで、これにてステップ1はクリアだっ!

おっ、ノードンたちがお祝いしてくれてるよ♪

 

 

わ~、かわいいし嬉しいですっ♪

この「達成するとしっかり褒めてくれる」というのが、本作のポイントのひとつだ。“褒めて伸ばす”という言葉もあるように、ボブやノードンたちが逐一こうやって成果を褒めてくれることによって、プレイヤーのモチベーションが保たれるわけだな。

うんうん。どんなことでも「嬉しい」「楽しい」っていうのは大きな原動力になるよね~♪

ですね♪

ちなみに私は「ゆまとスイの笑顔を原動力にしてゲームのことを語る」というプログラミングがされているぞ! 私が語る、2人が笑顔になる、そしてまた私が語ると永遠に続く夢の永久機関だなっ!

いや、なんだその謎のプログラム。

あ、あはは……。

 

ノードンガイドで楽しく振り返り! レッスンのあとはチェックポイントのパズルで確認!

 

部長さん! ステップ1が終わったら「ノードンガイド」っていうものが追加されました!

 

 

うむ。このノードンガイドは、ノードンを使ったプログラミングについての詳しい解説を見ることができる機能だ。では、ここからは私が実際に画面を見せながらノードンガイドの解説をしよう!

はい、お願いしますっ♪

ノードンガイドは、レッスンで学んだ内容やノードンの使い方について振り返りを行うためのサポート機能だ。レッスンで新たなノードンが登場すると項目が追加されていくぞ。

なるほど、これを使えば、プログラミングの復習がしっかりできるってことですね♪

そのとおりだ。ちなみに、このノードンガイドでは、ボブに代わってピンク色の丸こと「アリス」がプレイヤーをナビゲートしてくれるぞ♪

 

 

アリスは、クール系の性格って感じなのかな。

ボブくんとはまた違ったかわいさがありますね~♪

このノードンガイドは、レッスンよりも突っ込んだ内容になっているのが特徴だ。たとえば「スティックでヒトを動かすしくみ」の項目では、「Lスティックの左右の動きだけではなく、Rスティックや上下の動きを伝えるためのノードンの設定方法」や「ヒトを前後に動かすための設定方法」など、レッスンのステップ1で登場したスティックノードンやヒトノードンを用いた、さまざまなプログラミングが体験できるようになっている。

 

 

ノードンガイドもレッスンと同じで、実際にプレイヤーが操作しながら進めていくんだね。自分で手を動かしながら体験するこの形式、しっかり身につく感じがしてあたしは好きかも♪

レッスン中にふと感じた疑問を解決するためにも、このノードンガイドは使えますね♪ 実際、私、さっきのレッスン中に、「Rスティックを使えるようにするにはどう設定したらいいのかな?」って思ったんです。

うむうむ。ノードンガイドをプレイしなくてもレッスンを進めていくことは可能だが、よりプログラミングへの理解を深めるという意味で、レッスンの合間にこまめにチェックすることをオススメするぞ♪

はいっ♪

では次に、本作のレッスンを語る上で欠かせないもうひとつのコンテンツ、「チェックポイント」を紹介しよう!

レッスンとレッスンの間にあるやつだね。

 

 

このチェックポイントは、プログラミングを使ったパズルに挑戦するコンテンツだ。レッスンで学んだ内容を理解できているか、パズルを解いてチェックする形式になっている。

レッスンの振り返りミニテストってことですね。

用意されている5問のパズルをすべて解かなければ次のレッスンへは進めない仕組みになっているぞ。もしも解けない問題にぶつかってしまった場合は、先ほど紹介したノードンガイドを確認して、じっくりおさらいをするといい。

ふむふむ。

本来、このチェックポイントは、レッスンの全ステップをクリアしたあとで解くのだが、今回は特別に、ゆまが受けたレッスンのステップ1に対応するチェックポイント1-1「スティックでヒトを動かせ」に挑戦してもらおう!

はいっ!

がんばれ、ゆまっち! レッスンで覚えたことを全部ぶつけろ~!

 

 

この問題は、ヒトがリンゴをゲットできたらクリアだそうです!

ちなみにチェックポイントのパズルでは、なんでも自由にプログラミングできるわけではないんだ。問題ごとに、変更できるノードンなどに制約が設けられているので要注意だぞ!

そっか、問題の意図と違う解き方しちゃったら、レッスンの復習にならないもんね。で、この問題では、スティックノードンとヒトノードンをつなぐワイヤーの変更だけができるんだって。

 

 

よ~し、やってみます! えっと、リンゴを取るためにはヒトを左右に動かせるようにする必要があるから……これを、こうですね! これで取れるはずっ!

よし、ゲーム画面で確認だっ!

ゆまっちのプログラミングのできばえはどうだ~?

 

 

やった~、クリアできました~♪

ゆまっち、ナイスプログラミング~! レッスンで覚えた内容をしっかり生かせたね♪

うむうむ! 私も、自分にプログラミングされた「ゆまにパズルを体験させて達成感を感じさせる」というプログラム通りに動けて嬉しいぞ♪

いや、沙遊里、とことん「プログラミングで動いている謎の人間」設定貫くな~。なんか逆に「謎の設定を最後まで貫き通す」ってプログラミングされてるんじゃないかって思えてきたよ……。

な、なんだか複雑なプログラミングですね……!

 

「ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング」のまとめ

 

というわけで、実際にプレイしながら「ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング」について語らせてもらったぞ。「レッスン」「ノードンガイド」「チェックポイント」の3つを体験することで、プログラミングの基礎を学び、覚え、身につけていくのが本作の「ナビつきレッスン」の仕組みというわけだが、ゆま、レッスンやチェックポイントを実際に体験してみてどうだった?

レッスンって聞いて、正直、最初は結構難しめなお勉強ソフトなのかなって思ってたんですけど、実際にプレイしてみたら、ボブくんとノードンちゃんたちの会話が面白くて、飽きずに楽しくレッスンを進めることができました。それに、ノードンちゃんたちのキャラがみんな立ってて個性的なので、新しいノードンちゃんに早く会って使い方を覚えたいっていうモチベーションが湧きました♪

うむうむ。「プログラミング」という、未経験者からすればハードルが高く感じられるものをエンターテインメント的に楽しく体験できるというのは、本作最大の特徴と言っても過言ではないだろう。レッスンを構成するステップも、1ステップが短めの時間になっているので、集中力を持続して飽きずにプレイを続けられるな。スイはどうだった?

「キャラを動かすためにはこんなプログラミングが使われてるんだ!」っていう風に、ゲームのウラガワを知ることができる体験がすごく新鮮だったね。この「はじめてゲームプログラミング」でプログラミングの基礎を身につけたら、これからゲームを遊ぶときに少し違った視点でも楽しめそうだな~って思ったよ♪

うむ! ちなみに、レッスンで作るゲームだけではなく、ほかのプレイヤーからもらったゲームのウラガワを見ることもできるので、ほかの人の技術を見て学ぶという使い方もできるぞ。さらに、もらったゲームをコピーしてアレンジを加えることもできるので、友だちからもらってアレンジをして、それをまた友だちに送ってアレンジしてもらって……という風に、ゲームの共同制作を行うことも可能なんだ。

へえ~、いいね! じゃあさじゃあさ、3人で協力して一緒にひとつのゲームを作ってみようよ! めっちゃめちゃ大作のアクションゲーム♪

楽しそうですね♪ でもその前に、私は残りのレッスンを受講しますよ~!

おお~、ゆまっち、気合い入ってるね~♪

はい♪ ノードンちゃんたちの使い方をしっかり覚えてからゲームづくりに挑みたいんです♪

うさすがはゆまだ! 私がこっそり「ノードンの使い方をすべて覚えるまで家に帰らない」というプログラミングを行っただけのことはあるなっ!

いや、いつの間にゆまっちにプログラミングを!? ……じゃなくて、なにその謎設定!?

さすがは部長さん、いや、沙遊里博士です……! 博士、ナイスプログラミングですっ!

いや、ゆまっちも謎設定に乗っかっちゃうんだ!?

 

そんなわけで、「つみゲ部」の活動は、まだまだ続くのだった……。

 

第12話 おしまい

 

■製品名
ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング
<ゲーム情報>
ナビゲーションに従って、不思議な生き物「ノードン」をつなげるだけで、ゲームプログラミングが楽めるソフト。「ナビつきレッスン」と「フリープログラミング」の2つのモードを収録している。 「ナビつきレッスン」では、7つのレッスンを通じていろいろなゲームをプログラミングすることが可能。ナビゲーションがついているので、誰でもゲームを完成させることができ、プログラミングのしくみやテクニックを楽しく身に着けられる。 「フリープログラミング」では、「ナビつきレッスン」で身に着けたテクニックを使って、自分で描いたキャラクターを操作できるようにしたり、絵を描いて背景にしたり、BGMをつけたりと、自由にゲームをプログラミングすることができる。また、つくったゲームはインターネットやローカル通信で友だちに共有することも可能だ。
・発売中
・ジャンル:つくってわかるゲームプログラミング
・対応機種:Nintendo Switch
・プレイ人数:1人
・価格:パッケージ版(ノードンふりかえりカードつき) 3,480円(税込)、ダウンロード版 2,980円(税込)
・CERO:教育・データベース
・メーカー:任天堂



© Nintendo

…………

筆者:百壁ネロ

ゲーム買いすぎちゃう系フリーライター。現在積みゲー300本以上。小説家でもあります。著作は「ごあけん アンレイテッド・エディション」(講談社)、「母の嘘(「悪意怪談」所収)」(竹書房)。

 

Twitter:https://www.twitter.com/KINGakiko

Twitch:https://www.twitch.tv/nero100kabe

about.me:https://about.me/nero100kabe/

 

イラスト:くさなぎゆうぎ

漫画家・イラストレーター。高知県出身のファミコン世代。女子高レトロゲーム部4コマ漫画「れとろげ。」(マイクロマガジン社)の作画を担当。

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