「夏だ！　海だ！　シーバトロンだ！」爽やかなクリアボディが超クールな「蒼海の勇者 シーバトロンNext -クリスタルBOX-」で遊んでみた!【泰勇気のトイ遊々記　第13回】

声優業界イチのロボット好き声優・泰勇気が、気になる最新トイホビーを遊びつくす人気連載！

「夏だ！　海だ！　シーバトロンだ！」

というわけで今回はザ・アクセスさんの変形玩具シリーズ「蒼海の勇者シーバトロンNext」のクリアバージョン4種セット「蒼海の勇者シーバトロンNext -クリスタルBOX-」をご紹介します。

 

まずは箱前面。もとはフックトイとは思えない、巨大で豪華なパッケージです。

イラストもクリアボディをイメージした彩色になっています。

 

正面のフタを開けると4体の海洋生物が、涼しげなクリアカラーになってパックされています。

フタの裏側にはそれぞれの変形方法の解説が。よく見ながら遊びましょう。

 

箱の裏側にはモチーフになっている海洋生物たちの解説付き。これで君もお魚博士だ！（半分は哺乳類だけど）

 

箱上面には大きくタイトルが。底面には大きな文字で注意書きやサイトのお知らせ。

 

側面にはシーバトロンたちが、アップで描かれています。

 

さて、今回はアイテム数が4つもあるので、サクサクっと内容のご紹介に移りたいと思います！

 

まずはシャチタイプから。

ロングセラー商品だけあって、安心感のある作りの玩具です。

クリア素材を扱う際に気をつける点は、どうしても普通のプラスチックとは柔軟性が異なるので、うっかり割れたりしないように、変形させたりパーツを動かしたりする時はなるべく可動部の根本をもって動かすことです。

 

 

クリアパーツのおかげで内側のメカ部分が透けて見えてかっこいい！

 

顔の表情もしっかり再現。なんだかかわいらしさすら感じられます。

基本的にはシャチモードでの可動はないので（左右のひれが若干動きますが破損注意です）、このまま変形にいってみましょう！

 

シーバトロン、チェーンジ！

 

まず体を前後に伸ばします。

 

そのまま下半身を、下の方向へ折り曲げます。

 

お腹から尾びれにかけてのパーツを、左右に分割。

 

まず尾びれ付近の分割ラインで尾びれを外側へ引っ張って、内側の黒いつま先パーツが見えるようにします。そして、尾びれ装甲を後ろへ跳ね上げます。

 

尾びれを外側へ引っ張る時は、伸縮部の内側にスプリングが仕込まれているので、引っ張る方向と力加減に気をつけましょう。

 

続いて上半身の変形。

 

 

シャチの背中部分を左右に開きます。

 

背びれを後ろに倒すと、それに連動して両腕の向きも変わります。

 

背びれの裏側のピンをキュっと差し込みましょう。ここでも力加減には気をつけてね。

 

現時点での正面から見たところ。ここからさらに腕を展開していきます。

 

腕を下に下ろし……

 

肘の下にあるロール軸を回転させて、収納されていた手首を展開させて腕が完成。

 

シャチの頭の分割ラインをひっくり返して、頭部を定位置にセットしたら変形完了！

 

 

とってもわかりやすいシンプル変形で、しっかり人型ロボットが完成！！

 

肩にゴールド、頭部にシルバーの塗装が施されております。

 

つま先の周辺にもゴールドの塗装が。白と黒とシルバーとゴールド。高級感のある色の組み合わせです。

 

シャチの装甲パーツが支えになるので、安定して立たせられます。

 

肘は90°まで曲げられます。また、肘の下で前腕が回転可能。

 

腕は水平方向へ、ここまで上がります。これはどのシーバトロンでもほぼ共通です。

 

手には付属の銃を持たせることができます。4種類付属しているので、好きな武器を持たせましょう。

 

可動部はこのくらいなので、次に行きましょう！

 

お次はドルフィンタイプ。

 

 

クリアブルーの成型色と、グラデーションがかったホワイトの塗装のおかげで、涼しげな姿となっています。

 

つぶらな瞳は塗装済み。

イルカのお顔って、なんだか癒されます。

 

言葉を介さずにコミュニケーションを取れたり、曲芸を覚えたりと、本当に賢い生き物ですよね。

 

変形方法はシャチタイプと全くおなじなので、途中省略してご紹介。

 

シャチタイプより透明度が高いのでこちらで説明いたします。

矢印で示した部分がスプリング式の伸縮部。シャチも同じ構造になっているのですが、ここの軸を伸縮させる時には軸をまっすぐ動かすように心がけてください。

 

下半身が変形完了したところ。シャチタイプとよく似ていますね。

 

腕部と頭部の展開方法も、シャチタイプと全く同じシークエンスで変形完了！

 

 

海の生き物モチーフなうえに、クリアブルーの成型色ということで、涼しげなロボットモードです。

 

頭部がシルバー、肩がメタリックブルーで塗装されています。どこまでも青く、さわやかなカラー。

 

煽りで眺める蒼海の勇者。

 

つま先周辺に深めの赤の塗装も施されています。

 

もちろん手に武器を持たせることができます。

シャチとイルカは同じ哺乳類ということからか、基本的な設計が似ているのが面白いです。

 

それではここからはサメ組です。いってみましょう。

 

まずはシャークタイプ。

 

 

シャチやイルカと違い、前後にまっすぐな姿勢かつ細身のボディになっており、高速で泳ぐ種であることが感じられます。尾びれも少ししなっていて、生物らしさがでています。

 

腹側の造形にもこだわりを感じます。

 

ボディカラーはスモークグレー。腹部にホワイト、口の中は赤で塗装されています。

シャープなお顔をしていますね。

サメ組の変形は哺乳類組とは手順が異なるところがあるので、改めて変形シークエンスを見てみましょう。

 

「シーバトロン、チェンジ！」

 

まず前後に伸ばします。

 

伸ばした下半身を、下へおろします。

 

尾部を左右に分割して……

 

尾びれを後ろに跳ね上げるのですが、哺乳類組と違ってここにスプリングは仕込まれておらず、そのまま後ろに折りたためばOK。

 

今回は足首も展開式になっているので

 

足首を出します。

 

上半身の変形です。

背中部分を左右に展開。

背びれあたりを少しだけ倒して、ロックを解除していったんとめます。

 

背中側からボディの中の板状のパーツを上に押し上げて

 

頭部と両腕の位置を上げておきます。

 

あとは哺乳類組と同様に背びれを後ろに倒し、両腕を下ろします。

 

前腕を肘の下で90°回転させ、手首出せば変形完了！

 

 

哺乳類組よりも明らかにスマートで、スピーディーな印象のロボットモード。

 

ほかのシーバトロンと比べても、一番ウエストが細いです。

頭部はグリーン、肩はメタリックブルーの塗装が施されています。

 

脚部もスラッとスマート。

 

尾びれは哺乳類組と違い分割はせず、左足に寄せてあります。

 

「シーバトロンNext」シリーズ中このシャークタイプのみ、肩関節が上まで跳ね上げられます。

 

こちらも手に武器を持たせられます。

 

そしてラストはこだわりのジンベエザメタイプ。

 

 

 

ドルフィンタイプより淡いクリアブルーにホワイトの塗装。

優雅に泳ぐさまが思い浮かびます。

 

腹部の造形も決してサボったりはしません。

 

のんびりしていそうなお顔ですが、僕の中ではこの4体の中ではリーダー格のキャラクターです。

ジンベエザメタイプは、同じサメ組のシャークタイプとも手順が異なる部分が少しだけあるので、改めて変形をご説明いたしましょう。

 

ボディを前後に伸ばし

 

下半身を下におろし

 

横に引っ張ることなく、そのまま尾びれを後ろに折りたたみ……

 

つま先を展開するまではシャークタイプと同様。

 

上半身の変形は、まず両腕を展開する前に頭部～腕部のブロックを上方にスライドさせます。

 

上から見たところ。

両腕を左右に展開します。

 

背びれを後ろに倒すことで頭部を出し、両腕を下ろして手首を出して変形完了です！

 

 

サメ系変形ですが、モチーフになっているジンベエザメのボリューム感があるので、ロボットモード時のイメージがシャークタイプと正反対なのも面白いです。

 

ほかのシーバトロンと比べてジンベエザメの頭は大きいので、胸部のボリュームがあるのが特徴。

ロボットの頭部にシルバー、肩はメタリックパープルの塗装が施されています。

 

 

クリアブルーとホワイトの組み合わせは、やっぱり今の季節である「夏」にピッタリ！ とても涼しく見えます。

 

もちろん手には武器を持たせることができます。

一番銃身が大きく見えたこちらの武器を選びましたが、どの武器をどのロボットに持たせるかは自由です。

 

ロボットモードでの集合写真。

基本的な変形機構が共通なので、「チーム感」が非常に強く出ています。色とモチーフとなっている生き物のシルエットで、それぞれイメージが異なっているのも興味深いですね。

 

お魚モード（半分は哺乳類だけど）。

ポイントを押さえたモチーフの選び方がいいですね。そしてこのモードでのスタイルのよさにも感動します。

 

どのシーバトロンも、肩と肘周辺のみの可動というフックトイらしい玩具ではありますが、僕はこんな風に妄想をふくらませながら遊んでいます。

ご覧ください。

 

海のハンター「シャチバトロン」

ターゲットを気配だけで察知してそちらを見ることもなく敵を撃ち抜く。

口癖は「俺の後ろを泳ぐんじゃねぇ」

 

陽気な性格の「ドルフィンバトロン」

横っ跳びしながらの曲撃ちでも、狙ったターゲットは外さない器用なやつ。

口癖は「ドル換算するといくら？」

 

穏やかな性格の「ジンベエバトロン」

動きはのんびりだが防御力が高く、ジンベエザメの口から放たれるレーザーシャワーで敵をなぎ払う火力もあわせ持つ。

口癖は「だいじょぶ、だいじょうぶ、なんとかなんベェ」

 

スピードの「シャークバトロン」

下半身を変形させたマーメイドモードを使いこなす。海中において、彼から逃げ切ることはほぼ不可能だ。

口癖は「おっそ！　ダイオウグソクムシの全力疾走くらい遅いぜ！」

こんなことを言ってるので、ダイオウグソクバトロンとはケンカが絶えない。

後にダイオウグソクバトロンに命を助けてもらう場面があり、それからは口癖の中身も若干変わった。

※すべて筆者の妄想です。公式設定ではありません。

  

いかがでしょうか。

 

フックトイのクリアバージョン、しかもBOXセットなんてなかなかお目にかかることのない、面白いアイテムだと思います。

単体版を持っている方も、初めてシーバトロンに触れる方にもオススメしたい一箱です。

また、このBOXならではのおまけギミックもありまして……

 

なんとLEDが仕込まれており、お部屋の照明を消してスイッチを入れるとあたかも水族館に来たような気分になれます。

大人な筆者はこの箱を目の前に置いて、グラスに注いだサイダーを傾けてオシャレなひと時を過ごしました。

 

 

話は変わりますが、バトロンのBOX商品としてはもう一種類「緑翠の守護神　ムシバトロン -VS BOX-」が発売中です。

こちらもシーバトロン同様、単品版とは全く異なる豪華な仕様のパッケージとなっていますので、単品版を持っている方もコレクションとしておさえてみてはいかがでしょうか！

⇒クリエイターたちのロボット愛が集結した奇跡のフックトイ、完成！ 「緑翠の守護神ムシバトロン」を徹底レビュー！【泰勇気のトイ遊々記　第8回】

 

また過去の記事にザ・アクセスさんにおじゃましたインタビュー記事がございますのでご興味のある方はそちらもご覧ください。

老舗玩具メーカーさんならではの、時に世知辛く、時に興味深いお話が見られますよ！

⇒【インタビュー】品切れ続出フックトイ「緑翠の守護神 ムシバトロン」はこうして生まれた！ 声優・泰勇気が下町の玩具メーカー「ザ・アクセス」に開発裏話を聞いてみた！

 

次のザ・アクセスさんのロボット玩具は果たして変形か？　合体か？

期待してお待ちしております！

 

 

【商品情報】

■蒼海の勇者 シーバトロンNext -クリスタルBOX-

・発売中

・価格：5,000円(税込)

・ セット内容 ： 「シーバトロンNext シャークタイプ」 1 体、 「シーバトロンNext シャチタイプ」 1 体、 「シーバトロンNext ジンベエザメタイプ」 1 体、 「シーバトロンNext ドルフィンタイプ」 1 体

・ 販売方法 ： アマゾン ザ ・ アクセスストア内、 BASE ザ ・ アクセスストア内

＜泰勇気プロフィール＞

声優。Netflix「ロック&キー」（タイラー役・吹替）に出演。

泰勇気YouTubeチャンネル　https://t.co/1NnOJV9Tts?amp=1