オタク的アイドルホース「テイエムプリキュア」号に注目! アキバ総研編集部

2009年01月21日 13:300

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「アキバ総研編集部」連載コラム第21回(文:アキバ総研担当Hokuto.K)



気づけば2009年1月も下旬に突入。仕事もオタ業も色々積みまくりなわけですが、現実逃避的にコラムを執筆する今日この頃でございます。


今回のネタは、オタク界のアイドルホース「テイエムプリキュア」号。1月18日に行われた日経新春杯(京都2400/GII/ハンデ)で見事勝利した彼女についてご紹介したいと思います。

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・「失敗なんてメじゃない!

馬主の娘さんによって命名された彼女。デビューから3連勝でGI・阪神JFを勝ち、牝馬クラシック路線の主役として注目されていたが、桜花賞8着、優駿牝馬(オークス)11着と惨敗。休養を挟み、ダートやローカル重賞に舞台を移すも掲示板にすら乗れない日々が続く。その後、長距離レースを中心に使われたが、オープン戦でも負けが続いた。熱狂的なファン以外は、正直、買いにくい馬となっていただろう。


・「ぶっちゃけありえない!!

そして引退レースに選ばれたのが2009年の日経新春杯。3年間で1回も勝てず掲示板に入ったのも片手で数えるほど、しかも前走は牝馬限定のハンデ戦で軽めの50kgを背負いながら最下位。2009年の日経新春杯は16頭立ての単勝11番人気となった。本来ならばもっと人気を落としてもおかしくないが、2008年の日経新春杯で3着に入った実績があるため、ひっそりと期待を抱いていた人も多かったと思われる。

レースは、最軽量斤量(49kg)を活かし、向正面で2番手集団を5馬身以上離すという潔い逃げっぷり。2番手以下は人気馬や互いを牽制しあっており、プリキュアは終始放置プレイとなっていた。そのため、直線に入っても彼女の足は止まらず、2着に3馬身半の差をつけてゴール。馬券を買っていた人は「まさかこんな強い勝ち方をするとは…」、買っていなかった人は「GI馬なのにあんな軽斤量にするから…」と感じただろう。まさに「ぶっちゃけありえない!!」状態である。

人気薄でノーマークだったこと、得意の湿った馬場だったこと、前残りの展開だったことなど好条件が揃ったこともあるが、最後は彼女なりの意地で走り抜いたのではないだろうか。


・「笑う門に福来たるでしょ!

ゴール前は舌を出すほどの苦しい状態であったが、どこか笑っているように見えたのは筆者だけでないだろう。また、興奮した様子でインタビューを受けていた荻野琢真騎手の笑顔も印象的だった。荻野騎手はインタビューで同期の宮崎騎手が年末に重賞(愛知杯)を勝ったことに触れていたが、この愛知杯にはテイエムプリキュアも出走しており、宮崎騎手のセラフィックロンプ(16番人気)1着に対し、荻野騎手のテイエムプリキュア(9番人気)は18着だった。


・「もっとバリバリ!!

な お、テイエムプリキュアは日経新春杯を最後に繁殖入りすることが決まっていたが、今回の勝利で引退は再検討となり、20日に現役続行が正式決定。大目標である天皇賞・春(京都3200/GI/定量)では見せ場を作ってほしいものである。

ちなみに、現在放送中のTVアニメ「Yes!プリキュア5GoGo!」(プリキュアシリーズ5作目)は1月25日に最終回を迎え、2月1日からは「フレッシュプリキュア!」がスタートする。こちらにも期待したい。




akiba20071123-hokuto.k.jpg■筆者紹介(アキバ総研担当者より)

名前:Hokuto.K 生年:1984年(25歳)

アキバ総研担当者。PC・ホビー・イベントと多岐に渡る属性を持つ、自称「アキバ系ハイブリッドおたく」。趣味=アキバ探索=仕事な仕事依存症。アキバ歴6年PC自作歴約9年のファンレス厨でマイベストアニメトップ3は「フリクリ」「カウボーイビバップ」「桜蘭高校ホスト部」(順不同)で好物は酒類全般とラーメン二郎/富士丸(旧○二郎)。最近のお気に入りは、大二郎。アキバにあるのをいいことに週1以上のペースで通ってます。


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