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1枚を通じてストーリー性を感じられるEPになりました
── 素晴らしいコンビネーションなんですね。では、2nd EP「おやすみ おはよ」についておうかがいします。全体的に、どんな作品になりましたか? 菅 夢をコンセプトに、全曲を通してストーリーを感じていただけるような構成になっています。最初の「小さな予感」で夢という感情を見つけるところから始まって、最後の「ミチシルベ」でまた新たな夢に向かっていくんです。
八木 タイトル通り、夜、夢の世界にいざなうところから、朝、目覚めてもう一度走り出す様な、全体でひとつの作品のようになっているEPです。
菅 驚きの仕掛けもあるので、そこは実際に聴いてびっくりしていただきたいです。
── 「夢」というコンセプトについては、どのように感じていますか? 八木 私たちがなりたいと願うゴクラクそのものだなって思いました。今後いろいろな作品に携わらせて頂いて、その物語の案内人のようなアーティストになるのが目標なので、今回のEPのように収録曲に共通したコンセプトがあって、ストーリーの流れを感じるCDを出せたのは、本当にうれしいです。
菅 しかも曲ごとにバリエーションが豊かで、夜眠って見る夢から将来の夢まで、いろいろな夢が詰まっていて。「おやすみ おはよ」というタイトルも、すごく素敵だなと思いました。
── では、「小さな予感」から、収録曲について詳しくお聞かせください。 菅 イントロから、何かが始まるんだというドキドキ感ワクワク感が詰まっている、かわいらしい曲です。背中を押してくれるような言葉が散りばめられているので、かわいさの中に力強さもこめて歌いました。
八木 私は青春感をものすごく感じました。自分の中の小さな予感に気づいて、見つけてしまった夢を追いかけ始めるという歌詞が青春そのものですし、曲調も明るくて、風が吹いているような疾走感があって。今まで見ていた景色に急に色がついていくような印象があって、夢を追いかけるすべての人に聴いていただきたい曲です。
── 2曲目は「ユメゴコチ進展系!」。田淵智也さんの作詞・作曲です。 菅 眠りについて夢の中に入っていくことを表現した、すごく面白い曲です。田淵さんが描いてくださった夢の世界が不思議過ぎて、歌っていても楽しくて。今回のEPで一番最初にレコーディングしたのがこの曲だったんですが、それが本当によかったと思いました。私たちの緊張を、一気に吹き飛ばしてくれたんです。みなさんも、聴いたら自然に笑顔になっていただけると思います。
八木 現実ではあり得ない風景が描かれていたり、どんどん場面が移り変わっていったり、寝ているときに見る夢って、こんな感じだなと思わせつつ、目標の夢を表現しているようにも思えるのが、この曲のすごいところです。
菅 いろいろな楽器の音が入っていて、どれも私たちの歌声にもマッチしていて。しーちゃんとのかけ合いもあったりして、のびのび自由に歌うことができました。
八木 ゴクラクのレパートリーの中でもっともテンションの高い曲になりました。歌割も2人の声が絶妙に混ざり合っているのも大好きです。
── 3曲目は、切なさのある「棘かくし」。作詞を担当しているのは、通常盤のジャケットイラストを描いた漫画家の森下suuさんです。 菅 「ユメゴコチ進展系!」からガラリと曲調が変わって、歌声も楽曲に寄り添う気持ちを込めました。ボーカルが響いてくる歌詞とメロディとアレンジにしていただいたことで、より感情をこめて歌うことができました。
八木 通常盤のジャケットイラストを描いてくださった森下suu先生に、歌詞も提供していただけることになって、大ファンの私としては本当にうれしかったです。詩的というか文学的な歌詞で、いろいろな解釈ができるんです。そんな歌詞と私たちの歌声で、みなさんはどんなふうに感じてくれるかな? ととても楽しみです。