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アルバム新曲では、外国のプレイヤーにリモートで参加していただきました
── では、ほかのアルバム新曲についておうかがいします。1曲目の「Beep Beep Beep」は全編英語詞です(作詞:Josh Paul/作曲:佐々木恵梨、中村ヒロ/編曲:中村ヒロ)。作詞者のジョシュ・ポールさんとは、どんな人ですか? 佐々木 ドートリー(Daughtry)というアメリカのバンドのベーシストです。中村ヒロさんがインスタグラムで友だちになって意気投合したことで、私の曲でベースをリモートで弾いてもらおうか」ということになって。それだったら、私もちょうど英語の歌詞を歌いたいと思っていたので、作詞もお願いすることになりました。「Beep Beep Beep」はドラムも「ハミルトン」というブロードウェイミュージカルの楽曲に参加したりしているアメリカのプレイヤーで、この方も人づてで参加していただけることになりました。
── グローバルな人脈によってでき上がった曲なんですね。 佐々木 クオリティの高い演奏を送っていただけて、うれしかったです。コロナ禍によって、海外のミュージシャンはみんな宅録環境がよくなっていて、自宅で弾いてデータを納品してほしいとお願いしやすくなっているみたいですね。今のご時世にあった作り方というか、今後、こういう制作は増えていくんだろうなと思いました。
── 2曲目の「Me Time」(作詞:佐々木恵梨/作曲・編曲:佐々木恵梨、中村ヒロ)は、どのように作っていったのでしょうか? 佐々木 アルバムの2曲目にちょうどいい、明るくて気軽に聴ける曲が欲しいなと思って、軽い気持ちで作った曲です。通っている英会話の教室で、「ひとりになれる、自分だけの時間」という意味の「Me Time」という言葉を知って、そこから発想して書いていきました。
── 歌詞の中にも、英語が多く使われていますね。 佐々木 書いていて、すごくしっくりきました。洋楽ばかり聴いてきたせいで、私の作るメロディは日本語がうまく合わないんですよね。そういう悩みがずっとあって、もうこの曲は混ぜてやろうと思って作ったんです(笑)。
── そして、最後に収録されている「魂の部屋」(作詞・作曲・編曲:佐々木恵梨)が新曲です。 佐々木 これはかなり以前に作った曲で、私たちの魂が死んだ後、今までの人生はこうだったねと振り返ることで癒やされて、また次の人生に旅立っていくという曲です。
── スピリチュアルなテーマを持った曲なんですね。 佐々木 実はそういうジャンルも好きなんです(笑)。
── この曲にはMVがあって、オフィシャルサイトやYouTubeで公開されています。 佐々木 私が歌っている姿を撮影した、とてもシンプルなMVです。曲もギターと歌だけなので、MVもそれに合わせたイメージにしました。使っている映像は編集なしの一発撮りで、何度も歌った中から、もっとも神がかっていたテイクを選びました。実は1か所、歌詞を間違えているんですけど、どうしてもこのテイクを使いたくて。
── 淡い色合いも素敵で、シンプルなのに目を引かれる映像でした。