【「ウマ娘」チャレンジ! スマートファルコン編】ファル子の熱いウマドル活動、まだまだ続きます!(後編)「ホップ、ステップ、挑戦・タウラス杯!!」

2021年05月26日 10:000

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本記事はスマートファルコン・ファル子をトップウマドル(ウマ娘アイドル)にしたい! 誰よりも輝かせたい! が目的の企画記事です。

前回、

 

“可能性が1%でもあるなら、皐月賞に挑戦したい。”

 

というファル子の夢は、奮戦むなしく9着という結果に終わりました。

⇒前回の記事はコチラ!

【「ウマ娘」チャレンジ! スマートファルコン編】ファル子の熱いウマドル活動、始まります!(前編)「芝とダートとアイドルの活動規模」

 

 

皐月賞、クラシック三冠に出走できるのはウマ娘人生で一度きり。彼女の努力とユメはその後、ダート路線というステージで花開くことになった……のですが。一度あきらめた夢も、何度だってリトライできるのがこのゲームです。どんなに困難だろうと、必ずファル子を皐月賞に勝たせて、「winning the soul」を歌わせてあげたいと思います!

 

 

できました。

 

 

歌いました(最高でしたが、ライブは写真を撮るのを忘れました)。

 

編集A:終わっちゃったじゃないですか。

中里:終わっちゃいましたね。

 

スマートファルコンの芝適性はEで、そのままで皐月賞に勝つのはほぼ無理ゲーです。ですから、「因子継承」で芝適性を上げることになるのですが……実は以前、アキバ総研で、ハルウララの有馬記念挑戦企画をやったことがあります。先輩であるハルウララの芝適性は“G”。さらにハードな課題に挑戦するために、うちのチームやフレンドには芝適性に特化した親ウマ娘が既に待機済みでした。育成開始時点の因子継承で、ファル子の芝適性・ダート適性はともにAとなり、5秒でオオタニサンばりの二刀流ウマ娘が誕生してしまいました。

 

元よりトップクラスのポテンシャルを持ったファル子。芝適性さえあれば皐月賞制覇は難しくないというか、なんなら日本ダービーもさくっと勝ててしまいました。

 

編集A:菊花賞も勝ってクラシック三冠を目指すとか?

中里:ファル子の長距離適性はEなので、難易度はグッと上がりますね。ただ、スマートファルコン(芝適性E、長距離適性E)の三冠挑戦って、ハルウララ(芝適性G、長距離適性G)の有馬記念挑戦に比べるとですね。

編集A:ちょっと弱いかもしれませんね……。

 

と企画が頓挫しかけていた時、「ウマ娘 プリティーダービー」では次のイベントが告知されました。その名も「タウラス杯」、初の対人レースをメインにした対戦イベントです。ここでふと思ったのですが、時間をかければいつか必ず達成できる皐月賞(○冠)チャレンジよりも、正真正銘一度きりでリトライの効かない対人イベントのほうがヒリヒリできるのではないでしょうか。というわけで、今回は皐月賞チャレンジ改め──

 

挑戦、ファル子でタウラス杯プラチナ制覇!

 

タウラス杯は「ウマ娘 プリティーダービー」初の対人レースイベントで、ウマ娘3人1組のチームで、3チーム三つ巴、9人立ての対戦を行ないます。レースの舞台は「東京競馬場・芝・中距離(2400m)」。ファル子はマイル~中距離が適正距離なので、そのまま参戦可能です。ほっ。

 

このイベントは一見毎日遊んでいるチーム競技場に近いですが、チーム競技場ではチームに編成した3人それぞれの順位や、スキルの発動でもらえるポイントなど複雑な要因が成績を左右します。タウラス杯は、「9人立てのレースで1位になったウマ娘の所属チームが勝利」という極めてシンプルでわかりやすいシステムになっています。

 

このシステムを見てまず思ったのは、「デバフ」の重要さが変わってくるのではないか、ということでした。「バフ」とは味方を強化するスキルを指す単語で、それに否定の意味を持つ接頭語「デ」をつけて「デバフ」になると、相手を弱体化するスキルの総称となります。

 

チームレースではデバフ担当のウマ娘も上位に入賞することが求められますから、レース能力とデバフ能力のバランスを取ることが重要になります。ですがタウラス杯では誰かひとりが1位を取れば極論他のウマ娘は8位・9位でも勝利になるので、チームに1人~2人のデバフ専門ウマ娘を置くことが可能なのです。

 

なので、タウラス杯の環境はデバフが猛威をふるう可能性があると考えてチームを構築していきます。まずは、チームの役割分担から。デバフ2人とエース1人という構成にはロマンを感じるのですが、エースが不調~絶不調だと何もできずに負けてしまいそうです。違うレース展開ができるエースウマ娘を2人、それとデバフ役で構成しましょう。

 

エースはファル子こと、スマートファルコン! これは基本コンセプトですから悩む必要がありません。セカンドエースについては、ファル子が勝てない時に勝てるウマ娘を選ぶのがよさそうです。ファル子はスピードとパワーに特化しているので、対戦相手のデバフをかけられた時にスタミナ切れになることが心配です。そこで、ファル子よりスタミナにすぐれた先行タイプとしてメジロマックイーン(黒)を育成しました。イメージとしては、ファル子と対戦相手の逃げウマ娘が競り合って疲弊したところをお嬢様がかわしていく感じです。幸い、数回目の育成で芝適性と中距離適性がともにSのマックイーンを育てることができました。あんしん笹針師から回復スキルまで引けたので、申し分のないバックアッパーに仕上がりました。

 

 

 

3人目は中距離でデバフと言えばネイチャさんでしょ(「魅惑のささやき」「八方にらみ」2種の金特デバフを持っているから)? ということで安直に選びました。ファル子、マックイーン、ネイチャさん、なかなかにアイドル性の高いユニットではありませんか。参戦チームメンバーは以下の通りです。

 

 

 

ファル子(A+)がエースなので、参加リーグは自動的に制限なしのグレードリーグです。早速一次予選にあたる「グレードリーグ・ラウンド1」にチームファル子を投入したところ……。

 

 

じゃーん、5勝0敗でラウンド2のAグループに進出できました。1回でも3勝できればAグループに所属できるので、残りの挑戦はこの環境でのレースをテストすることにしました。レース展開をていねいに見ていくと、以下のことが見えてきました。

 

●黒マックイーンつええ。

●ネイチャさんのデバフがチームとしてなじんでいない。

 

大体最終直線で、ファル子をマックイーンがかわして1着になるんですよね……。マックイーンが3勝、ファル子が1勝ぐらいのペースです。これに関してはレース前にファル子が声かけをしているリーダーシップの成果ということで不問とします。

 

ナイスネイチャについてですが、デバフは発動しているし強いのですが、あくまでもネイチャひとりで完結しているんですよね。このチームはあくまでファル子のチームですから、ファル子のサポートができるデバフを考えます。

 

ファル子が負けるパターンとして多いのは、スタートで出遅れる、もしくはより能力の高い逃げウマに序盤からリードされた時です。ファル子の固有スキル「キラキラ☆STARDOM」は1位を奪われそうになって競っている時に発動しますから、そもそも2着以下でレースが進行すると勝ち目がありません。

 

逃げウマの援護をする場合は、デバフに多いスタミナダウン系ではなく、相手チームにスピードダウンをかけるのが有効なのではないかな、と考えてメンバーチェンジを行ないました。

 

 

じゃーん、新メンバーの追込グラスワンダーです。左が初期バージョン、通用することがわかったので、後期は右の特化バージョンを加入させました。後方にいる時、前にいるウマ娘の速度をまとめて下げる「独占力」がチャームポイントです。中距離限定、後方にいる時限定という制約があることもあり、対戦相手の脚質を問わずに速度を落とせるのはとても強力! グラスワンダーの本来の脚質は差しですが、独占力を発動しやすくするために追込適性を上げました(ちょっと大変でした)。

 

デバフ特化というと、ついついたくさんのデバフスキルを並べてスキル欄を真っ赤にしたくなるのですが、今回は速度ダウン系の「逃げためらい」「先行ためらい」「独占力」をいかに高確率で打てるかを考えました。風のうわさではタウラス杯ではゴールドシップが強いと言われていると聞くのですが、予選道中で手強いと感じたのはミホノブルボンに代表される、研ぎ澄まされた逃げウマなんですよね。ライバルのゴルシはこちらのマックイーンに届かず2着の展開が多かったので、今回は逃げ・先行対策に特化しました。

 

この構成がうまく決まって、グレードA・ラウンド2は4勝1敗~5勝のペースで勝ち抜けることができました。明らかにステータスでこちらより上位の先行ビワハヤヒデが、最終コーナーでまくっていく、普段なら完全に負けパターンのレース展開の時、「先行ためらい」「独占力」が同時発動してファル子が差し返したのは本当に気持ちよかったです。速度ダウン系のデバフは効いてる感じが目に見えるので、ぜひ一度試してほしいです。

 

そんなこんなで迎えたタウラス杯・グレードA決勝。月刊トゥインクル(ゲーム内競馬新聞)で過去戦歴を調べる分には、有利にレースを進められそうです。とはいえ、絶不調のチーム一同並んで出遅れて終戦、なんてことがいくらでもあるのがこのゲーム。“やり直しがきかない”というこの大会ならではの緊張感の中、出走を待ちます。なんと対戦相手にもファル子がおりますよ。ファル子優勝率が2倍になったな……なんて馬鹿なことを考えながら、ファル子の晴れ舞台、タウラス杯決勝・スタートです!

 

 

ここで最高のスタートを決めたのがメジロマックイーン。お守りで残りポイントを注いだ春ウマ娘○まで発動しています。実力者が万全のスタートをしてくれると心強いですね。ファル子も「先駆け」が発動してスルスルと先頭に上がっていきます。まずは最高の立ち上がりです。

 

 

ライバルにも逃げウマ娘が多いですがスタートで先頭に立ち、グラスワンダーの逃げけん制などで有利を重ねます。一見地味なけん制スキルですが、ファル子対ファル子のようなミラーマッチではボディブローのように効いてくるのではないかと思います。

 

 

「逃げためらい」+「先行ためらい」+「独占力」発動! ちょっとできすぎなぐらいの勝ちパターンです。ファル子来た! ファル子来た! ファル子の時代がやってきた! ……のですが。

 

あれ、半分見切れて足をためているウマ娘がいますね……。

 

第1弾ロケット。

 

第2弾ロケット。

 

ひたひたとファル子の背後に迫るお嬢様。紫のは闇のオーラではなく、対戦相手の誰かのデバフです。ものともせずに加速を続け──。

 

 

最終直線で味方に差されるいつものパターンでした。ファル子企画記事としては、ぐぬぬな感じですが、チームファル子としてはワンツーフィニッシュの最高の結果になりました。縁起のいいタウラス杯賞金ジュエルで回したガチャで、オグリキャップと白マックイーンを引くという嬉しいおまけも!

 

 

 

お嬢様がみずからの勝利で新衣装をゲットしていました。とまれ、砂のサイレンススズカと呼ばれたファル子が、芝の世界の大レースでも見事(チームで)優勝! ということで、今回の記事を締めくくりたいと思います。

 

(取材・文/中里キリ)

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