PS Plusフリープレイは4月5日まで! クルマ破壊ゲーの頂点! PS5独占タイトル「デストラクションオールスターズ」を徹底レビュー!

2021年04月03日 13:000

※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。

今年2月にリリースされた「デストラクションオールスターズ」が面白い。ひと言で説明するならば、アリーナ内で何も考えずにクルマをぶっ放しながらライバルカーにアタックし、破壊の限りをし尽くすというシンプル極まりないカーアクションゲームだ。

今回、そんな破壊的アクションゲームを、ライターの「風のイオナ」がレビューしてみた!

ゲーム黎明期から存在したクルマ破壊ゲームというジャンル

 

クルマを破壊する爽快感といえば、ゲーム黎明期からゲームに親しんでいる層であればいくつかのタイトルが頭に浮かぶことだろう。たとえば1982年にデータイーストがリリースした「バーニン’ラバー」(ファミコン版は「バギーポッパー」に改題)は、ライバルカーとともにゴールを目指すレース場が舞台でありながら、ライバルカーに体当たりして壁に激突&破壊させるギミックがプレイヤーの爽快感をあおり、ロングヒットとなった。

同じくデータイーストから1984年にリリースされた「イエローキャブ」もまた、プレイヤー機のタクシーを操作して街中を走る一般車に体当たり&破壊しながら客を目的地まで運ぶという、デストラクションなゲームだったのだ。

その後もタイトーの「チェイスHQ」は犯人のクルマを追いかけて激突を繰り返して無理やり停車させるルールだったり、セガの「クレイジータクシー」は「イエローキャブ」の影響を感じさせる、なんでもアリなタクシーを操作できる爽快感が人気となった。

また、特筆しておきたい1作が初代プレステでSCEよりリリースされた「デストラクションダービー」だ。このゲームに至っては、アリーナ内で行われるカーアクションバトルということで、本作への影響が色濃く見えるのである。まさに「ゲームとクルマ破壊」は切っても切れない関係にある爽快感の代名詞として存在し続けてきたように思う。

 


↑「デストラクションオールスターズ」のタイトル画面。これからアリーナ内でのデストラクションなバトルが繰り広げられる

そうしたクルマ破壊ゲーのひとつの頂点かつ最新作が今回紹介する「デストラクションオールスターズ」だ。本作はPS Plusに加入していれば無料でプレイできるので(ただし2021年4月5日まで)、PS5を入手したらぜひ遊んでほしいゲームのひとつだ。

 

破壊アンド破壊! 加速した自車でライバルカーにアタックを決めろ!

 

プレイヤーは個性豊かな16人のオールスターたちから自キャラを選んでプレイを開始する。覆面プロレスラー的なウルティモ・バリガードのほか、こんなレースに参加して大丈夫なのかと思える段ボールを被ったボックストップ、そしてキュートな女性キャラ、トゥインクル・ライオットなど、ひと癖もふた癖もありそうな奴らばかり。筆者は狼の被り物を羽織ったルピタがお気に入りである。ロックバンド「MAN WITH A MISSION」も好きだが、それとこれとは関係ないと思う。……たぶん。


↑ゲームスタート直後はプレイヤーキャラを操作するところから開始。クルマのある場所まで走って乗り込もう!

 

ゲームスタート直後はプレイヤーが選択したキャラを操作するところから開始。舞台となるアリーナ内に置かれたクルマに乗り込んでカーレース&アクションへと突入する。ここからはひたすらにライバルカーに激突し、破壊の限りをしつくしていくというワケだ。

 

舞台がレース場形式のアリーナとはいえ、「どこからどこまでを何秒で走る」といったレース要素は皆無。走ることの意味はライバルカーへ与えるダメージを大きくするための助走みたいなものだ。加速させた自車をタイミングよくライバルカーにアタックを決めた時の気持ちよさはたまらないものがある。アタック方法は、単純に走行しながらアタックする方法のほか、右(R)スティックを使ったスラムアタック(クルマを瞬間的に寄せる)があり、こちらがタイミングばっちりの一発破壊を決めた時の快感は身体が震えるほど。この味を知ってしまったら、もう本作から離れることはできない。

 


↑レース要素はないがクルマを操作する楽しさはドライブゲームやレースゲームと同様。ドリフトもできるぞ!

 
大味なゲームだが、演出や細かい仕様も頭に入れてプレイするとより楽しむことができる。クルマのダメージが酷くなってきた場合にはみずから脱出して新車への乗り換えが必須になるし、走行テクでも、ドリフトを効果的に使うことで走ること自体に楽しみを覚えることができる。

 


↑目の前にはライバルカーが大量にひしめき合っている。どこから破壊してやろうか、とちからがみなぎる瞬間だ。

 

また、クルマから降りたプレイヤーキャラにもそれぞれ技が用意されており、ライバルカーの乗っ取りに始まり、迫りくるライバルカーからの回避、ジャンプやアタックといった通常アクション技も使用可能だ。また、「オールスターブレイカー」を使用することでキャラクターごとに異なる能力のスペシャル技を使用することができる。さらに通常のクルマとは異なる最強マシンである「ヒーローマシン」の呼び出しも、クルマを降りた状態でのみ行うことができる。クルマの操作方法を覚えただけでは本作の半分程度しかゲームを楽しめていないんじゃないだろうか。

 


↑ゲーム後半に使用可能になるヒーローマシンはどのキャラのものもゴツくてカッコイイ。こいつに乗り込んで終盤の追い込みだ!

 

 

地獄のオンライン対戦でみずからのスキルを磨け!

 

本作のゲームモードは、勝負のレギュレーションの違う3種が用意されており、「MAYHEM」というモードは最もシンプル。破壊ごとに付与されるポイントが順位に影響し、いかに破壊したかによって順位が決定する。「CARNAD」というモードでは、ギアを貯めていくことが目的となり、「STOCKPILE」ではギアを集めてバンクに貯めていくことで順位が決定。後者2種は破壊よりも要領のよさが求められるモードだと言える。しかし、本作を楽しむならば、まずは「MAYHEM」をとことん極めることをおススメしたい。何も考えずに破壊だけをしていればいいのだから。

 

 ↑「OVERKILL」(一発破壊)を決めた瞬間。本作をプレイしていて最高に気持ち良い瞬間だ

 

ちなみに最大16人でのオンライン対戦も可能で、ここでは全世界にいる破壊に飢えたデストラクションなプレイヤーたちとのガチバトルが楽しめる。筆者は複数でのオンライン対戦というとXbox360版「ロストプラネット」を毎晩のようにオンラインプレイしていた時期があるのだが、あの時の夢中で遊んだ記憶がよみがえってきたのと同時に、スキルの高いプレイヤーたちにボコボコにされる悪夢もよみがえってきてしまった。オンライン対戦、恐るべし……。オフラインプレイで自信をつけたらオンライン対戦に挑戦するのもアリだが、「現場で学ぶ」ことを選んでオンライン対戦でうまいプレイヤーのテクを盗んでみずからのスキルを上げるのもアリかもしれない。ちなみに筆者は現場で学ぶことは諦めたことを伝えておきたい。

 

長々と「デストラクションオールスターズ」の魅力を語ってきたが、PS5を持っているならばプレイしない手はない。何せ、国内の家庭用ハードで遊べるのはPS5のみ。手軽に破壊の爽快感を味わえる本作、ぜひ多くのプレイヤーに遊んでもらいたい。

 


↑時には複数のクルマ同士で激突し合いのバトルになることも。めんどくせーからまとめて破壊してしまえ!

 
なお、PS Plusでのフリープレイ配信は2021年4月5日までとなっている。以降の展開は後日詳細が発表されるそうなので、ひとまず配信が終わってしまう前に遊んでみるべし!

 

(文/風のイオナ)

 

【ゲーム情報】

■デストラクションオールスターズ

・対応機種:PlayStation 5

・フリープレイ配信期間:2021年4月5日(月)まで

・ジャンル:ドライビング/レース

・発売元:株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント

・CERO:B(12才以上対象)

 

このコンテンツは、アカウントに登録されている主なPS5(「コンテンツ共有とオフラインプレイ」設定)ではいつでも、その他のPS5の場合には同アカウントでログインした後に、ダウンロードしてプレイすることができます。

画像一覧

ログイン/会員登録をしてこのニュースにコメントしよう!

※記事中に記載の税込価格については記事掲載時のものとなります。税率の変更にともない、変更される場合がありますのでご注意ください。