作曲家・澤野弘之のボーカルプロジェクト、SawanoHiroyuki[nZk]の4枚目のアルバム「iv」(イヴ)が、2021年3月3日にリリースされた。岡崎体育や優里、ReoNa、そして“楽器を持たないパンクバンド”BiSHのアイナ・ジ・エンドなど、今回も多彩なボーカリストが参加。澤野弘之が作り上げるサウンドと見事なコラボレーションを果たした。 初回盤のBlu-rayには、昨年8月7日に無観客配信で行われたライブ「澤野弘之 LIVE “BEST OF VOCAL WORKS [nZk]” Side SawanoHiroyuki[nZk]」の模様を収録。前作「R∃/MEMBER」とリンクしているジャケットデザインなど、今回もこだわりが詰まった作品となった!
澤野 去年は僕が劇伴の作家活動を始めて15周年ということで、ベストアルバムの「BEST OF VOCAL WORKS [nZk] 2」を出してライブを企画していたんです。それがコロナ禍という状況にあって動けなくなった部分があり、その代わりにできることを探していきました。そもそも劇伴作家の仕事は自宅にこもって曲を作ることなので、僕自身の業務にはあまり支障がなかったんですけど、いつも助けてくれるミュージシャンたちが現場の仕事がなくなって、彼らと一緒に何かできないかというのがきっかけで、じゃあ宅録の形で過去の曲をリアレンジして演奏してみようと。そうして始まったのが「宅REC-nZk」で、僕自身もすごく楽しいことができたという気持ちになりました。劇伴を作ってレコーディングして終わりではなく、自分たちから作品に対してもっと積極的に関わっていくことができることに気づいたのが2020年でした。