坂本真綾(ダ・ヴィンチ役)と川澄綾子(獅子王役)が語る、「劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-」の注目ポイントはここ!

2020年12月06日 12:000
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2020年12月5日(土)から全国公開される「劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 前編 Wandering; Agateram」。遍歴の騎士ベディヴィエールを主人公にした物語で、重厚なドラマが展開するという。レオナルド・ダ・ヴィンチ役として出演するほか、主題歌「独白」も手掛けた坂本真綾と、ベディヴィエールと深い関わりのある獅子王を演じる川澄綾子の2人に、映画の見どころを聞いた!

第六特異点「神聖円卓領域キャメロット」は、劇場版向きの重厚な物語です


── 公開にあたってのお気持ちを、まずはお聞かせください。

坂本 一度公開が延びてしまったのは残念でしたが、こうして無事、みなさまにお届けできるようになって、よかったなと思います私たちキャストが収録したのは随分前なので、いよいよ公開かという思いが強いですね。

川澄 みんなで録ったのは去年(2019年)の冬でしたね。追加で今年になってからも何度か収録はしましたけど、それはすべて個別の収録でした。

坂本 コロナの緊急事態宣言があって、みんな一緒にアフレコできなくなった時期があったんですよね。

川澄 あのころは、スタジオで共演者の方と一瞬すれ違うだけでうれしい!みたいな感じでした。それに比べて去年は、収録の合間にみんなでお弁当を食べて、いろいろなお話をしながら録ることができました。それから1年近く経っていますし、そもそも「劇場版 Fate/Grand Order」の製作決定が発表されたのは2018年の夏なので、ファンのみなさんもずっと心待ちにしていただいていたと思うんです。ですから、公開できるというのは、本当にうれしいです。

── キャストが勢揃いしてのアフレコで、印象に残っていることはありますか?

坂本 「Fate」シリーズに長く関わってきた、おなじみの方々ではあるんですけど、意外と一堂に会して収録したことは少なかったので、とても新鮮でした。宮野さんがベディヴィエールを演じるのを生で見たのはこのときが初めてでしたし、ほかにも収録で初めてご一緒できた方が何人もいて、「本物だ」と思いました(笑)。それから、「Fate/Grand Order」の世界観についてわからないことがあると、川澄さんか(島﨑)信長くんに聞くという光景が繰り広げられていて、すべてに答えられるお2人がすごいなと思っていました。


川澄 いえ、私もわからないことがあると、信長くんに聞いてました(笑)。

── 劇場版のストーリーについて、どのような印象をお持ちですか?

川澄 TVシリーズの「Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-」が原作の第七章(第七特異点)で、「劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-」はその前の第六章(第六特異点)にあたるんですけど、それぞれ、TVシリーズと劇場版にふさわしいエピソードだと感じています。「神聖円卓領域キャメロット」の映像を映画館の大きなスクリーンで見られるというのは、贅沢なことだなと思います。

── なるほど、それぞれの章の性質を考えると、かたやTVアニメ、かたや劇場版という形がよかったと。

川澄 そうですね。「絶対魔獣戦線バビロニア」は展開が華やかで、毎回毎回どうなるの? という気持ちで見ていただきたいエピソードでしたし、「神聖円卓領域キャメロット」は重厚感があるので映画館で集中して観て、世界観にどっぷり浸かってほしいエピソードです。

坂本 ゲームをプレイされた方にとっては、あのお話を劇場版アニメという新しいかたちで体験できることはきっと楽しいことだと思いますし、初めて「神聖円卓領域キャメロット」のお話に触れる方には、どういうふうに感じたか逆に聞いてみたいですね。ベディヴィエールが主人公ということで、ポスターにも彼の顔が大きく描かれていますが、彼の目を通して見る「Fate/Grand Order」の世界というのは、ゲームをずっと追いかけている方にとっては、かなり新鮮に映るのではないでしょうか。
それから、私は「Fate/Grand Order」の主題歌をずっと歌わせていただいて。いつも奈須きのこ先生の要望に沿って、大変だけどがんばろうとか、この困難はきっと乗り越えられるというテーマで歌詞を書いてきたんですけど、今回の前編は「大変だけど……」のところで終わるんですよね(笑)。この後どうなるんだろうという深い余韻が、やがて来る後編の公開まで残り続けるような作品になったんじゃないかと思います。

川澄 私が「Fate/stay night」から演じ続けてきたセイバーにとっては、「神聖円卓領域キャメロット」は特別なお話なんですよね。タイトルからして、明らかにアーサー王にまつわる話ですし、「Fate/stay night」のひとつのエンディングの後の「if(もしも)」の話という位置づけで、ゲームで演じたときからすごく素敵なお話だなと思っていました。すごく辛い展開ではありますけど、自分が演じてきたセイバーの「if」を、こんなふうに新たな形にしてくださった奈須先生に感謝の気持ちでいっぱいです。また、それをユーザーの方がアニメとして見たいと思って、アンケートに答えてくださったということがうれしいです。本当にお待たせしましたが、この度、劇場版としてスクリーンで、素晴らしい映像と音響で見られるというのは、私にとっても特別です。


── 川澄さんが演じる獅子王は、なかなか大変な立場にあるんですよね。

川澄 そうですね、この人ひどいなっていう印象が強くなるんじゃないかと(笑)。映画館から出るときのみなさんの足取りが重たくならなければいいなと心配なんですけど、だからこそ後編が気になると思います。

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