特殊素材のグラデーションが美しい! 「Figure-rise Standard 仮面ライダー響鬼」を作ってみよう!【YU-GOのキャラクターモデリングLABO 第3回】

2020年12月02日 15:360

※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。

「YU-GOのキャラクターモデリングLABO」第3回のテーマは、BANDAI SPIRITSのプラモデル「Figure-rise Standard 仮面ライダー響鬼」です!!


今年は「仮面ライダー響鬼」15周年のアニバーサリーイヤーということもあり、そのタイミングでプラモデルが出るなんて嬉しい限りです。

ボックスアートは本編冒頭の舞台となった屋久島をイメージしているようで、開封前から期待が高まります!!

それでは、早速箱を開けてみましょう。


いきなり音撃鼓がドドンッ!!と出てきました。蘇我入鹿もビックリ!です。

パーツはこんな感じ。新開発の「偏光成形色」で実物スーツの質感が再現されています。これは本当にすごい技術です!!

 



マスク部も全て別パーツ!! マスキングの必要は全くなし!!

開発ブログに書かれていた通り、かなり鍛えた仕様になっていますね。

 

変身音叉「音角」も細かいディテールがキッチリと再現されています。

 

「音撃棒 烈火の鬼石」もクリアパーツで再現されているのが嬉しいトコロです。「告」って文字が太鼓の音とともに浮かび上がってきそうですね。

キット自体は細かい部品が多いので、組み立て時になくさないよう注意が必要ですが、その分、完成するとかなり見応えがあります。再現度もかなり高く、響鬼を演じたスーツアクター・伊藤慎さんの体型がバッチリ再現されています。

 

やっぱり結構、鍛えてますね。

 

このままでも最高にカッコいい響鬼さんなのですが、ここから少し手を加えてみたいと思います。

 

ボディ全体の合わせ目が気になるので、接着後に、合わせ目をすべて消しました。

かなり手間はかかりますが、その効果は十分にあると思います。

接着後の隙間を埋める際、ガイアノーツの「瞬間カラーパテ ブラック」がかなり役に立ちました。

 

手首のパーツも少し削り込んで、握り拳の指を彫刻していきます。

 

「変身音叉 音角」も、プロップ(劇中で使用された物品、小道具のこと)の資料を見ながらディテールアップ。針ヤスリ等で削り込んでいます。

 

インパクトの強い音撃鼓も、少しテクスチャーを追加することでさらに雰囲気が出てきます。溶きパテに鉄道模型用のシーナリーバラストを混ぜて塗ってみました。

 

褌(ふんどし)の部分はメラミンスポンジで擦った後に、GSIクレオスのMr.ウェザリングカラーでウォッシング。お手軽に質感を再現できるのでオススメです

 

今回は偏向成型色にもうひと味加えてみようというコトで、「SHOW UP MAZIORA アンドロメダII」を使用。

実際のスーツに使われた塗料ということもあり、響鬼さんをつくるうえでもマストな塗料です。

 

合わせ目処理後のリタッチに「ベースカラー リアルブラック」。仕上げのクリアコートに「ホビー専用 1液型ウレタンクリアー」を使用することにします。

本体は偏光成型色を生かすために、オールノンサフ仕上げにしてあります。

 

 

完成!!

偏向成型色にひと味プラスするだけでこのような仕上がりに!

スーツのグラデーションをリアルに再現するコツとしては、少し吹き過ぎたかな?くらいで、ちょうどいい感じに仕上がります。

コーティングに使用した「1液型ウレタンクリアー」も、実物に近い質感を出すのにピッタリでした。完成に近づくに連れて実際のスーツの質感に近くなっていくのが楽しかったです。

 

顔のアップショット。

極力実際に撮影に使われたスーツに近づけるために、各個所ごとにさまざまな塗料を使い分けています。細部を塗り分けることによってマスクの情報量が増えました。

塗料の質感を変えることで雰囲気を演出することも、プラモデル作りのうえでは重要だったりします。

 

 

「語る背中」といった感じのバックショット。

オープニングのイメージも演出することが可能です。

 

もちろん響鬼さん独特の「あの」ポーズもバッチリキマリます!!「シュ!」

 

第56回紅白歌合戦に、サプライズ出場した時の決めポーズも再現!!

 

 

細部も資料を徹底検証して塗り込んでいきます。

 

 

 

台座に、テクスチャーを加えた音撃鼓を配してみました。

決めろ! 一気火勢の型!!

 

「変身音叉 音角」をキッチリつくり込むと、これがいいアクセントになりますね。わがままを言わせていただくなら、ディスクアニマルも欲しかったな~……。

 

響鬼の世界観には「緑」が合うと放映当時から感じていたので、簡易ながらベースもつくってみました。

流木にカラーパウダーなどを接着したのですが、劇中の「和」の雰囲気が出せたように思います。

 

連載三之巻いかがだったでしょうか?

「仮面ライダー響鬼」15周年の年に、響鬼さんの作例を作れることを心から嬉しく思います。

 

「和」の空気が漂う響鬼の作風や世界観はなんとなく暖かくて、ほっこりしていたことを覚えています。放送当時のことをいろいろと思い出しながら作ってみました。

たくさんの方の心に響きますように……。

 

では、次回の作例でまたお逢いしましょう!!

 

じゃあな!

 

BGM: "輝(かがやき)"   "少年よ"

 

(文・作例/YU-GO)

 

【商品情報】

■Figure-rise Standard 仮面ライダー響鬼

・発売中

・価格:3,740円(税込)

 

<付属品>

・フィギュアライズエフェクト台座×1

・音撃棒、音撃棒エフェクト×2

・音撃鼓エフェクト×1

・音角×1

・手首パーツ 決め手(右)、音角専用手(右)、音撃棒一体持ち手(左右)、平手(左右)、握り手(左右)

・ホイルシール×1

・テトロンシール×1

画像一覧

ログイン/会員登録をしてこのニュースにコメントしよう!

関連リンク

※記事中に記載の税込価格については記事掲載時のものとなります。税率の変更にともない、変更される場合がありますのでご注意ください。