【インタビュー】内田真礼がダブルA面のニューシングル「ハートビートシティ/いつか雲が晴れたなら」をリリース。「こんな今だから届けたい想いを、素直に歌いました」

2020年11月23日 12:00

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2曲をつないだ、特別なMVができ上がりました


── 先ほど、聴いた瞬間に好きになったとおっしゃっていましたが、「ハートビートシティ」の歌詞については、どのように感じましたか?

内田 距離感の近い関係性が描かれている歌詞です。とてもピュアでかわいらしくて、自分の気持ちを素直に伝えられる女の子の姿が思い浮かびました。本当にキラキラした歌です。

── 使われている言葉の1つひとつが、ピュアなんですよね。

内田 ロマンティックですよね。その分、感情を込めすぎずに歌うというのが、ボーカルのテーマになりました。最後の「愛してる!」というひと言も、普段だったら相手の目を見つめているようなイメージで、まっすぐ歌うんですけど、この曲に関してはガラス越しで伝えているくらいのイメージで歌いました。私にとっては今までにない歌い方で、新鮮でした。

── ボーカルに感情を込めすぎないというのは、「いつか雲が晴れたなら」もそうですよね。洗練されたサウンド感のある2曲なので、平熱のボーカルというのは正解だと思います。声も楽器のひとつとして、心地よく鳴っているみたいな感触がありました。

内田 そうですね。私も、でき上がりを聴いて「楽器みたいなボーカルだな」って思いました。演技をすることが本業なので、感情をこめずにフラットで歌うというのは、逆に難しかったりするんです。今回もレコーディングをしているときは、「こんなに無機質な声で大丈夫かな?」と思った瞬間があったんですが、私の経験則として、レコーディング時に「これでよかったのかな」って思う曲ほど、いい曲に育っていくんです。

── へー、面白いです。いつもと違うことをやった曲ということなのでしょうか?

内田 たとえば3rdシングルの「からっぽカプセル」とか、1stアルバムに入っていた「クラフト スイート ハート」とか、レコーディング時は「この歌い方で大丈夫?」みたいな感じだったんですけど、アレンジが入った後で進化して、すごく素敵になって、今ではライブの人気曲なんですよね。私が不安になっているということは、新しい一歩を踏み出しているということで、今回もそうだったと思います。だからなおさら、ファンのみんなの反応が楽しみです。

── しかも今回は、ファンクラブ向け限定でアナログレコードも作るんですよね。

内田 これも新しい試みで、ワクワクしています! 大きなジャケットになるので、写真やデザインには、たっぷりこだわりたいなと思って、みんなで話し合いました。


── レコードというのは、アイテムとしても特別感がありますよね。部屋に飾るだけでも楽しいというか。また、CDのほうも、とても素敵なジャケットになっていました。きらびやかな配色で、内田さんもフェミニンな雰囲気なんですよね。

内田 今回はビジュアル面もかなりこだわっていて、ジャケットやMV(ミュージックビデオ)のためにエクステで髪を伸ばしました。今までとはかなり雰囲気が変わった私になっています。いい写真をたくさん撮っていただいたので、アーティスト写真やジャケットやブックレットで、いろいろなショットをお見せしたいと思いました。

── 今回はMVも特別感がありました。なんと2曲をつなげたものになっています。

内田 曲ごとに別のスタジオを使って、衣装も髪型もセットも全然違う2つの映像を、とても素敵な形でつないでいただきました。「ハートビートシティ」は夜のイメージの曲で、暗めのライティングなんですけど、風船がたくさんあったりブランコに乗っていたりと、かわいらしい映像になりました。

── あのブランコって、どうなっているんですか?

内田 「アルプスの少女ハイジ」みたいに、スタジオの上のほうからぶら下がっているんです。撮影では、ブランコの揺れが徐々にしんどくなってきて…(笑)。大変な思いをしながらも、笑顔で撮影をがんばりました! 「いつか雲が晴れたなら」はガラス越しに雨を降らせたり、部屋の中に雲のような綿を敷き詰めたりして、幻想的な映像になっています。どちらも素敵なので、ぜひご覧ください!


── 今年は思うように活動できないことも多かったと思いますが、この先の展望についてお聞かせください。

内田 今年春にアーティストデビュー6周年を迎えて、すでに7年目も半分くらい来ています。ずっと好きでいてくださる方も最近好きになってくださった方もいて、みんなの想いを感じながら、これからも歌っていきたいと思っています。年末には「Maaya Heart Beat Party!!」の開催も決まりましたし、今やれることを前向きにやっていきたいなって。これからも内田真礼をよろしくお願いいたします!


内田真礼プロフィール


12月27日生まれ、東京都出身。
2010年に声優としてデビュー。2014年4月に1stシングル「創傷イノセンス」で、アーティストデビューを果たす。今年はコロナ禍の中、7月5日に配信ライブ「Hello, ONLINE  contact!」を開催するなど、精力的に活動。12月27日には観客を入れてのライブ「Maaya Heart Beat Party!!」を開催。


CDデータ

■11thシングル「ハートビートシティ/いつか雲が晴れたなら」

初回限定盤(CD+DVD) 1,800円(税別) ※フルカラーブックレット付き

レーベル:ポニーキャニオン/2020年11月25日発売


通常盤(CD) 1,273円(税別)

レーベル:ポニーキャニオン/2020年11月25日発売


〈収録曲〉

01. ハートビートシティ/作詞・作曲:TAKU INOUE 編曲:kz(livetune)
02. いつか雲が晴れたなら/作詞・作曲:kz(livetune) 編曲:TAKU INOUE
03. ハートビートシティ [Instrumental]
04. いつか雲が晴れたなら [Instrumental]

〈DVD収録内容〉
「ハートビートシティ/いつか雲が晴れたなら」Music Video/off shot/Making


インフォメーション


●「Maaya Heart Beat Party!!」

日程:2020年12月27日(日)
時間:【昼の部】開場13:30/開演15:00【夜の部】開場17:30/開演19:00
会場:森のホール21 -松戸市文化会館-

※詳しい情報は、オフィシャルサイト http://uchidamaaya.jp/ まで


(取材・文/鈴木隆詩)

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