ジャンクハンター吉田、発売直後のXbox Series Xを最速レビュー!【極めよ、Xbox道!第7回】

2020年11月12日 14:101

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ついに待望の「Xbox Series X」が発売日当日の2020年11月10日にAmazonから到着。段ボール箱から開封した時にショックだったのは、すでに本体の箱が凹んでいて痛みアリだった点か。まぁ、ゲーム機本体に問題なければ大丈夫!

というわけで本体の箱を開封したところ、Xbox Series Xのモノリス感に感動しつつチャラい雰囲気のない無骨なデザインセンスだけじゃなく、その本体の小ささに驚いた。それなりに重量はあるが、ミニタワーPCにも満たないほどの大きさだ。

 

 

各種メディアでは「角張った形とその大きさに驚くだろう」みたいな記事をいくつか見ていたが……嘘じゃねーかよ、オイ! 

見た目が灰皿や加湿器みたいで角張っているからなのか、大きく見えるんだろうなと。もしくはライバルのソニー陣営をヨイショするべく、メディアコントロールでもされているんじゃないのかという疑いすら抱いてしまう。

 

 

さて、本体の箱には「HALO」がプリントされており、独占タイトルであるという自己主張は素晴らしい。初代Xbox版の登場から20年。一貫して「HALO」というコンテンツを大切に育ててきたマイクロソフトは、アイコンとなるコンテンツが弱いソニーのPlayStationとの違いをここで見せたいのだろう。以前開発陣に話をうかがった際、「HALO」シリーズを遊んだことのあるXboxユーザーは、全体の7~8割を占めていると聞いていたので、任天堂ハードにたとえると「マリオ」シリーズみたいなものだろう。やはり、ここは「HALO」押しで行くのは正解。

 

 

細かい部分への配慮が行き届いている仕様にも注目したい。

まず本体の箱を開封する際に封かんテープを剥がさねばならないのだが、そのテープにはベロが付いており、そこを指で持って簡単に剥がせるようになっている。ていねいな仕様は購入者にとって大変ありがたい心配り。

 

また、Xbox Series Xは縦置きしかできないと思っていたら、ちゃんと横置きができるように底面にゴムの滑り止めが4点付いていたので、ワタクシは横置き設置に。縦置きのほうがXbox Series Xらしさが伝わるが(肩に乗せたら映画「コマンドー」でシュワルツェネッガーが使っていたようなロケットランチャーっぽい)、円盤メディアは縦でディスクを入れっぱなしにしていると、ディスクにゆがみが出たり耐久性が落ちると聞いたことがあり(ディスク盤面にラベルシール貼るのもゆがみを出す要因)、CDメディア時代から横置きでマウントさせないと気が済まないこじらせた性格なので、どうしても横置きにしてしまうのですね。面倒な性格ですみません。というか横置きにすると、ますますロケットランチャー感が……(苦笑)。

 

いよいよ電源を入れて、メニュー画面などいろいろいじっていると、これまでのXbox Oneシリーズと比べてインターフェイス表示などの部分で処理の速さが印象的だ。

なお、これからじっくりと堪能させていただくつもりだが、ローンチでリリースされたゲームソフトはまだひとつも購入しておらず。個人的に期待に胸をふくらませているのは、後方互換のポテンシャルだ。PS5の後方互換機能がPS4にしか対応していないことから、圧倒的なソフト資産のアドバンテージが最大の魅力かなと。これでゲームソフトだけ手元に置いて、Xbox 360やXbox One Xとかゲーム機だらけの仕事場に置いてあるハード類は倉庫送りですわ。

 



話は変わって、身体が不自由な子どもたち向けに福祉系奉仕活動をしているゲーマーズアウトリーチ(https://gamersoutreach.org/)と俳優のドウェイン・ジョンソンが、マイクロソフトとXbox Series X/S発売直前に手を組み、米国内の小児科病院20か所へカスタマイズしたXbox Series Xを、ベッドに横たわりながらゲームを遊べるポータブルゲームシステム”GO KART”とともに5万台を無償で提供したことはご存じだろうか。

入院生活で病室からも出られない子どもたちにハートの強さとパワーの回復力をもたらすため、ドウェインがプロレスラー“ザ・ロック”時代からアイコンにしていたBRAHMA BULLの猛牛マークのロゴを刻印した特別仕様のXbox Series Xに、自身のサインとともに「笑顔を保ち、楽しもう!」というメッセージが書かれた本体を提供するなんて泣かせる話ではないですか。ドウェイン本人も初代Xbox時代からずっとXboxのコアユーザーなのでまさに適任。

「病院内でゲームやるなんてけしからん」と考える健康体な人にはピンと来ないと思うが、病気などと戦っている未来ある子どもたちは、絶望の淵に置かれている状態で小児病棟に入院しているわけなのです。そんな彼ら彼女らに、少しでも希望を与えようとするマイクロソフトとドウェインの試みはもっと大きく日本でも報道され、そして評価もされるべき。しかし、PS5の品薄ばかりが騒がれていますが、正直今回ばかりはうんざりです。ソニーも売れるとわかっているのならば、どうして半年ぐらい前からでもいいので代金先払いでの受注生産を受け付けるとかしなかったのだろうか、と疑問しかない。

未来ある子どもたちが今後もゲームを買って遊び育っていくのだから、彼らに希望を見出すためにも明るいニュースを提供するべきだと思いますけどね。ソニーは、子ども向けのマーケットを完全に切り捨てていると言わざるを得ません。さすがにマイクロソフトも任天堂に勝てるわけはないのだが、軍事分野、福祉分野など、ゲーム以外でもXboxは大活躍。いっぽうPS5は販売方法の話題だけが先行している状況で、これはどうかと思いますけどね。

ちなみにXbox Series X/Sは品薄商法をしていないので、発売日当日でも店頭で販売されていましたよ。

というわけで、4Kモニター持っている方ならばXbox Series Xをワタクシは激しく推奨しておきます。「PS5買えない」と吠えれば吠えるほどソニー陣営の術中にはまってしまうだけですからね! 

と言いながら当然PS5も買いますが(苦笑)。

 

(文/ジャンクハンター吉田)

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コメント(1)
グランツァグランツァ2020/11/14 23:35

新作がショボすぎて叩かれた挙げ句延期したヘイローをパッケージにプリントしてあるのダッサイなぁ プレステみたいにGOTY常連になれるように頑張れよ まあスパイダーマンやデモンズみたいな目玉もないし既に負け戦感はあるが

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